初日のコンサートの感想を綴ります。


セトリの内容にも触れるので、まだ公演をご覧になっていない方は、閲覧、ご注意下さい。


そして、今回は、特に古参の方は、何も情報を得ずに見に行った方が良いかと思います。





















   

今回のコンサート、僕にとって最高だった理由。


3つ目。


全曲、ほぼ、当時のアレンジで演奏されたこと。


変な話だけど、90年代には、ツアーメンバーに、本間昭光さんがいて、原曲とは違うアレンジをしてくれていて、僕はそれが結構好きだった。


「僕の彼女はウェイトレス」がディスコ風になってたり、「FISH」がさらにディープなサウンドになってたり、「ひまわり」がバラードになってたり。


既発曲でも、新アレンジを纏うことで、新たな曲の魅力が引き出されているようで、聴いててワクワクしたし、マッキーが歌い出すまで、何の曲か分からないので、そのドキドキ感もコンサートの楽しみになっていた。


けれども、僕が歳をとって、包容力が減退してるからだろうか。


2010年代以降は、オリジナルアレンジを欲している自分がいて。


「冬がはじまるよ」とか「北風」も、独特でシックなアレンジで披露された回もあるのだけど、それを2回目以降、聴く時は、つい、原曲アレンジの方を求めてたりして。


なので、今回は、“TiME TRAVERiNG TOUR”だし、“Yesterday Once More”だし、当時のことを思い出して胸熱にさせてくれるのなら、原曲アレンジがいいなーと思ってたら、まんまとそうなって、僕は感涙だった。


特に、「どんなときも。」は圧巻。


あとで時間ができたら調べてみたいけど、“キャラメルバージョン”でもなく、くしゃみから始まる“Renewed ver.4”でもなく、プレーンな原曲バージョンをコンサートで歌ってくれたの、いつ以来だろう。


マッキーにとっては、“キャラメル”こそ、「どんなときも。」に纏わせたかったアレンジで、原アレンジは、制作初期段階のイメージとは違っていたって、いろんなところでコメントしているから、もう、原曲アレンジ風の「どんなときも。」をコンサートで聴くことはできないのかと思ってた。


だからこそ、、、泣ける。


イントロで、アウトロで、泣ける。


なので、今回、アウトロのコールアンドレスポンスがなかったけど、個人的には、それでいい。


あのアウトロをじっくり聴きたい。


それほど価値のある今回の「どんなときも。」だった。


あと、これは、マニアックなこだわりで、どのくらい理解して頂けるか不明だけど、「僕の彼女はウェイトレス」の2番Bメロ、


“日曜日は少し早起きして市場に出かけよう


人混みをかきわけながら


(んー)大事な僕らの夕食を探そう”


の(んー)が、今回、ちゃんと歌われた。


「ウェイトレス」は2015年の“Lovable Peaple TOUR”で、1998年のアリーナツアー以来、17年ぶりに歌われたけど、その時、僕が観に行った幾つかの公演では、(んー)ではなく、ドラムの音が入っていた。


この、(んー)が聴きどころなのに、、、と僕は17年ぶりのウェイトレスとの再会に激泣きしながらも、ちょっぴり、残念な部分もあったので、今回の100%ウェイトレスは、最高であった。


そんなところも含めて、今回のコンサートは、最高で最強である。


あ、そろそろ、ツアー2本目、水戸公演が始まるね。


今日も素敵な演奏がみんなに届けられますように。