父は4年前、母は2年前に亡くなりました。
2人とも認知症でした。当時を思い出しながら記事を書いていこうと思います。
思い出しながらなので、話が前後している場合もあります。
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父の認知症状を感じたのは息子たぬおと実家に遊びに行ったとき「たぬお君大きくなったなぁ。何歳だ?」と聞き、たぬおは「6歳だよ!」と答えていた。
「おー大きくなったなぁ!小学生か?」「うん!1年生!」……
1分後「たぬお君大きくなったなぁ。何歳だ?」「6歳!」「おー大きくなったなぁ……」永遠に続く![]()
よく息子も純粋に同じ答えをしていたものよ![]()
3回目くらいになると、母もさすがにしつこいと思ったのか「やぁねぇ、さっきも同じこと聞いたじゃなーい。最近お父さん同じことばっかり言うのよー」と言い、父も「そうかぁ?」と言ってわたしも「そーだよそーだよー」と和やかムードでみんな「ワハハハ~
」って笑うんだけど、またすぐに「たぬお君大きくなったなぁ。何歳だ?」に戻るというね。
元々何回も同じ話をする人だったから最初の数回はあんまり気にならなかったんだけど、さすがに5回過ぎたあたりからなんか違和感は感じたかな。
帰りの車で息子たぬおに「あんなに何回も同じこと聞かれたのに毎回ちゃんと答えてエラかったね」と褒めたよ。本人はあんまり気にしてなかったみたいで「そう?」って感じだった。
父方の祖父母も母方の祖父母も認知症になってなかったから、認知症の人を身近で見たことがなくて。噂では聞いてたけど、これが認知症なの???と不思議な感じがした。
同じことを質問する以外は普通だったしちゃんと会話もできるし。
当時は認知症のことよくわからなかったから、「もー!何回同じこと聞くのよ!」って言っちゃってたけど、その時の父は孫の年齢を聞いた記憶がないから、何歳なのか知りたくて何回も聞いちゃったのかもしれないね。
最近そんなことを思ったところで時すでに遅しだけど。両親とももう亡くなっちゃってるから![]()