国会綜學勉強会公益資本主義と公益経営



昨日は定例の、国会版林塾、国会綜學勉強会でした。

林先生から「公益資本主義と公益経営」の講義。大変勉強になりました。



膨張資本主義の限界が見えている現代にこそ、必要な考え方だと、痛感。県政にも大いに役立つ素晴らしいご講義でした。







講義、懇親会には、国会議員、市長、地方議員など、超党派の同志多数が参加し、大変盛り上がりました!




#田沼たかし #林塾 #林英臣 #国会 #公益 #公益資本主義 #国会議員 #市長 #地方議員


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インドネシアでは2歳児がタバコ中毒。

禁止したいが、800万人がタバコ産業で生活をしている。

売っているのはアメリカ資本。



アメリカではタバコはもうCMできない。ゆえに2.4億人のインドネシアを狙った。次に狙っているのは、中国とのこと。

かつてのアヘン戦争と同じでは?いつまで同じような、経済侵略を続けていくのか?



拝金病。成長しないと、維持できない。

しかしどこまで成長すればいいのか?いつまですればいいのか?がわからない。地球そのものに、限界があるのに

「経世済民」を語源とする、経済だが、いまは経済と名乗れるものか??



アメリカの経営戦略コンサルタントは、軍事出身。

ゆえに同業者は敵。業界全体を繁栄させるという発想はない。

人材をじっくり育てる、などと悠長なことは言っていられない。すぐ役に立て。

かつて日本は、人間教育は会社がやってきた。しかし今は、アメリカ型資本主義のせいで、社会全体の教育力が下がってきている。

経営者は疲れ切っている。






文明法則史学みると

資本主義は素晴らしいシステムだった。志はあるがお金がない人に、資本家が出すことで、チャンスをくれた。

しかしいまはマネー資本主義、株主資本主義となり、私益膨張資本主義の末期症状をむかえている。

特に米中経済戦争で、東西文明の交代



渋沢栄一論語と算盤

500の会社、600の社会団体を起業。

論語の教え;仁や義、徳。

仁は支え合う様子。義は羊が整っている様子。


松下幸之助

指導者、経営者は、苦労の意味を説明できなくてはならない。


渋沢は、日本人の人格が、維新前よりも退歩したことを、憂いた。

松下は、戦後の崩れゆく日本を憂いた。


社会は豊かになった。しかし哲学や理念が

浮ついたものではなく、日本人がしっかりしているかどうかを、両者はちゃんと見ていた。

松下「共産主義は終わった。しかし資本主義もまもなく終わるぞ。第三の思想が必要だ」(江口克彦「松翁論語」より)






人本主義経済

従業員が幸せでなくて、顧客が幸せにできるのか?

京都のある定食屋は、1100食。売上を増やさない。


(引用元の書籍)




「なぜ成長しなければならないのか?」

その答えがない。


天分持ち味は一人ひとり違う。

天分を活かさないと、幸せになれない。


生産者は適正な価格で売る。松下幸之助は適正利潤と繰り返し言った。

京都では高くても素材を買う。

消費者は、迷ったときは、地元産を買う。長持ちする良い物を買う。少し切り替えるだけで、現在の経済システムを変えるきっかけとなる。



アメリカでは、株主第一だった。経営者は赤字だとすぐクビ。

長期的な計画などない。数字合わせのため粉飾決算まで。

そのアメリカで、株主第一を、見直す動きが!注目したい。




公共経営の7キーワード。


・理念


・本物

安売り競争から脱出せよ。ファンが付いていて、観ると欲しくなり、買ってくれる(例:刀剣)作者がファンを育ててきた。

経営でもできる。「亀田のあられ」「ガリガリ君」「のり玉」など、新商品を工夫し、ファンをつくった。



・信用

折れ反れ=信念に外れた仕事は受けない

信用を得れば、次の仕事がやってくる。

「金(安さ)で流れた客は戻ってくるが、仕事で逃げた客は戻らない」





・互恵

互い=違い。互恵。

ハワイのある島では、山と海で、互いに助け合う。その年の収穫の多寡で交換する。どちらも幸福でいられるルールとする。



・年輪

伊那食品工業の塚越寛さんが、代表的。

https://www.nippon-shacho.com/interview/in_ina/

二宮尊徳「分度(取り分を決めておく)と推譲(残りを次に送る)」

欧米では会社解散に抵抗はない。契約社会。しかし日本人は会社を簡単に解散できない。

かつ、最近は、仕事があるのに承継できない、となってきている。

物心両面での成長



・上下一体

✖️経営陣は社員を道具と思っている。社員は経営陣と対峙し場合によっては引き摺り下ろす。

教育には「共通言語」  四国の企業の「我が事」

社長、幹部、社員が、息を合わせているか?


・感謝



公損私得の、赤い短期軸から、公得私損の青い長期軸へ。

洋服の青木は、シンプル化した。








宮下一郎先生

戦闘集団だった住友銀行出身。

しかし徹底的に寄り添うようになったら、その支店は長期で売上げ伸びた。

公益資本主義でないと持続できない。大企業だけが儲かってはならない。