今日は議会質疑4日目でした。相変わらず多忙過ぎて、更新遅く、申し訳ないです💦



先週末日曜日、四街道市憲法改正推進市民の会が開催され、

長年の友人である、宇都隆史・元参議院議員による、講演でした。


落選中の苦しさは、私こそが最も知りますので、宇都さんもさぞかし苦しい心中と思います、が、

良い意味で現職中よりも落ち着いた、脱力した、大局的な観点の、素晴らしい講演でした! 

こういう本質的な考察こそ、真に責任感ある姿勢だと再認しました。


やはり、宇都隆史は、日本に必要です!



私からも激励演説!




概論

  • 憲法は、政権を国民が縛るためのものだが、同時に統治機構の設計図でもある。
  • その中でも、必ず書かれなければならないのが、リスクヘッジ。しかしそれが憲法に書かれていない
    • 個人のリスクのヘッジ=社会保障;年金、介護、医療、など
    • 国家のリスクのヘッジ=安全保障;紛争、革命、テロ、大規模災害、感染症。特殊な機関(軍、沿岸警備隊、警察、消防)が対応しなければならない
  • (書き込まれていないからか)各機関への予算規模もバランスが悪い。社会保障は全体の4割。安全保障は1割無い。





自衛隊の過去の沿革

  • 1945.8.15 停戦
  • 1945.9.2 敗戦 主権剥奪、占領下日本“ =occupied Japan
  • 1952.4.28 主権回復
    • サンフランシスコ条約第1条 全てこれで戦争終結、日本の主権回復
    • それまでは占領軍。ゆえに選挙で立候補もできない、法律も作れない。国会開会のベルを鳴らすのもGHQの許可必要
  • 1947.5.3 日本国憲法施行
    • 制定の過程自体に、大きな瑕疵がある!憲法無効論の論拠
    • 戦時国際法の中に戦勝国が敗戦国の憲法や法律を書き換えてはならないとある。それを違反したのがアメリカ!
  • 新憲法の議論
    • 例えば“2院制にするか否かで、日米でもめた。日本側の2院制は押し切った
    • しかし9条は、絶対に入れろ、と押し切られた
  • しかし不思議なのは、なぜその後サンフランシスコ条約で主権回復したのか? 警察予備隊もできたのか? =戦略変更があった!
    • それまでは日本の力を削ぐため。そもそも日米紛争の理由は、支那における利権の争い。しかし結果は、国民党が台湾に逃れ、中国共産党が取ってしまった敵を見誤った。共産主義こそが最大の敵だと気づいた
  • 1950 朝鮮戦争。これは単なる軍事衝突ではなく、民主主義陣営対共産主義の、思想の戦い。反共の戦いを、世界的にやっていた!
  • 1960.1 岸内閣が日米安保改定
    • 共産党と戦っていたから、岸は統一教会=勝共連合、とも組んだ。それだけ戦いが必死だった時代




★1976 ミグ25戦闘機函館亡命事件

  • 現場で責任とれ、となった。政権は責任取らない(!) 
    • ミグはアメリカに運ばれ、全て
  • 栗栖統幕長法制度が無いのは、政治の怠慢だ@週刊ポスト取材” ←国会で文民統制違反!と騒がれ、大問題に。
    • 栗栖さんは一切間違っていないと貫き、最後は自ら辞職した
    • 福田赳夫栗栖を切るのは、泣いて馬謖を斬るようなものだ“ →有事法制の議論開始
    • 先輩たちが、筋を通して、自衛隊の活動環境を作ってきた




改憲議論

  • 9条への自衛隊明記は、自衛隊の問題の固定化になるのでは?と、反対した
    • 軍と警察の違い。ネガリストとポジリストの違いなど
    • 守るべきは国際法のみ。
  • 軍は、三権分立と、独立している国が多い
    • 軍法があり、軍事法廷も、別個
    • 日本も軍が独立するには、憲法改正し「国防軍」が必要。また、軍法(新規の法律)を作り、そこで隊員を国家公務員から切り離し「軍人」という特殊な待遇を与えねばならない。最後には軍事法廷の設置
    • 2008年(平成20年)219日の、護衛艦あたご漁船清徳丸衝突事件も、軍が独立していないが故の、システムから生まれてしまった問題
  • ウクライナ紛争は、民主主義VS専制主義 の戦い
    • 調査自国が戦争になったら貴方は戦いますか?“ ほとんどの民主国家は50%以上。最下位は、日本13%! これでは現場は戦えない
  • 戦争の勝敗目的達成VS国民の許容限界
    • 短期で終わらないと、もたなくなる
  • 核保有国9つのうち、3カ国と接しているのが、日本。問われているのは、自衛隊員の覚悟ではなく、政治の覚悟、国民の覚悟
  • 政治に関わる大切さを、隊員に訴えたい





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