先日の私の議会質問の、第3テーマは、朝鮮半島情勢です。

 

 

北朝鮮による止まることのない弾道ミサイル発射や、悪化し改善の見通しのない日韓関係は、日本国全体のみならず、県政においても様々な懸念事項が生まれています。

 

 

県民を、国民を守るために、本県の対応状況確認および改善を、求めました。

議場では時間切れで言えなかった、私の所感も、追記しましたので、ぜひともご覧ください。

  

動画↓
https://www.gikaityukei.pref.chiba.lg.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=697

 

 

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第3に、最近の朝鮮半島情勢を踏まえた本件の対応について質問します。


知事が産経新聞の「週刊知事」で懸念されている通り、いま、日韓関係は悪化の一途を辿っています。


この現状を踏まえると、修学旅行や、研修事業などで、韓国に行くことは、リスクが大きいと考えます。


そこでお尋ねします。

 


【Q】県内高等学校における過去5年間の韓国への修学旅行の実績はどの程度あったか? 
 

 

【答弁】 
1 県立高等学校における海外への修学旅行は、現地の高校生との交流や他国の生活習慣に触れるなど国内では得られない貴重な体験をすることができ、コミュニケーション能力や異文化に対する理解を深める上で、生徒にとって有意義なものと考えています。

2 過去5年間において、海外への修学旅行を実施した県立高等学校は例年8校程度であり、韓国への修学旅行はありませんでした。

 

 

 

【Q】また県内私立高等学校における韓国への修学旅行等の実績はどうか?


【答弁】
1 海外への修学旅行は、外国人との交流を通して国際理解を深めるなどの意義があり、 平成30年度には、私立高等学校全59校中27校で海外への修学旅行を実施しており ますが、韓国への修学旅行については、過去 5年間で実施されたことはありませんでした。

2 なお、韓国の学校との姉妹校提携などにより、生徒・教員の相互交流を目的とした少数による研修旅行が3校で行われております。



★田沼所感(議場では発言はしていません)

真の日韓友好を求めていますが、今は身の危険すら懸念される状況です。民間でも取り止めが相次いでいますし、今はむしろそうするべきと考えます。あくまでも日本は、韓国による国際法違反に対し、毅然として臨むべきですし、その裏腹として国民保護に注意を払うべき。若干残っている、私立校による研修旅行も、凍結すべきです。



 

また最近は北朝鮮による弾道ミサイル発射が頻発しています。

いまこそ本県でも、県民の命を守るための対策が必要不可欠な状況になっています。


しかし、国においては昨年6月に「行動訓練を見合わせる」方針が決定され、それを受けて本県内の避難誘導訓練もほとんど実施されていないと聞いています。

そこでお尋ねします。
 

 

【Q】弾道ミサイルを想定した住民避難訓練については、千葉県として国際情勢を反映させた行動訓練を独自に実施する必要があると考えるが、どうか?


【答弁】

1 弾道ミサイルは、発射から10分もしないうちに到達する可能性もあることから、人工衛星を用いるJアラートで防災行政無線等を自動起動させて、国から瞬時に緊急情報を伝達することとしております。

2 このため、武力攻撃はもとより、地震や津波の際にJアラートを用いた情報伝達が確実に行えるよう、年4回、全国一斉情報伝達訓練を実施しているところです。

3 住民避難訓練については、昨年6月、国が、訓練の実施を当面見合わせる方針を示したところですが、平時からの備えは必要であることから、市町村及び県民に対して、情報伝達の方法や弾道ミサイル落下時の行動について周知に努めてまいります。

 

 

★田沼所感(議場では発言はしていません)

「周知に努める」とのことですが、実質、ゼロ答弁。国任せで、主体性が薄い姿勢と言わざるを得ません。いつ、危機がやってくるかわからない。北朝鮮をなめてはいけないと考えます。再考を求めていきます。

 

 



つづいて、拉致問題についてです。

 

私はかつて、衆議院拉致問題特別委員会に所属し、理事を務めました。

 

母の実家の新潟で私は生まれたのですが、その新潟で拉致被害が起ったと聞き、30歳でこの世界に入って以来、格別の想いで取り組んできました。常にブルーリボンもつけてきました。どんなことがあっても、拉致被害者は奪還しなければならない、そう確信しています。


そのときに大事なことは国民の後押しです。拉致問題啓発アニメ「めぐみ」は、中学1年生だった横田めぐみさんが、学校からの帰宅途中に北朝鮮当局により拉致された事件を題材に、残された家族の苦悩や、懸命な救出活動の模様を描いた25分のドキュメンタリー・アニメです。

 

これは大変わかりやすい映像教材で、全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、高等専門学校 約40,000校に配布されています。
そこでお尋ねします。

 


【Q】北朝鮮による拉致についての映像作品「めぐみ」を、どれくらいの学校が視聴しているのか?


【答弁】

1 平成30年度に県教育委員会が実施した 学校人権教育実態調査では、28年度から 30年度までの間に、拉致問題を題材としたアニメ「めぐみ」及び映画「めぐみ」の映像 作品を視聴した学校の割合は、千葉市を除き、県内公立小学校で32.2%、中学校で26.5%、高等学校で15.4%でした。

 

2 今後とも、国の通知を踏まえ、これら映像 作品の視聴について周知するなど、様々な 機会を通して、県内の学校に働きかけて  まいります。
 

 

★田沼所感(議場では発言はしていません)

3年間で32%ですから、1年で10%ほど。中高は更に9%、5%まで減ります。これではきちんと教育できているとは到底言えないのではないでしょうか? 非常に残念な実態です。

何の罪もない日本人が、拉致され家族と引き離され、人生を台無しにされた…このことに私は怒りを禁じ得ません。県民こぞって解決へ後押しできるよう、教育現場の改革を求めていきます。

 





また、政府主催の、教員向け「拉致問題」研修もあり、本県からも指導主事が参加したとのこと。
そこでお尋ねしますが、
 

【Q】映像作品「めぐみ」を、単に視聴するだけでなく、拉致についてより関心をもってもらうような仕組み作りが必要と考えるがどうか?

 

【答弁】

1 国では、児童生徒が拉致問題について深く認識し、人権問題として考える契機とする ため、アニメ「めぐみ」等の映像作品の上映とその活用について、全国の学校に働きかけているところです。

2 これを受け、県教育委員会では、指導主事や教員を対象とした研修の中で、映像作品を 視聴した後で、被害者家族の心情について  話し合うことを通じて、その効果的な活用を促しているところであり、引き続き、子供たちが拉致問題についてより関心を持てるよう、しっかりと取り組んでまいります。