危機 その68



なぜ我慢して同居を続けたかと言うと、ひいばあちゃんがおったからやな。



前々回「家の中に7人の敵」と言ったけど、うちの場合は少し違った。ひいばあちゃん(旦那の祖母)がおって、この方だけがうちの味方やった。嬉しかったし、恩義に感じてた。周り中敵だらけの中、たった一人かばってくれた。このひいばあちゃんのためにな~。うちは我慢出来るまで我慢しようと思ってな。



それに、あの鬼姑のことやから、ひいばあちゃんの介護はしてくれんやろうと思ってな。うちが少しでも介護手伝わないと・・と思ってた。


また、うちの祖父母はみんな死んでしまった。もううちの方には、ひいばあちゃんのような方はいないから、ひいばあちゃんにみてもらうことは、小坊主のためにもなるんじゃないかと思って・・・。



ひいばあちゃんはたまに、親戚に電話してて、その時にそれはそれは嬉しそうに小坊主のこと話すのな。そんな姿見るとな。自分だけ我慢すれば、全てまるくおさまるんだと思って耐えたよ。



世の中の嫁様はみんなそうやろうな。お金のためとか、子どものためとか、理由はそれぞれに違うやろうけど、「自分さえ我慢すれば・・・」という思いで必死に耐えてる。



でもあまりにも辛かったから、ひいばあちゃんにはついつい言ったよ。鬼姑に「子どもを置いて、一人で出て行け」と言われたと・・・。

だからうち、ひいばあちゃんのために必死で頑張るけど、ダメかもしれんとね。


ひいばあちゃんはしばらく絶句した後、「(鬼姑は)まだ若いから、分からんのかな~」とつぶやいた。



あ~~。ひいばあちゃんが言うように、鬼姑はまだ若い(この時はまだ59歳ぐらい)から老後の心配なんてしてないだろうさ。しかしな~。そこまで言うた嫁に、もう老後の面倒みてもらえんからな。それをひいばあちゃんも心配したんだと思う。鬼姑には旦那一人しか子どもがおらんからな。



あ~。今、義父母からごっついイジメや嫌がらせ受け取る嫁様おると思うけど、そんなヤツの老後の面倒なんてみる必要、一切ないからな。今のうちから「老後の面倒みない」と宣言しておくことをオススメするよ。直接言えなければ、旦那にでもな~。


うちは旦那に言った。「あいつら(義父母)の老後の面倒は一切みない。見たければあんたが見ろ。その代わり、うちは一切手伝わねぇむかっむかっ」とな。