旧知の、鈴木英敬・衆議院議員による、「10年の知事経験から見えた国政課題」を、昨日オンラインで聴きました。中田宏さん代表の地方制度研究会にて。


さすが、豊富な現場経験からの言葉はどれも説得力があり、
こういう地方政治の声を国政に伝えていくことが日本再生には必須だと、強く感じました。


最近は地方分権改革や道州制などの議論も下火です(野田聖子さんが地方創生担当大臣なんですね。知らなかった💦)。
しかし問題が無くなったわけではない、むしろ悪化しているのが、この日の話でも明らかになりました。


私も地方の実態を、いろいろなルートから、国政にも伝えていきたいと思います!


- [ ] 国政の課題は大きく4点。1.国の政策は、ほとんど地方の現場目線になってない。

- [ ] たとえば児童虐待。悲しい事件も起きたが、虐待と判明できなくても保護するようにした。国基準だと児相は2カ所、職員100名。しかし実際は6カ所220名。差分は県の持ち出し。

- [ ] ワクチンも。国は12月から3回目、と発信する。しかし地方首長は、いつからより、いつまでに打ち終えられるかが大事。

- [ ] 最低賃金を上げろと国は言うが、扶養控除の壁130万円を超えないようにしてる人は、働く時間を減らす。その矛盾解決を国は全然していない。

- [ ] 2.危機管理とリスクコミュニケーション。国は平時から有事への切り替えが、遅い、基準曖昧。職員は有事を認めたく無いので。自治体は即座にできる。

- [ ] 有事への備えも不足。三重県では保健所業務の一部、感染者運搬を、バス会社に依頼しておいた。リスクコミュニケーションガイドラインも。

- [ ] 3.日本の不可欠性を構築するべし。レアアースには中国不可欠なように、日本も自立を高めるべくやっている。しかし世界の国にとって日本は不可欠だと思われるようなことを戦略的にやってきていない。

- [ ] 4.一極集中の弊害是正は、知事だけでは限度あり。令和版日本列島改造論が必要。均衡ある国土発展、分散化を目指した。しかしできたか?インフラより、防災減災、子育て教育、医療、デジタルで、都会より地方が優れているのを目指すべき

- [ ] なりたい職業トップ10に政治家はいるようにしたい

- [ ] 伊勢志摩サミットでの内宮参拝で、メルケル「日本の強さの源泉を見た」

- [ ] 誰が知事をやっても同じ…ではない!ことがわかった。地方マネジメント経験が、当選回数よりも評価される政治にしたい

- [ ] 田沼:令和版日本列島改造論のためには、財源人間の地方移譲が必要と思うが、その議論が国会でほとんど無いのでは?
→鈴木:アフターコロナではまさに重要な議論。

- [ ] 中田:地方政治の変革を訴えられる人が国会にもっと必要!



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