9月議会一般質問を、恒例の究極の「政治の見える化」として、質疑全文を公開します。

まずは在宅医療についてです。

 

 

 

<原稿>-------------------------------

医療体制の逼迫で、自宅療養者が急増し、在宅診療が必要な場面が増加しています。
本県では「千葉県新型コロナウイルス感染症対策事業補助金」のメニューで「往診」に限って支援をしています。

 


確かに対面診療も必要です。しかしそれだけで、自宅療養者をカバーしきれるのでしょうか?いっときは約1万人になったのです。


感染が落ち着いてきた今こそ、第6波への備えが必要です。
そのためにも、電話診療・オンライン診療の体制を、今のうちに強化しておくべきではないでしょうか?


往診を補助するとしても、対面を嫌がる医師も多かったとのこと。ハイリスクですから理解できます。その面でも電話・オンライン診療が必要です。


電話・オンライン診療による在宅医療は、アフターコロナでも重要です。今後到来する高齢化社会では、病院に行くことすらままならない、移動手段のない高齢者の方も、必ずや増えてくるからです。
だからこそ、電話・オンライン診療が、より一般的になっておくべきではないでしょうか?
お尋ねします。

 

 

【Q】在宅医療について、電話診療・オンライン診療も支援すべきでないか

 

 

【答弁:熊谷知事】

〇県では、国が策定した指針を周知することにより、電話診療・オンライン診療の適切な実施を推進してきました。

 

〇そうした中、国では、急増した自宅療養者を支援する観点から、本年8月16日から新型 コロナウイルス感染症に係る電話・オンライン診療の初診・再診の診療報酬を大幅に引き上げたところです。

 

〇県としては、新型コロナウイルス感染症に係る自宅療養者に対する電話・オンライン診療が広く適切に実施されるよう、引き続き医療機関に働きかけてまいります。

この、特にオンライン診療に関しては、コロナに限らず、今後の医療全般において、しっかり効果を見極めていく必要があると考えています。

精神科ですとか、診療が途切れがちなそうした診療科目における有効性なども議論されておりますので、しっかり県としても見極めていきたいと思います。

 



田沼所感(★議場では発言はしていません)


オンライン診療・電話診療ができれば、患者も移動の負担が無いし感染させずに済み、

医師も感染リスクが減ります。

特に初期の診療には大変有効ではないでしょうか。


知事も精神科のことを答弁していました。精神科は問診だけで、触診はほぼないでしょうから、最もオンライン診療に向いていると思います。

感染症対策でも近いレベルの診察が可能ではないでしょうか?


しかしまだまだオンライン診療ができる施設は極めて少ないのが現実。ぜひ県当局には主体性を持って、今こそ力強く、進めてもらいたいです。