田沼ニュース 第646号 R3.1.2


■■■謹賀令和四年…壬寅”新しく立ち上がる“■■■

令和4年、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

昨年も多くの皆様に、本当にお世話になりました。
心から御礼申し上げます。

コロナ禍が続き地域のイベントや会合が無くなり、なかなか皆さんとお会いできなかったのが残念でしたが、秋以降はだいぶ落ち着いてきたのが希望の光とも思います。
ひきつづき、恐れ過ぎず、油断し過ぎず、「正しく=適量に恐れる」ことを、心がけたいですね。

今年も例年同様、国旗掲揚の上、市内各地の神社に初詣でをし、各地の氏神様に、感謝と新年の抱負を、祈願しました。
去年よりも人出が回復しているように思われ、各地でお知り合いと話せたのも嬉しかったです。

今年も、重要な選挙が続きます。
2月に四街道市長選があり、7月には参議院選挙があります。
特に「四街道新時代!」を掲げてきた私としては、県政に身を置く者ではありますが、市政が大きく動く市長選挙に、強い期待と関心を持っています。
市民の方には、必ずや投票に参加して欲しいと、心から願います。
町は皆で作るものですから…!

本年は「壬寅(みずのえ・とら)」の年です。
https://raksul.com/magazine/column/new-year-card-zodiac/
壬寅は「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」を表しているそうで、まさに「新時代」に相応しい年のようです!
私もぜひ、新時代を切り拓けるよう、精一杯努めたいと思います。

皆様にはまた、様々なお願いごとがあろうかと思いますが、ご理解ご協力をよろしくお願い致します。

今年も、一言でいえば、
★田沼たかし、志を貫きます!★

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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■■■究極の「政治の見える化」【9月議会一般質問3】■■■

9月議会一般質問を、恒例の究極の「政治の見える化」として、質疑全文を公開します。

6つ目は、歴史教育、特に議論型の歴史教育についてです。
ある意味、この質問は、私の県議会議員人生で、最もやりたい質問でした。

これまで政治家として長年取り組んできた、「正しい歴史観を養える教科書の採択」「(それを避けようとする、事なかれ主義的な)教育委員会制度の改革」は、引き続き私のライフワークですが、
より具体的な授業の実践として、「議論型歴史教育」の可能性に気づかせてくれたのが、齋藤武夫先生による実践でした。

日本を変える教育の姿がここにある!という、強い思いで、提案型の質問をぶつけました。

※動画もあります
https://www.youtube.com/watch?v=cv_CCLjHxs0&feature=youtu.be

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学習指導要領社会科の目標には
「社会的事象の意味や意義,特色や相互の関連を多面的・多角的に考察したり,社会に見られる課題の解決に向けて選択・判断したりする力,思考・判断したことを説明したり,それらを基に議論したりする力を養う。」
とあります。

それをまさに実践しているのが、元埼玉県小中学校教師である齋藤武夫先生です。
先日、県議会有志の議員勉強会で、齋藤先生から直接講義頂きました。
素晴らしいお話でした。
https://ameblo.jp/tanuma/entry-12683786346.html

配布資料②をご覧下さい。
齋藤先生の授業用スライドの一部です。
その時代のリーダーになって日本の未来を選択する問いを、たくさん子供たちにぶつけて、どちらかを選ばせて議論をするのです。

たとえば右上の「北条時宗がフビライから国書を受け取ったときどうするか?」
皆さんいかがですか?
私なら、世界最大最強のモンゴル帝国ですから「A従う」を選びます。
でも時宗は「Cはっきり断る」
そして断固戦った。
危険な、勇気ある決断だったと思います。

問われてみると、難しい判断のものが多いです。ぜひ皆さんよくご覧下さい。


子供達の議論も大変盛り上がるそうです。
授業が終わって休み時間でも議論を続けていたりするとか。
「社会が好きになった!」「明日も社会やろ!」となるくらいです。

この議論型歴史教育は、確実に深い学びになります。
いかに先祖が悩み、苦労をして国作りをしてきたかがわかり、先祖への感謝や国民の自覚が強く芽生え、有効な主権者教育となります。
更には日本が大好きになり、日本人であることに誇りが持て、自己肯定感が育ちます。
実際にこの齋藤方式を実践した、弟子の教師の方々から、そのような実績がたくさん報告されています。

素晴らしい実践ではないでしょうか。
私は「日本を救う教育は、まさにこれだ!」と確信しました。
お尋ねします。

【Q】小中学校における歴史教育において、互いに議論する授業が大切と思うがどうか。またそのような授業の導入状況はどうか?


【答弁:教育長】
〇学習指導要領においては、歴史や社会に 見られる課題を把握し、考えたことを説明したり、議論したりする力を養うことが示されています。
〇学習指導要領を踏まえ、例えば中学校歴史の教科書では、戦国時代の大名の政策について、資料を読み取り、考察した内容を基に話し合い、理解を深めるための活動などが
盛り込まれており、教科書を活用した対話的な学習が行われています。
〇県教育委員会では、教科書を活用した対話的な学習の効果的な実施方法について、指導主事が学校を訪問し、指導・助言しているところであり、引き続き、歴史に関する授業の充実に努めてまいります。


ご答弁では、導入が十分かどうか、わからないですね… 聞き方を変えます。

【Q】歴史教育に関して、学習指導要領に「議論する」ことが記載されるようになったのは、いつからでしょうか?

【Q】また、議論する授業の充実には、指導主事訪問のみならず、様々な研修の充実を図るべきと思うが、どうか?


【答弁:教育長】
〇小学校では令和2年度から、中学校では令和3年度から、それぞれ全面実施となって
いる学習指導要領の歴史教育に関する目標に「説明したり、それらを基に議論したりする力を養う」という記載がなされております。

【答弁:教育長】
〇県教育委員会では、優れた指導力を有する教員を「授業づくりコーディネーター」として認定し、その教員の作成した授業動画を校内研修で活用するなど、今後とも研修の充実を図ってまいります。


【要望】学習指導要領で「議論する」が目標となったのは、まだ日が浅いのですね。
それではまだ現場での導入は十分ではないでしょう。
今後は積極的な導入を要望します。

もちろん、ハイレベルな取り組みと思いますので、必要なのは、研修と、その余裕づくりです。
齋藤武夫先生は元教師であり、そういう方からも学べるようにして欲しいです。
また民間でも素晴らしい研修は多々あります。
意欲ある教員の方々が、それらを受講できるよう、ルール的にも経済的にも整備して欲しい。
働き方改革による、その余裕づくりも併せて要望します。



■■■本年もよろしくお願いします■■■