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国会版林塾…男女観!


昨晩も、月例の、国会版林塾「綜學勉強会」でした。


テーマは「大和言葉の人生観 メヲト(男女観)」

極めて本質的でありながら、ストレートでわかりやすい、本当に素晴らしい講話で、感動しました。


私も以前から、男女共学より、男女別学の方が、学力が伸びるのでは、と感じ、別学復活について勉強してきましたが、

今日は現代教育が忘れている、男らしさ・女らしさ教育の大切さを、改めて教えて頂きました。


正しい男女観にもとづく、日本再生を果たさねばと、志を新たにしました。



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「大和言葉の人生観 メヲト(男女観)」



日本精神の中心は、マコト。

武士道精神では、ウソを嫌った。

宇宙の中心を、ミナカ。中心から伸びるのがタテ、組むのがヨコ。それが日本組織論。そうやってまとまるのが日本の国柄。

最近の韓国の状況をみても、我が国は中心があることで、落ち着いていると感じる。


ムスヒ…創造のエネルギー。イノチ。

中心から命が広がって、生命体となる。部品を集めてもダメ。


イノチの元となる、メヲト。男女観。

先祖はこれをどう見てきたのか?何が現代教育に足りないのか?を考えたい。




●メヲト

メ=女、ヲ=男。 ながらく我が国は「男尊女尊」







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●なぜ男女の別があるのか?


『理科のふしぎ』…昔、小学生が読む本

「男と女がいて、いい子供が産まれる。分かれているから、生命は進化した。もし性別がなければ、コピーされるだけで、ときおり進化があるだけになる…」

http://bit.ly/2f5mSyr



→男女の別がある理由は、進化のため


現代教育は、性差を無くそう、男・女を否定する風潮の教育が多い。しかしこれは由々しきこと。

特に戦後教育は、男女が分かれた理由や、男の役割・女の役割の説明が、不十分。


日本はながらく、女権が強い。

開国したとき、外国人は驚いた。

女性だけで連れ立って、観劇して、お菓子も食べて帰ったりした。これは欧米の価値観ではない、許されないこと。

女性だけで伊勢参りもした。荷物を担ぐために男を雇ったりもした。

外人は「なんとこの日本は、女性が強いことか」「財布を握っているのも女性だ」←これも昔から。


英語でmanは、男、のほか、人類、の意味も。

女はwoman、男の一部から生まれた。アダムのあばら骨からイブが生まれた。

この出自だと、聖書圏ではどうやっても、男尊女卑になる。


我が国では、イザナギ、イザナミ。キとミの違いのみ。

結婚するのも、イザナミ=女性から声をかけた。そのあとイザナギが合意した。ただ、そのあとは子供が流産つづいた。

そこで男から声をかけて結婚し直した。そうしたら子供がたくさん生まれて、日本が生まれていった。

これは男尊女卑を表しているのではなく、女性が強かったことを表している。そしてまた、男性よしっかりしろ、と訴えている。そういう神話の国が、日本。




●生物の進化とは?


進化するには、良いところを残し、悪いところを捨てる。

そのために男女の別が起こってきた。宇宙全体が進化しなければならないし、人類も進化しなければならない。


有性生殖だと進化に有利。無性生殖だと、細胞分裂。コピーだけ。

となると、環境の変化によっては、一斉に滅びかねない。多様性が重要。


DNAを、放出する方がオス、受け止める方がメス。



高等生物ほど、オスメスがある。

しかしなんと、大腸菌にも、オスメスがあるらしい。オスの菌がDNAを繊毛でメスに入れる。


植物だと、動物に比べて、オスメスの違いが曖昧。一つの花の中に雄しべと雌しべがあったりする。


オスとメスの差が大きく明確なほど、高等になる。

差が大きいほど、結合力が高まる。両親のいいところを取り入れられるからこそ、進化できる。

もしこの雌雄の別がなければ、生物はかなり下等なままだったろう。



人類でも、オスメスの性差を逆行させる、ジェンダーフリーなどは、生命的

生物的男女差と、社会的男女差を、選り分けるのは、かなり難しい。やはり生物的違いが社会に反映する。

しかし、ジェンダーフリー論者に言わせると、

女性だけがエプロンをつけたポスターやcmはダメ、

母親が保育園に子供を連れて行くのもダメ、


極みが、男女混合名簿。

役に立たない。最近は男女差がわからない名前も多いので、不便で仕方ない。混合にする利点が全然ない。

男女混合騎馬戦…危ない。

男女混合合宿で、一緒のテントに寝泊まり…おかしいのでは?



性差の否定は、いきつくと、家族の否定。

犬や猫まで家族となり、お祖父さんお祖母さんは要らない、といったり。

フリーセックスや堕胎を勧めたり、同性愛を奨励したり。

同性愛者は、昔からいたが、基本は男女愛だった。今のように、同性愛の推奨、までいくのはおかしい。

男女同質がいい、までになると、進化しなくなる。



このようなことを言うと、復古主義的と言われるが、

英語の「妻」に相当する「Wife」という言葉の語源は「weaver」つまり「(家で)織る人」という言葉に由来。

daughter は「(家で)牛乳絞る人」が語源。

日本語で「家内」というと、おかしいという人がいるが、日本だけではない。

きちんとこういった根拠をもって話さなければならない。




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●男女の役割


イクタマ、タルタマ、タマトマルタマで構成。

イクタマの求心力が強力なうちは、イノチは続く。


オスは、イクタマ=種に集中する。

メスは、タルタマ=畑に集中する。


子供を孕み、返すのは女性。

しかしそれをリードするのが、男性。積極的意思。


男は、どうやって自分の遺伝子を残すかに、集中する。求める。

女は、どの遺伝子がいいかを選ぶ。中途半端なのを選ぶと大変。選ぶ。


男の役割は大きい。孕むのは女だが、意思は男性。

男に、男の役割、所以を、しっかり伝えなければ、少子化も解決しない。






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●男女を表す大和言葉


男は、ヲトコ。

オス=押す、ヒコ=火と、コ=凝り固まる。

コは破裂音。ヒは声門音+摩擦音。硬さ、強さが大事。


女は、ヲミナ。

ヲ=偉大、ミ=身実水…中身、ナ=和やか滑らか…調和

ミ、ナ、は鼻腔音。声楽的にも、やわらかい響きになる。


ヒコ=男と、ヒメ=女。合わさると、ヒト。

これも男尊女尊哲学が言葉に出てる。


マスラヲ=男、タヲヤメ=女。益荒男、手弱女。



大和言葉をみると、どこにも男尊女卑はない。男尊女尊。

しかし役割の違いはある。違うけれども、人間は一つ。ゆえに言葉が似ている。例;オスメス、ヒコヒメ



成功した男だけを見て、男社会、というのは、片手落ち。

確かに成功しているが、失敗している男も多い。

つまり男はリスクが多い。それが特性。

そこを見ないと、片手落ち。