うちの息子。

3歳。

最近、しりとりを覚えた。

と言っても、「しりとり」という遊びの存在を知ったに過ぎず、ルールは解してない。

でも、誘ってくる。

「tanyちゃん、しりとりやろう」って。

僕が、

「いいよ、じゃあ、僕からね、リンゴ!」

それに対して、息子、

「バナナ!」

そして僕、

「ナシ」

対して息子、

「ミカン!」


僕が沈黙していると、

「次、tanyちゃんだよ」

と急かす。

語尾をとって次の名詞をあげることと、最後が「ん」で終わってはいけないという、これ以上でも、これ以下でもない基本ルールを無視している息子との、しりとりは、辛い。

それでも、息子は、ミカンのあと、二の句が継げない僕に、

「tanyちゃん、トマトにすれば」

とアドバイス。

「じゃあ、トマト」、

それに対して息子、

「ライオン!」


全く、どうしようもないのだが、間髪をいれずに自信満々に発言されるので、何だか、しりとりが成立しているように感じられる。

迷いがないのが格好いい。

自信は、何よりの武器だなと。

どうせ、いつかは出来るようになる。

今は、この不思議なしりとりを楽しもう。