今日は、尊敬する松田次泰刀匠の、年度後援会総会。
私も新たに幹事に任命頂き、微力を尽くします。
奇しくも、私の政治師匠の山田宏参議院議員が来られ、講演とパネルディスカッションがありました。
刀剣文化は、腹を決める、という日本精神に、必須なもの。これを再興することは、日本精神を再興することとなる、と確信しました!
●山田宏参議院議員
・憲法も、日本刀も共通する。アメリカの占領政策で、日本精神、自立心を、破壊しようと、廃止させられたもの。
・杉並改革のときは、一切例外なく予算を15%カット。例外があるといけない。大反発が起きた!老人、業界団体…
医師会長「今度の若い区長は経営じゃない!カットすべきと投資すべきをわけるのが経営」
山田「会長の言う通り。しかし今は平時でなく有事。船が沈みつつある。全員穴埋め、一人の例外もなくやる。協力して下さい。お年寄りも我慢してる」
・改革は、例外なく、一気にやるべき。
例外つくるとまとまらない。もたもたしていると反対派増える。最後は責任をリーダーが取るのだから、それで押し切る
…徐々にまわりが諦めて、それに従うようになる
・区長への手紙、苦情。暇だったのでよく読んだ。つらかったが、区政の勉強になった。
・なんでも行政に頼る。いやなことはすべて役所に押し付け。これでは改革はできない
葬祭場反対、ゴミ処理場反対、保育所反対…依存心が蔓延している
・依存心の根幹は、憲法9条。自分の国を自分で守らなければ、自立とはいえない
・教育は行革。良識が社会にあれば、役所頼りにならず、税金はかからない。経営者はそういうことに関心持つべき。
・幕末、藩政改革はみな失敗したが、岡山藩の山田方谷だけが成功。
自立心に働きかける政治がないと
刀の持つ力が
・日本刀と和鉄保存振興議連…甘利明、竹下亘、細田博之の共同代表。
刀を盛りあげることが、日本精神復活となる
●数土会長
・腹が座る、というのは大切。
NHK会長ではなく、経営委員会委員長がCEO。
受信料の支払い率が6割。しかし日本海側は8、9割。大阪や西は5割以下。集金人年俸650万円。なぜそんな高コスト?組合員だから、委託できなかった。
生命の危険を感じつつも、やり切った。
・東京電力も同じ。
●パネルディスカッション
・数土…新渡戸稲造「切腹と自殺は違う」
切腹は、自分の腹には何もない、きれいである、ということを見せる、権利行使であり、
・山田…戦後、3つのHがない。
ヘッド(頭)、ハート(心)、ガッツ(腸)。ガッツがない。
戦後の子供の教育で、ガッツ=腹、胆力、これが最も大切。
拉致も解決できない。北朝鮮ミサイルが向いているのに何もできない。アメリカに懇願するだけ。これは国なのか?!国民の生命財産を守れるの?国のガッツがない。
刀を扱うと、目つきが違ってくる。
・数土…日本刀は、精神浄化作用があるのでは?
松田…すぐれた美術品は国宝になる。1100点。うち日本刀は120。それくらい美術性が高い。
なぜ日本刀をみると背筋が伸びるか?小学生見学にて…危ないものなので礼儀作法大事。
東海大で教えているが、学生も授業で寝てるが、刀をだすと皆起きる。模擬刀ではなく、真剣で、
・数土…座禅は精神落ち着かせる。
日本刀みてると、精神落ち着く。90歳の元兵士…歩哨のときも、日本刀あると、落ち着けた。
・松田…日本刀は2000年の歴史があるが、武器として使ったことはない。刀を抜いたら、切腹。許されるのは、仇討ちと上意討ちのみ。
江戸時代も、武器を持ちつつ、それを使わせないことに苦心。
刀を抜くには、それなりの理由が必要。赤穂浪士も、片手落ちだったので、幕府への抗議活動。
刀を外人は、武器としか見れない。美術品ではない。
明治政府はロシアに日本刀を送っているが、いいものない。
終戦後、アメリカ軍は、400万本のうち半分を廃棄。
そこでGHQにかけあい、美術品として残した。
なので日本人は、名刀を見ていない。外人はもっと。理解させるのは難しい。
ここが日本刀を一般化させるとき、難しいところ。
・山田…日本刀議連は、一般化目指したい。良いものが流通して欲しい。
刀匠は、文化庁の省令で、年間24本しか作れなかった。「15日の制作日を下回らないように」昭和29年以来。
しかし、美術品そのものの鑑定ではなく、日数で制限するのは、改善すべきだろう。
子供達にも見せていくことで、日本人の忘れていた魂を呼び起こすべき。
刀剣は、業界団体4つ。バラバラだと、内閣総理大臣賞などを出せない。他の業界は、展覧会だけは共同でやっている。そうしていきたい。
・数土…日本刀は日本の文化そのものを表すが、これを外人に説明するのが難しい…で終わってはいけない。日本人の説明力を高めなければ。
ただ、国宝は渡せないので、安倍総理がトランプ大統領に、新刀を渡せるようにすべき。
業界、というのは10年後なくなる。
中国では電気自動車で、日本に勝とうとしている。
日本は合併が少ない。小さな自分たちのことだけ考えて、国民のことを考えない。日本対外国という視点に立たなければならない。
・松田…世界に刀剣を流通させる、と、当時の橋本龍太郎さんが。刀剣保存会長。
文化庁「本数制限ない」「ただ2週間かけて」山田「うまい刀匠もいるはず。2週間必要という法的根拠文はあるのか?」文化庁「ありません」
え?!刀匠たちはみんなそう信じてきた。
やはり行動してくれると嬉しい。
●大橋幹事
人間国宝が刀鍛冶にいない。これは業界団体が分裂してるから。
確かに芸術世界は割れやすいが、やはり政治家に、団体を一つにまとめるよう頼みたい。