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山田宏さん講話@板橋!

今朝は4時過ぎに起きて、東京都の板橋へ。
山田宏さんが、いたばし倫理法人会MSにて講話するとのことで、私も駆け付けました。

今回も、情熱的な、素晴らしいお話でした。特に自治体経営のポイントは大変勉強になりました。
行徳 哲男先生の挨拶も素晴らしかったです。


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コンセンサスの政治から、みなが反対してもやり抜く政治が大事な時代になった。共産党の不破さんには言われたくないが(笑)

 
国の予算はいま97兆円。10年後、144兆円になる。
社会保障だけが膨らむ。
では税収をどうやって増やすのか?財務省は、消費増税しても、76兆円しか見込めないと試算している。残り68兆円はどうするのか?国債で全ては難しい。
消費税でそれをまかなうと、10年後は消費税率20%以上にあげないと、社会保障がもたない。…と言う。
 

しかしこれは経営とは言わない。
杉並区長をやっていて、それに気付いた。
議員は、こういう施設を作って、などお金を使うことの要望を出す。
区長は、その前に、どうやってお金を確保するか、を考える。
最終的に、1800自治体の中で行政サービスはいつもトップ3に入るようになったが、ここまで来るのは大変だった。

 
民間経営なら、値上げはそう簡単にはしない。まずコスト削減をする。
国の場合、お金足りないと、まかなうための増税となる。それじゃダメ。
コスト削減が足りない。
杉並は当初、歳出の固定費94%だった。人件費、扶助費、公債費。
公債費扶助費は減らせない。ゆえに人件費しかない。
杉並区4000人の職員を3000人にする、と掲げて当選し、10年で実現した。

 
議会は全部反対だった。「職員を減らしたら市民サービスが低下する」といって。
なので初日に、区長給与を、10%カット、ボーナス50%カットを決めた。
それも反対された。はじめはなぜかわからなかった。自分の給与を減らすのをなぜ反対されるのか?あとで、部下が影響うけるとわかったが。


大臣就任のときもそうだが、初日にブチ上げないとダメ。
私は初日に、給与カットと、助役任命をした。
初日から役所の言うことを聞いてはダメ。初日からガーンと出さないと。
決断が大事。


次に、役所の全予算を15%カットしろ、と指示。
役所全体が、全員、反対した。
いまならできないかな(笑)素人の強さがある。なまじ知っているとできないことも、素人だとできたりする。
一律15%カット予算が完成したら、すごいことになった。当選2ヶ月後、苦情が殺到。

高齢者への紅白饅頭がカットされた!そんなところからやるな!
区民センターの給湯器が無くなった!そんな小さなところからやるな!
区職員は「これは区長の方針ですから」
他にも反発したのは、杉並区医師会。商店街。
医師会の新年会で「今度の区長はもっと勉強しろ。15%カットは経営じゃない。」
私は思いついた。「いま辛辣なご挨拶頂いた。その通り。平時は。しかしいまは有事。みなで船底にいって穴を塞がないとダメ。高齢者も紅白饅頭を返上してくれてるじゃないか」

 
その後もずっと反発があったが、同時に、「杉並はそんなに悪いのか」と、危機感が共有された。
すぐにリコール運動が起こった。3年後は落選だな、と思った。
そう思うと逆に楽になった。落選覚悟なので、ひるまなくなった。何でも言えるようになった。
気圧されて「そこまで言うならやらせてみようか」になっていった。

 
日本が変わるのは簡単。5人くらいの、こういう覚悟の人間がいればいい。
リーダーは、どこかで開き直れないといけない。信念。
石原慎太郎は靖国参拝したとき、記者に公式参拝ですか?と尋ねられ「バカ言え。東京都知事 石原慎太郎だ」
覚悟が大事。
 

みんなの意見を聞くと、角の取れた丸い
誰も反対しないが、誰も命を賭けない計画。
原則を決めたら、一気に、例外なく、やる。
最初に押し切ってから、あとで修正する。
いまの国も、ピリッとしないのは、そこが欠けているから。


杉並の小中学校で、給食を作ってる。
年収700万円。週5日、昼だけ。待遇が良過ぎた。
民間に任せようとした。
そしたら反対がいっぱい。株式会社に任せると、営利に走るので、安い材料、安いアルバイトになる!と。
こっちも落ちること前提なので、そんなの常識外れだ!公務員がやると緊張感がない。
知識人協会が、特にソ連観が間違っている、と分厚いレポート送ってきた。
それでも4年続けていると、進む。なぜか。一目瞭然だから。民間に頼んだところはサービスがいいから。

給食の皿が2つまでと決まっていた。なぜか?公務員である調理士の、労働強化になるから(笑)
保育園も、民間委託すると、反対運動だろう。「安いアルバイトの保育士雇うので事故起こる」など。しかしそれは社会主義。ソ連を思い出せばいい。潰れる。
公務員がやると良くて、民間はダメ、が象徴的な社会主義発想。

 
なぜ税金が上がるのか?
葉っぱが落ちてるので掃除しろ、とか、バカバカしい仕事が多いから。
犬がうるさいから職員派遣してたらダメになる。
何でもやってたらダメ。あなたがやりなさい、自分でやりましょう、と言わねばならない。

 
改革は、地域の小学校を良くしよう、から。教育の再建しないと、地域再建はできない。
ブラジルに行ってわかった。ヨーロッパ移民は、ジャングル切り拓いたら、まず教会つくった。日本移民は、まず小学校だった。それが日本。
教育のはじまりは、親孝行。
教育勅語も、父母に孝から。
民度があがれば税金が安くなる。
教育の再建が必要。


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大竹会長


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石塚会長と、誕生日会員の皆さん


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鈴木直前会長のご子息、雄二さんと