ことあるごとに、この話、してる。
歳をとったな、と思う時。
親しんでいる有名人が鬼籍に入る。
昔は、有名人死去のニュースを聞いても、全盛期を知らないから、「ふーん」っていう程度だった。
淡谷のり子とか、田中角栄とか、永六輔とか。
でも、最近亡くなる人は、あまりに、生々しい。
去年のKANさんが象徴的だけど、先日は鳥山明先生が、そして今日はまる子が。
48年の人生を通して親しんできたワケじゃないけど、僕という年輪のある程度の幅には、悟空やまる子の色が染みている。
それが、もうこの世にないとは。
で、今は、熱心に“世界ふしぎ発見!”を名残惜しむように見てる。
今夜は坂本三佳ちゃんが、ポンペイを探索してた。
彼女も、ずいぶん親しんでいた。
でも、もう終わりなんだな、と。
幼い頃は、いや、高校生の頃とかまで、ふしぎ発見の時間は、母屋のおばあちゃんの家に行って、おばあちゃんが甘く漬けたグレープフレーツを食べながらふしぎ発見してたな。
それも、来週で終わるらしい。
何だか、あらゆることが悲しいな。
でも、だからこそ、ますます大事に思うね。
マッキーがコンサートをし続けてくれてること。
伊集院さんがラジオをやり続けてくれること。
そんな風に、僕が10代の頃から親しんでいた人が、活動をし続けてくれてることは、本当に感謝すべきことだ。
だって、彼らによって、まだまだ、僕は若くいれる、ような気がする。
あの頃のままで、いれるような気がする。
そんな存在に感謝。
だって、槇原敬之、伊集院光、に加えて僕の青春の一角だった内田康夫センセは、すでに。
人生は、とめられない、ね。
これが、48歳の僕の眼前に広がる地平だ。