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国会版林塾…大和言葉!

(火曜の報告です)
国会にて、国会版林塾である、綜学勉強会に参加しました。

改めて、国語の大切さを、国民に伝えられる政治が必要だと痛感しました。



●宮下代表世話人
会期末のこの忙しいときに、この学びに来る人は、本物。
この会で、日本を輝かせていく、その原点を学べるのは、幸せなこと。



●林先生

今日の学びは、現状を突破するためのヒントになるはずであり、実は遠いところにある話題ではないと思う。




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綜学の綜は、糸に、示す。
「示す」は、新鮮な肉をお供えしている。
神々、ご先祖を、祀っている様子。

根っこが深い。連続性。
日本人は、綜、連続性の見方、思想を、持っていた。
ゆえに自分の学問を「綜学」と名乗るようにした。

今日は大和言葉を学ぶ。
言葉は思想。言葉を通じて、日本人は何を考え、尊んできたのかがわかる。
表観、裏観を使う。



『アマ』
宇宙を指す。
古事記に初めて出てくるのは、天之御中主神。
アメは、空から雨が降る。
アマは、宇宙。高天原は、本来はタカアマハラ。古事記にもそう注釈がある。

アマの「ア」は、開く母音。一音一音を明瞭にできる言語。イメージ、表情を捉える能力を日本人は持っている。
「マ」は、丸く息を出す。真理に関わるもの。まさに。まるい。まにあう。つかのま。まあい。
宇宙の時間空間を「マ」という。時空の広がりが、宇宙観。

皆さんには、時空の主役になって欲しい。
時空は、我々がどう生きるかで、変わっていく。
日本の危機を突破し、新しい時代を開いている。
主体性の確立。それが本当の意味の民主主義の確立になる。
「時空の主役になれ!」



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時空不二… マ、で一つ。
時間と空間は、別個の座標軸か?密接に関わり合っているのではないか?
時間は、何もしなくても、進む。空間は、3次元。
しかし4次元となると、時間が加わる。
時間と空間を別個に扱っていたのは古典物理学。現在の物理学では、両者
は密接。

時間は、変化によって刻まれる足跡。空間が変化するから、時間が刻まれるのでは?空間が変化しないと、時間の進行はどうわかるのか?変化・活動がなければ、時間は意識にも上らないのでは?

空間は、変化によって成立する実質。粗いと、空間。密だと、存在。
いま、ここ=この会議室は、水蒸気が満ちている。集まると、水になる。水として存在するが、広がると、空気として空間になる。
ダークマターや反物質も含むと、

この宇宙は、実質の連続。
宇宙の真実は、変化活動。それを表観すれば空間。裏観すれば時間。
時空は本来同一。
時速100キロメートル、とは、時間か?空間か?

太陽上で1秒だと、地球の地表だと1.000002秒
ビルの屋上よりも、地球の中心に近い地下のほうが、より重力場であるから、時間はゆっくり進む。

重たい星の周囲では、時間はゆっくり進む。
重力場の周囲は、空間が歪んでいる。
時間の進み方は場所によって違う。
空間は歪んでいるから真っ直ぐな線はない。
我々の日常生活は、古典物理学で構わないが、本質は異なる。



投稿写真

過去・現在・未来…
一方通行の時間観をつきつめると、何をやってもダメ、諦観になる。
しかし本当は違う。

「イマ」は、息する、マ(間)。主体性を持って、この命を燃焼させている。
この今現在に、すべての過去(マへ)が集まっている。
例;自分は59歳。59年が集まって、話をしている。
今は、過去と未来と切り離されているのではない。
「ノチ」は、未来。将来。チ…続いていくもの。

一切がこもっている、今が大事。それを中今(ナカイマ)
ソラ…ラは流音。変化活動を活発に表す。かつて車の名前にはラ行がほぼ入っていた。
これらをすべて包含したのが「アマ」
ナカイマを自覚して生きるかどうか?時空の主役になるのかどうか?
それによって全く違った人生観となる。
日本人はナカイマを人生観とした国民。
人類文明を生成発展させる使命を、日本人は託されている。

過去の事実は変えられない。しかし過去の意味は変えられる。
イマを生きることで、意味は変えられる。例えば会社倒産も、それをバネに未来を変えることができる。



『ミナカ』
「ミ」は、本質、本源。
エネルギーとなったときは「ヒ」太陽の光。
ナ…調和
カ…疑問。かげ、かくれる、本当ですか?、

ナカ…表からみるとまとまっているが、中がわからない。
ミナカ…本源的な中心。
天之御中主神は、アマの、ミナカ、の神。
日本人は、中心を大事にした民族。

アインシュタインは、宇宙には中心がある、と言っていた。まだ観測されていない。
銀河系は、ある。なければまとまらない。太陽系は、太陽。原子核は、原子。
オーケストラは指揮者がいる。スポーツなら監督。自治体なら首長。共産国のような平等の国でも、主席や書記長が必要。
統合、中心者は、決断を下すのが役割。決断の連続。そのためには中心が必要。

中心は一つ。日本国は、皇室。総理はそれを補佐する役割。
日本は、神話、信仰、言語、国民が一致する国。そして連続性を保ってきたのが皇室。これは世界でもなかなかない。




「楕円の哲学」
楕円には、二つの中心点がある。
この二つが拮抗、対立するとき、そのバランスを取るのが、政治。力の均衡と調和。
これを唱えたのが、大平正芳首相。正しいとおもう。
この2つの中心を、上位で統合する、もう1つの中心が必要。
夫婦のような、横の関係でも、上位=共通の目的があってこそ、まとまる。

我々の自律神経には、交感神経と、副交感神経がある。この両者のバランス拮抗によって、生命体となる。間脳というものが、それを司る。
高度経済成長から安定成長になったときは、安定していたが、いまは違う。まとめるのが大事な時期。
楕円の哲学の時代は、上位の中心が、より重要。意識される必要がある。

部分は、中心を離れたら、存在できない。
全体とは、中心の威力が届く範囲。
会社全体とは、社長の想いが届いている範囲が、会社。中小企業は99%、社長次第。
部分同士は、自性を発揮して、対立はあるけども全体を見れば統一できる。同一目的があれば統一できる。
中心が弱いためにまとまらない。

「ス」は、細く鋭く前に進む。先頭。
口の形や、発音が、意味を表すのが、大和言葉の特徴。
一文字が、一音節。一音節ごとに、意味、イメージがある。
先頭に立ってまとめることを、統ぶ(すぶ)。統べる。
力強さは「キ」
すぶるキ→すべらき→すめらみこと。天皇。
陛下は、国民の苦しみを放っておけない。先頭に立って、心配する。ありがたい国柄。
自分のことしか考えていないトップの国と比べると、いかに我が国は有難いかを、痛感する。日本は幸せな国。
実在の中心である、スメラミコトによって、我が国は統合されている。
代々初代。

通常、新嘗祭。
新たに即位したときは、大嘗祭。
しかしいまは、深夜労働は禁じられ、簡略化されてしまっている。これを改善しなければならない。

ミ…本質。
キミ…力強いミ
オミ…偉大なミ
タミ…高く広く広がるミ。大御宝。
君民一体の国柄が、よく表れている。




投稿写真

『クミ』…経緯の結合。
ク…組む、括る。
カミ…カ=ア行。表からみたら尊い。
クミ…ク=ウ行。カミの閉じたもの。内側に内容を持っていて尊い。
実在には必ずタテヨコがある。本源に結ばれるタテ。相互の関連のヨコ。

真ん中が中心。ミナカ。社長。
周りに、社員や部門。
社長から、部門や社員に、伝えるのが、タテのつながり。
社員同士のつながりが、ヨコ。
ヨ…代、世、寄

ミナカ、タテ、ヨコ。それぞれが必要。
タテだけでは続かない。ヨコが必要。
ミナカがあっても各部分がないと力にならない。
昔から、結束力のある会社は、○○組。
学校も組。損得抜きの信頼関係が同窓生で築かれる。

自由は大事。一人ひとりの個性、天分が活かされるべき。
しかし同時に、それぞれの立ち位置がある。全体の中で、自分がどんな役割を果たすのかが、明確にならないと、天分は活きない。

ス…先頭
へ…ヘリ。周辺。
テ…伸びる。
スベテ=全体。
部分を集めただけでは、全体にはならない。
結束の理念があるのか、ないのか?あたかも、一個の粘土から、広がっていくような組織・人間関係。
そういうものを神代の頃から作ってきたのが、我が国。