昨晩の、中央区倫理経営講演会の報告です。
お二人とも、大変心に響くお話で、夢中でメモを取りました。
以下ご参考まで。



◯及川元一@岩手県

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専任幹事のとき、リーマンショックで、売上が2割にまで落ち込んだ。 

家庭は、婿養子だったが、妻と義父は毎日喧嘩していた。長男が登校拒否になった。しかし自分は仕事ばかり考えていて、家庭のことはあまり考えてなかった。

倫理の指導を、このあと講話される、林輝一さんに受けたとき「家庭と経営はリンクしている、気をつけろ」と言われた。


林さんには「お前は倫理ドロボウだ」と言われていた。ちょっと悪くなると指導を受け、良くなると忘れる。
それを思い出させられる出来事があった。
あるとき、大変なことがおきた。2011年2月、築3年の工場内に、水が落ち始めた。調べたら、屋根の鉄筋が凍って膨張しそれが溶けてきていた。これはもう天井が落ちないのを祈るだけ、と専門家に言われ、驚愕した。
そこで林さんに相談したら…「天に向かって唾を吐いてないか?倫理で良くなったことへのお返しがないのでは?」と言われた。
「このあま雫の問題はどうすればいいですか?」と聞いたら、「それは専門家に任せて、父親とつながるべし、父が望むことをしなさい」と言われた。

そこで夜、義父と珍しく飲んで、聞いてみたら、なんと「うちを出ていってくれないか」
自分は元々長男だったので、婿に来てあげた、と思っていた。
妻にその話をしたら、子供達がニコニコしだした。それで自分でも覚悟ができた。翌朝は珍しく家族団欒の朝食。
そのあと工場いったら、あま雫がピタッと止まっていて、修理工事もすぐできた。仕事の停止も24時間で済んだ。
そのあと引越しも、親戚のツテでトントンと進んだ。


いま振り返るに、義父はなぜ出てけと言ったか?自分の娘との喧嘩を、義理の息子に見せたくなかった、申し訳ない、と思っていたのだろう。
いまは義父と妻は、喧嘩もしなくなり、仲良くなった。


不登校の息子が、専門学校を見つけてきた。なんと60キロ離れていたが、バスで通った。
この春、調理師学校に行き、そのあと滋賀県に店を出したい、と頑張ってる。


すべてがうまく回り始めた。父の、出てけ、を受け止めてから。


岩手県は全県で11単会。毎日各地に行った。1時間かけて。目的は、倫理に行くためではなく、妻と話をするため。
しばらくは話すネタがあるが、そのうちなくなる。そこからがよかった。昔話などもするようになり、とても深くお互い理解できるようになった。


リーマンショックのあと、四年続けて赤字だったが、好転し、いまは累積債務も返しつつある。会社も良くなってきた。





◯林輝一 名誉専任研究員@大阪

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学ぶ!行う!結果

人によってそれは違う

絶対倫理…幸せになる法則
丸山敏雄は、それを発見した人。
松下幸之助にはなれないが、幸せになれる。
倫理は間違いない、と信じて欲しい。
やれば多少は結果でる。しかしやり抜いて欲しい。
苦難が来なければ、成長できない。


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活路とは、岐路。岐路がうまくいったら活路。
苦しい方と、楽な方がある。苦しい方に行くべし。
一番いいのは、朝起き。起きるのは苦しいが、楽に寝てたら、その分あとで苦労する。起きない道を極めたら、死ぬ。
たった朝起き一つでも、岐路。


子供は、一度は、親不孝しないといけない。
いまは母親が子供に甘い。母親は、亭主より、分身である子供に夢中。
子供などは、親がしっかりしていれば、自然と後を継ぐ。
倫理研究所も、丸山敏秋理事長は、中学一年生のとき、おじいさんのあとを継ぐ。と書いた。


喜んで朝起き!そして明るく!
「朝起きは、すべての基本」
朝起きて、最低の顔をしていないか?
ああ今日も生きていて良かった、と思うと、明るくなる。
活路、とは、そのこと。


生き方。
倫理。
純粋倫理。
これが経営につながる。

なぜ倫理を学んだか?
それを一言で言えなければならない。
倫理で学んだことと、これまでのが、混ざるとガチャガチャになる。調子の悪いときが来たとき、これまでのを捨てる!


真に正しいこととは、まず、己が救われること。
社長がやれば、社員は自然と付いてくる。朝礼も、社長が来ないとダメになる。



経営の5つの原則。

1…社員を変えるのではなく、自分が変わること。できの悪い社員も、自分の姿と思うこと。
社員が辞めるときも、しっかり退職金を払うと、次にいい社員が来る。
発顕還元の原理。振り子。

倫理のハイ!は、大きな声で、明るく、ハッキリ。
自らの声で、自信を持って。


2…大きなことを目指さず、小さなことをやる。
靴を揃える。


3…家庭を良くする。
対立。男と女が、自然界で生まれた。これは原理。
いかなるものも、対立→合一→生成の、3段階。
更にそのあと、発展。

丸山敏雄最期の言葉…感動した。経営者は、知ってて欲しい。
・急ぐな。
・先のことを心配するな。
・自然に任せて処置を取れ。
・にっこり笑って喜べ。



4…捨てる
特に"我"を捨てる。
己を捨てないと、発展は不可


5…利他の経営
いい社員がいれば、客は勝手に増える。
いい社長がいれば、いい社員は増える。



成功の秘訣は、終始一貫、やり抜くこと。
それができない、続かないのは、「元を忘れる」から。つまり、親。
父母を思うと、思わず涙が出るくらい、親を思うべし。そうすればヤル気がまた湧いてくる。
そして、その気持ちは、必ず子供にも伝わる。


もう一つは、
「恵みである」
「有難い」
「おかげさまで」
この3つを忘れるべからず。とにかく感謝を忘れないこと。
うまくいかないときは、この3つを忘れてるとき。