今日1月7日で、関東では松の内が終わります。
多くのお宅でも、門松やしめ飾りを外し、七草がゆを食べられたご家庭も多いことと思います。
また近くは、昭和天皇陛下がご崩御された日でもありました。
戦前から、元旦から三が日を正月休みとし、七日までを松の内、としてきたのが、日本の慣習でした。
しかし、そもそも正月とは何なのでしょうか?なぜ大掃除をするのか?なぜ初詣をするのか?なぜ門松や鏡餅をそなえるのか?
「日本を取り戻す」が使命の私としては、日本民族の節目である、祝日の在り方について、これまで強い思いで発信・行動してきましたが、
お正月についても、書きたいと思います。
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お正月とは?
最も大切な日本の行事、といえると思いますが、でもなぜ大切なのでしょう? 何が起きているのでしょうか?
「なんとなく…」「昔からやってるから…」という方が多いのではないでしょうか。
じつは正月は、「年(歳)神様をお迎えする日」なのです。
年神様(としがみさま)とは…? と思う人も多いと思います。以下ご参考ください。
https://matome.naver.jp/odai/2135683685546616201
http://www.domy.co.jp/tosigamisama/index.html
“新年明けましておめでとうございます”
この挨拶も、通常は明けるだけでは、特段お祝いにはなりません。たとえば「週明け=翌週になる」だけで、お祝いにはなりません。しかし新年は、なぜ“おめでとう”なのか?
「なんとなく、新しい年で、気分一新だから?」という感じの方も多いかもしれません。
実際は、年を越えると、年神様がやってくるからです。それが“おめでたい”ので、挨拶をしているのです。
なぜ大掃除をするのか?
年神様に、きれいな家に、来ていただくためです。
http://top.tsite.jp/news/beauty/o/26908219/?ta16x=x2
なぜ門松やしめ飾りを、玄関に出すのか?
年神様が迷わず降りて来るための、目印とするためです。
鏡餅とは?
年神様の御神体、拠り所です。つまり、そこにおられる、のです。
お餅はお雑煮や鏡開きのときに、食べるわけですが、それは神様をいただく面もあるようです。
お餅はとても縁起の良いものなのです。
なぜ初詣にいくのか?
神様に今年一年の祈願を、お願いに行くためです。
各家庭に年神様は来るのでしょうが、神社におられるたくさんの神様にも、ご挨拶に行ったのでしょうね。
なぜ初日の出を拝むのか?
年神様は元旦の日の出と共に、来られるからです。
お年玉とは?
年神様からわけていただく、魂です。
ゆえに、年神様がおられるお餅が、元々はお年玉だったそうです。
こう見ると、正月三が日に、初詣に行きつつも、家族そろってゆっくり過ごすのは、
年神様がおられる中で今年の幸せをみなで祈るから、ということですね。
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当然、皇室も、このめでたいお正月に、
非常に大切な宮中祭祀をおこなっています。
四方拝、歳旦祭、元始祭などです。
そして国民も、このめでたい日をこぞってお祝いすべく、
お祝いする歌をうたっていました。
それが「一月一日」です。
https://www.youtube.com/watch?v=iREdv7j03kc
この歌が歌われ続けている間は、この正月に年神様をお迎えするという、
日本人の伝統・生き方は、生き続けるのでしょう。
最近はあまり聴かれなくなりましたが…
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以前私は、元イスラエル大使のエリ・コーエンさんのお話で、
「初詣の様子などをみていても、日本人は我々から見ると非常に宗教的な民族にみえる」と言っていたのが、
自分ではそんな感じはしないのだけど…と不思議な印象を持ったのを覚えています。
しかし確かに、実はわれわれは年神様をお迎えし、一緒に過ごしていた、会いに行っていた、わけですね。
大変宗教的な行事を、日本民族みながやっているともいえるわけですが、
しかしそれが宗教という感覚はなく習慣として根付いている民族なのでしょう。
そのことがもたらすのは、特定の宗教という感覚はないにしても、
自分を超えた存在、神様やご先祖様と、身近に生きている、
そういう感覚を日本人が持てていることにつながるのでしょう。
いつまでも、年神様をお迎えし、神様とともに生きる日本人の生き方を、
忘れないようにしたいですね。