究極の「政治の見える化」、8つ目は、IRについて。


長年わたしは、IR推進論者として、県政からも幕張地区へのIR導入を願ってきました。

ラズベガス、シンガポール、マニラなど、いくつか他国を見てきましたし、衆議院現職中は法整備の議論も第一線で関わりました。


そして、他国にできるなら日本でも必ずできるはず、いやむしろやらなければ国際競争で負けてしまう、という思うに至りました。


日本の国際競争力を高め、かつ千葉県活性化のためには、MICE機能がほぼ整備されている、幕張地区への導入が、有効かつ必要だと思っています。



なお蛇足ですが、私が当選させて頂いた2012年衆院選のときは、同僚の千葉市議会議員各位と超党派でシンガポール視察中でした。

その中で野田総理が解散してしまい、帰国便が決まっていて即帰国ができなかったため、マリーナベイサンズの屋上プールで時間潰しをしていたのが思い出です。


※なんだか遊んでるみたいですが…😅




奇しくも8月の横浜市長選では、関東地区での導入の最有望地だった横浜市が、IR導入反対で政治的に決まりました。

これは千載一遇のチャンスと、熊谷知事に質問しました。


 

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先日の横浜市長選挙でIR反対派の候補が当選し、その後山中市長は「IR誘致撤回」を正式表明しました。

 

 



知事、今がチャンスです! 今をおいて他にありませんよ!
空の玄関、成田空港を有する、我が千葉県こそが、手を挙げるべきです!


他の有力自治体は、大阪など、西日本に集中しているため、東日本での誘致を歓迎する意向が、国にはあると聞きます。これは願ってもいないチャンスです。

実際、東京都も今後誘致検討に入るのでは、との見方もあります。



もちろんIR誘致には根強い反対論があり、知事も容易には決断できないのは承知しています。これも10年近く前、私がいた千葉市議会でも度々議論されていましたし、決断の困難さはよく承知しています。


しかしだからこそ、県民の圧倒的支持を得ている今、決断頂きたいのです。安倍政権が支持の高いときに平和安全法制を、多くの批判を受け支持率を下げながらもやり抜いたように、政権に体力のあるときにこそ、難題に取り組んで欲しいのです。


また、誘致には、県と千葉市の連携が必須ですが、それも今がチャンスです。

千葉市の神谷市長は、熊谷知事の後継者として同じく圧倒的支持を得て就任されており、連携に問題はありません。

知事も市長時代に県の対応について煮え湯を飲まされたとも仄聞しますが、今ならその心配もありません。



知事の県政ビジョンでも「県自身が積極的に千葉市と連携を深めることで一層の活性化を図りその効果を県内全域に波及させる」とありますが、その最大のチャレンジが、「幕張へのIR誘致」ではないでしょうか?


お尋ねします。


 

【Q】横浜が断念する今こそIR誘致の手を挙げるべきではないか?

 

 

【答弁:総合企画部長】

〇IRについては、観光や地域経済の振興等、効果が見込まれる反面、犯罪予防やギャンブル依存症の防止など、対策を講じる必要があることから、まずは、地元での機運の高まりが重要です。

〇県としては、今後とも国や市町村の動向を注視するとともに、市町村から具体的な相談があれば、適切に対応してまいります。

 

 

【要望】「市町村から相談があれば…」というが、神谷市長は、熊谷知事が深く信頼した元副市長。知事から話せば、間違いなく検討するはずです。受け身にならないで頂きたい。
今ちょうど自民党総裁選の決選投票中ですが、新たな総裁によってIRの方針等がどう変わるのか、見極める必要もあるかもしれませんが、その上でぜひ、IR導入の決断を要望します。

 


田沼所感(★議場では発言はしていません)

これはある意味、政治的リスクの高い決断でもあり、熊谷知事も容易には決断できないのは承知していますが、

だからこそ継続的長期的に、訴えていくべきと考えています。

千葉は県も市も連携ができて、かつしばらくは政治的に安定すると予測されます。そして岸田政権でも、IR導入はもう止まりません。関東でどこかに導入は必須ですし…!

こういうときにこそ、歴史に残る決断をして欲しい! そう願いながら、引き続き求めていきます。