先月25日は東京へ。
姉崎高校を建て直した、白鳥秀幸先生(現・横芝敬愛高等学校校長)による講演を拝聴し、大変学びになりました。
白鳥先生の情熱と徹底が素晴らしく、この知見をぜひ、今の千葉県の教育再生に活かしていきたいと感じました。
今期は私は、県議会文教常任委員会所属ですし、教育改革は私の政治の原点。
教育再生の可否は、日本の未来を左右します。
全力で頑張って参りたいと思います。
<備忘録>
- 平成16年、姉崎高校に校長として着任したら、、、驚いた。
- 入学式の校長式辞は、おしゃべりが多くて3回打ち切った
- 3年生は半分。2年生のうちに半分まで退学してしまう
- 着任前の6年間で3人死亡。定員割れ。
- 自己啓発指導重点校の指定
- なんで私がこんな学校に?!と思ったが、ピンチはチャンスと、取り組んだ
- 小学校では、外国語活動、道徳など、、、でも流行に流されていないか? 読み書き算盤は
- ブラック校則を批判するが、、、なぜ必要なのか?授業が成立しないから。
- 火災報知器が年中鳴っている
- 男子トイレは鏡が一枚もない すぐ割られる
- 進路も悪い 就職先に訪問した
- 荒れた学校は、花一本無い
- 生徒の内面の特徴
- 学習に自信が持てない。500点満点で200点台が数名。学校への帰属意識も薄い。将来の目標もない。→無気力、批判的、享楽的に。根本は学校が楽しくない、勉強がわからないから。小学校2年生で九九につまずくと、ずっと引っかかる
- ベネッセ教材は、著作権の壁で、断念
- 学校は優先順位がある。1生徒指導、2学習指導、3進路指導 三位一体で効果的にやれば、生徒は自信を回復する
- 改革の実践…
- 毎日校門を校長自ら開けた
- 毎日学校を歩いた 全部チェックした 校長の足跡が肥やしになる タバコも3年間拾った
- 花いっぱい運動 植えたら水をやる、草も取る 花が育つと生徒も嬉しくなり心も潤う
- 割れ窓理論。壊されたらすぐその日に直した はじめは事務員には嫌がられたが最後は感謝された 間接的な教育も大事 事務職員を蔑ろにする空気もある場合があるが、それは良くない
- 挨拶運動 はじめは声が小さかった
- 学び直し
- 再登校指導 服装、頭髪❌なら、帰らせた
- 茶髪なら染め直して出てこい
- テントで毎日3人やってた。寒かった→中古ユニットハウス買ってきた
- 再登校生徒数、帰宅生徒数は数字で見るべき 指導で7月には減るが、夏休み明けの9月はまた増える それをまた減らしていく
- いつ来てもいい、いつ帰ってもいいだった
- 反省カードで、自己反省させた
- クリーンアップ運動;荒れた学校に共通するのは、汚い。ゆえにクリーンアップ運動に力を入れたら、鍵山秀三郎さんと会わせてもらえた
- 授業マナーキャンペーン 机の上に余計なもの多い 教科書ノート以外しまう
- 机の整列など
- 授業マナーを全員で読み上げた
- 遅刻対策;遅刻したら、次に早く来ればOKとしたら、生徒は熱心になった
- 授業形態の工夫 体育の先生がしっかりすると座学はうまくいく ネクタイもさせる
- 習熟度別、少人数別。加配があったのが有難かった
- マルチベーシック;基本的事項の復習
- ステップ1、2、3
- 進路;インターンシップ
- 部活加入率 はじめは20%→80%に。
- 一つひとつのことを丁寧にやった。生徒のためと思ったら、一千万人といえども我ゆかん!の決意で臨んだ
- 地域との交流;昔は姉高潰せ!と言っていた人が、一番の応援者になってくれた
- 自己啓発指導重点校;一人一人が夢を持つ
- 成果
- 13年連続定員割れ→4年後に退学ゼロ
- 改革後、310校が視察に来た!
- (制度改革)
- 調整手当4%より、一生懸命やる人に上乗せすべし⭐️
- 新しい教えることが増えているが、その分減らしていない!教える側も学ぶ側も大変
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