浅野重人さん講演!
JCの例会で、ラフティング世界大会で優勝まで導いた、浅野さんのお話を聞きました。
倫理法人会に通ずる、とてもわかりやすい、いいお話でした。
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ラフティングにはまって、やってきた。
15年前に海外から帰ってきて感じたのは、日本人が弱くなってきている。
川で泳いだことがない人が多い。すぐ川にゲートを作ってしまう。
すると、自然から教わるべきことができなくなる。
なぜか?事なかれ主義だろう。しない、させない、で、自然から遠ざかるようにしている。
本来は自然から、いろいろ学ぶべきなのに、決められたことしかできなくなる。
ラフティングは、チーム全員が一つのことを目指さないと、動かない。
ラフティングする理由が、生活のため、お金のため、と最近なってきた。悲しい。
ラフティングは、お客さんに非日常を与える仕事。与える側が夢がないのでは、無理。
仕事の根本は、何のために仕事をしているか?が大事。
誇りに思うこと、喜びに感じることは?
小3の女の子に聞かれた。ラフティングから何を学びましたか?
チームで喜びも苦しみも一緒にできたこと、と答えた。
仕事も、喜びがあるからやっているのでは?それが伝わってないようにみえる。自分自身が理解し把握していることも大切。
一番喜んで欲しい人を、どうやって喜ばせるか?
夢を語る、楽しんでる姿こそが、大事。志。
そういうものに惹かれて、人は動く。古今東西そうだろう。
まず自分が輝く。らしくある。
チームワークの本質。
…大きな目標がある、各メンバーがそれに揃っていること。
…しかししばしば、小さなこだわり(方法論、やり方、プライド、好き嫌い)で、チームは崩壊する。
実際、崩壊させてしまった。方法論で各自にプライドがあり、ぶつかり合ってしまった。そうすると、疲れてきて、なあなあになる。不満はたまる。
敗戦すると、その不満がみな爆発して、崩壊した。
大事だと思ったのは、日々、心に思っている不満を、クリアにすること。吐き出すこと。
チームが崩壊したとき、スポンサーに謝りにいった。何千万円も無駄にして、もう終わりだと思っていた。そしたら社長は継続させてくれた。そのとき、はじめて、本気になった。心構えを変えた。
そして、自分のやり方を押し付けようとしていたことに気付いた。
成功する経営者がよくやってること
◯トイレ掃除
ぜひやってみたらいいです。やればわかる。
自分のエゴを収められる。謙虚になれる。
誰かのための掃除ではなく、自分のためと気付いた。
うまくいく人は、運がいい、のではなく、こころの管理をしている。
◯保留事が少ないこと
やらねばならないことを、すぐやる。
コップに、やらねばならないことを溜めておくと、アイデアが出てこなくなる。
6人のラフティングで、7人いた。補欠だった。彼を、スーパーサブ、と呼ぶようにしたら、俄然頑張るようになった。
すると、レギュラーメンバーがまた非常に刺激を受けるようになった。
立場を変えてみると、フォロワー役やリーダー役のつらさが、それぞれよくわかった。
言われたことをやるだけや、指示するだけだと、相手の気持ちがわからない。わかると一気に絆が深まる。
本当のチームワークは、他のメンバーの弱みを理解すること。それをカバーし合える空気、関係が、大切。
ブックシェア。
最近感動した部分を、一枚コピーして、発表する。他の人も感想を述べ合う。すると、多様な感想がある。そして、大きな目標…世界一になる、も、なぜなりたいのかが、わかってくる。
みんな違う理由で、目指している。しかし一つに集ったから頑張ろう!となる。
すると、お互いに助け合うことが始まる。
世界一も、手段。本当は、各自の求めていることが違う。それを満たすために頑張っている。
何のためになっているのか、実は自分自身気付いていないことが多い。そこを理解すると、モチベーションを引き出せる。お互いの良さを引き出せる。
和のチームビルディング。