15日、隊友会四街道支部定期総会でした。
日頃絶大にお世話になっている、隊友会四街道支部さんなので、御礼を込めて出席。3年ぶりの開催に、感慨深いです。
開催を祝して、懇親会では私も一曲、お贈りしました(^^)
そのなかで、住田和明・元陸上総隊司令官の講話をお聴きしました。
陸上総隊といえば、藤田・初代幕僚長は下志津駐屯地司令でしたし、
住田司令も、久留米卒業のあと、初任で下志津駐屯地教導隊に勤務され、四街道にも2年在住されたとのことで、なにかと我々ともご縁あります。
お話は大変的確な、極めて専門的かつ現場最前線の話で、本当に素晴らしかったです!
もっともっと深く学びたい、こういう話が理解できるよう、国民の国防に関する基礎知識も向上させなければ、と感じました。
「議論しない」という“非核四原則”も、改めねばならないと強く感じました。
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- 中露北、3正面作戦は困難
- 現代において、テロとの戦いはあろうとも、まさか国家と国家が戦うことは無いだろうと思われていた。1月時点でも、専門家のほとんどは、軍事部隊が攻め込むというのは考えられない、と言っていた
- 国家安全保障戦略が世の中にほとんど知られていないのを、改善したい
- 中期防や防衛大綱は、装備品を買うためのものになっていた。本来は「統合防衛戦略」が必要
- 非核三原則+議論せずで、非核四原則になっている
- ウクライナ戦争は、ゼレンスキー大統領の強いリーダーシップに国民がついてきている。
- 非対称な戦い…戦車や航空機に、誘導弾やドローンなどで抵抗
- NATO加盟は、係争地があったらダメ。全加盟国全会一致で賛成しなければ入れない。
- 核保有国が核保有国に戦うことはほとんどない、が、核保有国が不保有国に侵攻したのが今回
- ロシアの新戦法は、事態を好転させるためにあえてエスカレートさせる。相手にエスカレートさせた責任を転嫁して、低出力核(戦術核)を使う想定になってきている。広島の核の10分の1。
- 高橋先生「核の限定的使用が現実のものになってきた時代」ウクライナ戦争にかかわらず
- 力による現状変更は、既になされている。しかし一寸たりとも渡さない、という戦いが必要
- 世界は今、ロシア包囲。そんな中頼る国は、中国。依存度も高まるだろう。ルーブルもなかなか暴落しない
- 国連改革…中露が拒否権を持つ限り難しい。安保理改革不可欠
- 日米同盟…ヤリの部分をもっと担ってもらうべし
- 情報の格下げ、共有
- ハイブリッド戦…武力攻撃事態と認定できないようにしたままに、進める
- 米の勝ち目は、やはり核。オホーツクのバスチオ化
- LRHWの射程は、2700キロ〜と言われている。日本もそれと同様の装備が欲しい
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