昨日は都内にて、某金融機関に勤める、東大数学部卒、同大学院卒、元みずほフィナンシャル最年少エコノミストの方から、
「労働とマクロ経済」の勉強会でした。
目から鱗の連続でした。(ラフメモを↓に残します)
女性、高齢者、非正規雇用…全て重要な論点です。
さらには保守VSリベラルより、多様性(自由)尊重vs強権・統制派の軸の方が、大きな差を引き起こしていることもよく整理され、大変勉強になりました。大いに議論も盛り上がりました。
特に今はどの党も一律、“多様性尊重“を訴えていますが、その功罪を踏まえつつ、判断しなければならないと痛感しました。
単純な、パターン分けで決めつけて政治を見るのではなく、
データに基づき、思い込みを排して、背景思想を踏まえながら、
誰もが言うようなありきたりの政策ではなく、本質的な政策を、提案していきたいと思います。
- 国際的に、若者は政治に関心が高い(!)
- 特に雇用に関心強い。他世代とズレてる
- 労働市場がバブル期なみ…?
- アベノミクスで増加した雇用者は、女性と高齢者
- 左派政党は、労働者の味方ではない
- 自民党が、財界のみならず、労使協調の労働者も優遇。故に左派は護憲やジェンダー問題を中心にせざるを得なかった
- 若者は国際的には左派政党を応援するのが通例
- 左派…アイデンティティクライシスから、多様性を尊重
<女性>
- 女性が労働参加したのは…生活苦? NO! 自由な時間が欲しいし、家事育児と両立したい、家計を補助したいから⭐️。そして富裕層から困窮層まで等しく労働参加している
- 女性労働の半数は非正規雇用…
- 多様性尊重派;今は問題なし。個々人の意思を尊重されるべし 本人が望まないのに労働参加を強いるべきではない
- 格差是正派;今は問題あり。女性が希望しないという環境こそが問題!
- 女性管理職希望者が増えない…
- 多様性尊重派;今は問題なし。そもそも管理職を希望してないのだから。個々人の意思を尊重されるべし 本人が望まないのに労働参加を強いるべきではない
- 格差是正派;今は問題あり。女性が希望しないという環境こそが問題!無理にでも管理職を増やすべき。でないと男女格差が固定化される
- 女性管理職を無理やり増やそうとする思想は、強権的であり、特定の価値観的(IBMのプログラム)
- ⭐️多様性尊重なら、どっちも認めるべき
- 🔴女性活躍と少子化対策は矛盾
<高齢者>
- 弱者と強者、両面あり! 一律ではない🔴どうすれば??
- 弱者;生活保護の半分
- 強者;金融資産の2/3
- 高齢者は、超格差社会!
- ジニ係数0.4を超えると、暴動起こる
- 少子高齢化の本質は、、、平均寿命が長くなったから!
- 現代の退職年齢は、1955年だと40代半ば
- 1955年の60歳は
- 長寿社会における、高齢者の定義は、再定義が必要??
- 昔、福祉は企業がやっていた だから福祉予算は少なかった 企業が家族的だった
- 横田;リスキリングのコスパは、若年?中年がいい?
<非正規>
- 非正規雇用のうち、不本意非正規の人は1割!
- 年越し派遣村のような30〜50代男性派遣は1%
- 景気が良くなると、自発的な非正規雇用が増える
- 彼ら自身が非正規を選択した(例;アンダークラス)。しかしこれを自己責任と言い切れるか…? メディアも政府も煽ったのでは?
- 多様性尊重に原因があった 格差是正
- “自民党・財界は正社員という古い価値観を守り、多様な働き方を認めてこなかった“はウソ! むしろ推進してきた。今では与野党とも多様性推進大合唱
- アメリカ大統領選挙、フランス大統領選に見るように、右派化ではなく、保護主義・格差是正が評価された
- 多様性に対する疑義は、左派からでてきた(!)
- 右下…2重に悲観的=人間は賢くない、人為も無理
- 左上…楽観的=個人はやれる、設計もできる=犯人がいて攻撃的。“自民党を降ろせ”しか言わない。覆い被さる悪者を取れば上手くいく、と思い込んでいる
- ⭐️現状認識のGAP 例;福祉国家?
- ⭐️人間はどこまで合理的か?非合理か?
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