夜中の1時15分に、携帯が鳴った。飛び起きて電話に出ると、「もう長くないので直ぐきてください」と言われ、子どもたちをどうするか悩んだけど、「朝まで持ちません」とはっきり言われたので、全員たたき起こし、病院内も走って、1時半前に母のそばに駆けつけた。
5時間前に別れた時は、いつもの母だったのに、、、少しずつ冷たくなってくるのを、ずっとなでて皆で話しかけて。夜中だったけど、何とか東京の姉と、姪一人だけ捕まえられたので、電話越しでナナに話しかけてもらった。3年前に何度も覚悟した筈だったのに、実際に本当に最期の時が来たら、覚悟なんて何にも役に立たないもんだと痛感した。
看護師さん達は、「気が済むまで家族で過ごして」とナースステーションで待機してくれて、1時間強、私たちだけで過ごさせてもらった。その後、ドクターが確認に来て、看護師さん達がエンジェルケアをしてくれるのを一緒に傍らで見守らせてもらった。本当は私もさせてもらうつもりだったけど、まだ暖かい背中に触れた瞬間、号泣してしまい、手を添えさせてもらうくらいしかできなかった。
4時半ごろ、息子も眠気が我慢できなくなってきたので、病院をあとに。母のそばを離れるのは、寂しく、とてもつらかったけど、それ以上に冷たく、顔色が変わっていくのを見ているのはつらかった。ほんの数時間前まで、赤味もさしていた肌が全く違う色に変わっていく。母が本当に逝ってしまったのだと、心臓が痛い。
