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国会版林塾…佐藤一斎!

毎月定例の、国会版林塾こと、綜学勉強会に、今月も参加。
現職時代から、皆勤賞です^_^


勝海舟、西郷南洲と続き、今月はその根幹の師匠たる、佐藤一斎。
私も言志四録を常に読み返しているので、楽しみに参加しました。

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幕末の志士には共通言語、共通の師がいた。それが佐藤一斎。昌平坂学問所の儒官になる。いまの湯島聖堂。

佐藤一斎門下は数千人。幕末志士も多数輩出。
佐久間象山、安積艮斎、大橋訥庵、横井小楠、中村正直、山田方谷。
西郷隆盛も著作を愛読。
佐久間象山の弟子、すなわち佐藤の孫弟子は、勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰、小林虎三郎など。
さらに松陰門下に、高杉晋作、久坂玄瑞、木戸孝允などが出た。


言志四録は4編。42歳から80歳以上まで執筆。それぞれ200条以上。


陽朱陰王。おもては朱子学、うらは陽明学。理氣二元論。
もともとは対立する学説。しかし佐藤一斎はそれを融合させた。
空海も、密教は2系統あったのを、1つにまとめた。
日本人は、分かれていたものを融合させる才能がある。日本がそういう役割を今後も世界でも果たすべきだろう。


安岡正篤「思想家は80歳を超えてから活躍すべし」
佐藤一斎は88歳で亡くなる。


31「学は立志より要なるは莫し。而して立志も亦之を強うるに非ず。ただ本心の好む所に従うのみ」…立志より、要となるものは、ない。しかし、これも無理にするものではない。原点から立てるべきもの。学問は立志が必要。


35「人は須らく自ら省察すべし。~」
…天人合一。西郷隆盛は、天を相手とする。天から託されているものがある、と考えていた。私心は、天との絆を弱める。逆に、無私になるほど、絆も深まる。試練も天が自分を試している。これは東洋人の自己確立のあり方。

これは本来は、日中の共通言語。日中交渉でも、天を、話題に出すべし。哲学思想から、中国の指導者を唸らせる、そういう政治家であるべし。れる。履物を揃える。街頭演説の前後にゴミを拾う。そういう所作によって、自分の気持ちが整い、引き締まる。小さなことをきちんとやる人に、大きな仕事がやってくる。



53「真に大志ある者は、よく小物を勤め、真に遠慮ある者は、細事をゆるがせにせず」
…細かいことをきちんとやる人が、大志を成就できる。
立つときに、イスを入れる。履物を揃える。街頭演説の前後にゴミを拾う。
そういう所作によって、自分の気持ちが整い、引き締まる。
小さなことをきちんとやる人に、大きな仕事がやってくる。

志は、立てることよりも、持ち続けることの方が、はるかに難しい。
貫くには、よほどの根気、継続力がなければならない。
佐藤一斎は、いま取り組んでいることをやり切ることが、志だ、と。



68「得意の時候は、最も当に退歩の工夫をつくべし。」
自分でつぶさない。
志がないと、現象に振り回される。


83「」
苦労より、苦労をやる意味が必要。
それを部下に仲間に示すのが、リーダーの役割。


88「」
自分に対する態度のみならず、他人に対する態度で、人がわかる。


111「」
能力は高いが人間的に問題があり、遠くを見ることができない、そういう人が世を迷わせる。


125「爾、万方の罪有るは予れ一人にあり」
殷を起こした湯王の言葉…。原因はすべて自分にある、との意識を持たないと、器にならない。敵をも味方にすべし。


149「」
世間第一等より、古今第一等。…両方大事だが。


177「」
テキストを読むときは、我が体験で注釈とすべし。
事を処するときは、聖賢の言葉を注釈とすべし。
経営者もよくやっている、「置き換え」こそ、実学の要。


179「」
リーダーは、部下以上の気づきがないと、尊敬されない。


229「」
人が動くのは、情理。理屈が通っているからこそ、情の裏打ちが必要。


257「」
指導者と、広い国民とでは、幸福感が違う。


279「」
運命次第。努力が実る。指導者の天命がある。
開運3か条
1、立志 何をやるかをはっきりさせる
2、積徳 周りを育てる
3、陽転 何をやるにも希望を持つ