行徳 哲男先生講話！
新年最初の、月曜日は、例年なら、皆さんに気持ちよく「明けましておめでとうございます！」と駅立ちするところですが、
今朝は、日頃大変お世話になっている、あの行徳 哲男先生の講話をお聴きすべく、東京都四谷倫理法人会に参加しました。
早速とびきり早起きで、遠方まで行きましたが、それに相応しい素晴らしいお話でした。
特に、家族を思う、若き父親の遺書は、感涙とめられず。
いま、ここ、自分を大事に、感性を磨いていき、
世の不条理を正せる政治を目指したいと思います。
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住友の初代総理人、広瀬 宰平が「相変わりまして、おめでとうございます」と挨拶。
彼の出世を妬む人は、変わるとは何事か？！不吉なことを言って！と問い詰めた。
「相変わらないのを喜べるか？！時代がこれだけ変わってるのに、住友百年の計が描けるか？」
広瀬は目に涙をためて訴え、場を抑えた。
変化には、断続がある。
捨てる修行をすべし。でないと入らない。
広がり。
最近の経営者は、経営の勉強をし過ぎ。本を読んでできるのか？！
まず、人物学をやるべし。深いところを見るべし。
ダーウィンが言ったのは…
大きい、強い、ではない、変化できること。
陽明学、学問の要は、喜怒哀楽すること。いまの学問は本当の学びじゃない。
政治も。考え方の時代ではない。感性の時代。
福澤諭吉は、盲目社会。
獣の勇気を持て。一寸先は闇、ほど、面白いことはない。
獣には思考がない、ゆえに、迷いもない。
すべての解決は行動しかない。考えても皆無。
感動は、感ずることすなわち動くこと。
感性の鈍い人間は、人の上に立つ資格なし。
人を動かすのは、情。浪花節の復活なくして日本再生はない。
獣には、時計がない。いま、ここ、しかない。時間は私。
先を見るから不安になる。獣に不安はない。
松尾芭蕉「明日死ぬる 気配も知らず 蝉の声」
世の中1番の宝物は、自分。私。
私を粗末にする人は、人を救えるはずがない。
間違っていたって。正しいか間違いかで、律するなんて無理。
好きか嫌いかが一番大事。
ヤスパースは弥勒菩薩を、人間で最も美しい、気高さ。
これは過ち、罪を犯した人でないと、だせない美しさ。
上野の谷中は、全生庵。
山岡鉄舟の菩提寺。
近代の偉人を挙げるなら、山岡鉄舟。下駄が好きだった。
何万の敵軍にたった一人で乗り込んでいった。
生を全うせい！燃え尽くせ！
覚悟。
My work is done.
中條高徳さんは死相が静かで立派だった。
31歳でガンで亡くなった若者。
遺筆。
二人の子供たちへ。
心の優しい、思いやるのある子に、なってくれ。人が悲しいときに一緒に悲しめる。嬉しいときに一緒に喜べる。周りの人を幸せにできる。
私は生きていられない。
だから自分の足で立て。
死期がわかったとき、
すべてが輝いてみえた。
父が毎日、回復を祈って、参拝してくれていた。
友人が
ありがとう皆さん。
頼みがあります。
死んだら、残る子供を頼む。
妻一人、子供二人が力を合わせたら、必ず乗り越えられる。
大きくなったら、私の生まれ育った北陸に連れて行って、私の育った土地を知って欲しい。
もう１つ頼みがあります。
父と母を、どうかよろしくお願いします。
父は自分の全てを捨てて、サポートしてくれた。母も肉親でもないのに抱きしめてくれた。
親孝行ができてないのに、葬式をさせる。
再生できるなら、また30歳でいいので、またこの父と母のもとに産まれたい。
私は幸せ者でした。
ありがとう。
まさに生を全うした。
人生一度きり。
