田沼ニュース 第599号 R2.12.28

26日に45歳になりました。
大変多くの皆さんから、お祝いのお言葉を頂き、かくも多くの方にご記憶いただいていたのかと、改めて感銘しております。

45歳にもなると、不思議とまず、産んでくれた親に感謝が湧いてきます…
そして、我が残り人生の意味、使命、目標、志を、確認したい日です。

昨年春に、県議として現職復帰はしたものの、様々な妨害や困難に会い、県議会自民党会派にも入れず、いまだに苦難が続いています。

しかし、私の志である、日本を好きになれる教育改革、危機にある日本の再建は、全くの道半ば。
皆様のお支えを励みに、残り人生もくじけず、初志貫徹して参ります。

また来年は、千葉県知事選、千葉市長選、若葉区市議補選と、選挙イヤーです。
精一杯、人の為に汗をかき、絆を強くしていきたいと思います。

引き続きのご指導ご支援、どうぞよろしくお願い致します。

千葉県議会議員
田沼たかし

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■■■令和2年12月議会商工労働委…4問質問!■■■

12月議会の、商工労働常任委員会で、下記4問質問しました!
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・中小企業再建支援金について
・幕張メッセについて
・「在籍型出向」支援について
・テレワークの推進について
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こちらも、「究極の政治の見える化」として、次号以降、順次、全文を掲載していきます!

※こちらからもご覧いただけます
https://ameblo.jp/tanuma/entry-12646442697.html



■■■究極の「政治の見える化」…質問・答弁全文掲載!4■■■

究極の「政治の見える化」、8つ目は、
子供をふやす政策、中でも出生率の目標設定について。

県議選で訴えた「子供を増やす」 その中核となる取組みが、この目標設定だと考えており、
昨年もした質問↓です。
https://ameblo.jp/tanuma/entry-12538030243.html

今年はコロナ禍で、出生率も低下していると聞いていたため、大変懸念していました。

そこで、出生率の現状と、向上のための打ち手の進捗を、確認、追及しました。

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次に、子供をふやす政策についてお尋ねします。

昨年も質問しましたが、私はこの問題を非常に深刻に考えています。

昨年の我が国の出生数は、86万5千人と、一昨年から5万人以上減りました。
合計特殊出生率は、1.36 と、前年(1.42)よりも大きく低下しました。

本県でも昨年の合計特殊出生率は1.28とのことで、引き続き、全国平均以下です。
コロナ禍で少子化が更に進むとの予測もあり、ますます待ったなしです。

出生率・出生数について様々な議論があることは承知していますが、せめて「国民希望出生率」である1.8を念頭に、本県としても、覚悟を持って取り組むべきではないでしょうか?

そのためには、しっかりと出生率の数値目標をたて、それを絶対に実現すべく、知事の不退転の決意と強いリーダーシップのもとに、全庁一丸で取り組むべきではないでしょうか?

昨年の私の一般質問で、このことを要望しましたが、動きがないので、改めてお尋ねします。


【Q】千葉県子ども・子育て支援プラン2020などの個別計画ではなく、最上位の計画である総合計画に出生率の数値目標を入れるべきと考えるがどうか。

【答弁:総合企画部長】
○ICT化やグローバル化の進展などにより、個人の価値観やライフスタイルの多様化が進むとともに、働き方への意識などにも変化が生じる中、結婚や出産などに係る意識も変わってきている。
○このため、県では、県民の妊娠・出産・子育てに対する希望をかなえられるよう、「子どもを生み育てやすいと感じる家庭の割合」や「保育所等の待機児童数」などの数値目標を掲げ、子育て世代へのサポート体制づくりに取り組んでいるところ。
○総合計画における目標のあり方については、県民の皆様と共有し、力を合わせて実現を目指す視点から、国や他の都道府県の事例なども参考にしつつ、更に研究していく。


「意識が多様化」という、言葉で逃げているように感じます。

内閣府が令和2年3月に発表した「地方自治体における少子化対策の取組状況に関する調査」によると、
合計特殊出生率に関する目標について、「自治体独自の目標設定値あり」と回答した割合は、都道府県では 61.9%、市区町村では
60.2%で、いずれも約6割となっている。

・内閣府「地方自治体における少子化対策の取組状況に関する調査」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/r01/jichitai/pdf/print.pdf


また配布資料の2枚目裏面にあるように、埼玉県では令和3年に1・50、また神奈川県も1・42、ともに出生率の数値目標を設定しています。
また、本県においても、たとえば鋸南町は総合計画で、1・6 を設定しています。

・神奈川県まち・ひと・しごと創生総合戦略 附属資料 数値目標・KPI一覧表
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/31087/huzokushiryou.pdf (スライド5)

・埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略について
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/documents/saitamaken_machihitosougousenryaku27-31.pdf
(スライド64)


お尋ねします。

【Q】国はもとより、他県や、県内市町村でも、総合計画に出生率の数値目標を入れている自治体もあるが、本県ではなぜそれができないのか?

【答弁:総合企画部長】
○出生率も含め、総合計画における目標のあり方については、県民の皆様と共有し、実現を目指すという視点も下、研究をしていく。


「なぜできないのか?」の答弁になっていない。
全く理由がわかりません。

去年も同じことを質問したのに何も進んでいない。
研究なんか要らない、これは覚悟の問題です!

本気で何かを達成したいなら、検証可能な数値目標を設定すべきです。
そして達成できなければ責任を取る。
その覚悟が、迫力・緊迫感となり、困難を乗り越える力になるのではないでしょうか!?

今回の出生率についても、他県はやっているのに、なぜそれが千葉県ではできないのか?!
やる気がない、逃げているとしか思えません。


【要望】責任を取るのは、究極的には、知事しかできません。
知事、再考を、要望致します。


★田沼所感(議場では発言はしていません)
今回はつくづく、千葉県政の企画行政が、危機感不足、覚悟不足だと痛感しました…
まったく答弁の中身がありません。

子育て支援課など、各当局は努力は頂いています。
しかし総合企画部所管の、計画自体が、中途半端過ぎて、存在意義すら怪しい。
これでは出生率向上など、望むべくもない、と無念なおもいです。

これはトップリーダーの姿勢によるものも大きいです。
引き続き、知事に、政治決断を求めていきます。



■■■来年は選挙イヤーです■■■