前回、

母がグループホームにお誘いいただいたお話




の続きです




母にグループホームのことを言わないまま

入居の日がやってきました







その日は母を眼科に連れて行く日目








2020年の春なので

コロナで学校がお休み=一日中ゲームを

やっている息子にも付き合ってもらいました







母の眼科が終わり、遅めのお昼ご飯を

近所のファミレスで食べ









いざ!

母のことをグループホームへ!!








「アナタが行く「老人がたくさんいる所(我が家でのデイの呼称)」がね、お引越ししてキレイになったんだって!是非見に来てくださいって誘われてるから行ってみよう」

(↑用意していた嘘)







従順な母は、なんの疑いもなくついてきてくれます

車に乗ってるだけだけどね











はい、降りて








ここから中に入るのよ🚪









室内ばきはデイで使っていたのをそのまま使うので

違和感なし







「あ、これ私のスリッパね」目








正解OK











2階へ上がり、顔なじみのスタッフさんが











「ばぁばさん、いらっしゃーい!ばぁばさんのお部屋はここですよ~」









と案内してくださいます












母が案内されたお部屋は

みんながご飯を食べる広間の真ん前のお部屋





ちゃんとネームプレートもつけて下さってある












「はーい、私のお部屋ね!目











その時既に母は私たちのそばから離れ












「私のお部屋」

に入りスタッフさんや他の利用者さんと

ニコニコお話ししてる










でも、「私のお部屋」

の位置が気に入らなかったのか他の利用者さんに











「私の部屋はあそこなんですって!みんなが集まる部屋の真ん前よぉ~ 信じられる? 私にシね!って言ってるのと同じことよねぇ」

またシぬとかシねとか言ってる真顔





えーっと…

この部屋はウルサイからシね!って意味につながるのかしら




ちょっとよく分からないけど

失礼なこと言って…





すみません泣






スタッフさんも苦笑い












母 シねってことだーなんだかんだ言いながら

「私のお部屋」を気に入った様子










私たちの存在を忘れて他の利用者さんと

お部屋のことやらなんやら

ぺちゃくちゃお喋りしてる












一応コロナのまっ最中なわけで、

我々もあんまり長居するのが

いけない風潮だったりもし

早々に失礼することにした













「ばぁばー、じゃあ私たち帰るねー」








「あらそう」

私はどうしたらいい?




って顔をしたので、











「また来るから、今日はここに泊まってー」










「はーい!今日はありがとうね!

息子君もありがとう!

ここからアナタたちの家 遠いんでしょ?

気をつけて帰ってね!」

遠くないけどね







とグループホームへ送って行ったのですが…








本人すぐに忘れるからいいや、と







完全に騙し討ちで連れて行ったこと








ずーっと胸の内で燻っています……






ネコが大好きだった母に

チョロちゃん(母のお気に入り猫)と

きちんとお別れさせてあげられなかったこと











本当…

ママ、ごめん!











ワタシは一生

この申し訳ない気持ちを背負って

生きていくのだと思います

私が認知症になって忘れない限り……






息子にはこんなモヤモヤな気持ちをさせないよう








「私が認知症になったら  そっこうグループホームに入れてね

イケメンがいるところとかウソで釣っていいからね」

とお願いしておきました









きっとワタシが後期高齢者になる頃には

今より年金も下がっているだろうし

遺族年金もいくらもらえるかわからない

(夫よりワタシの方が残るって決め込んでる笑い泣き!?)

グループホームに入るために貯金しなきゃだわアセアセ











両親にはバッキバキに節約させて

貯金に成功したけど

自分が節約して貯金をするのは苦手です滝汗







母のお気に入りのチョロちゃん↓