大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりました。私は元々幕末が大好きなので、楽しみですが、特にの主人公の杉文の兄、吉田松陰を心から尊敬しているため、とても期待しています。

なんといっても松陰先生のすごさは、その行動力と不屈の精神です。国の護りを見ようと、脱藩して東北に遊学。黒船による開国圧力に幕府が屈したのを見ると、アメリカに行って日本が強くなるための勉強をしようと、弟子と共に密航を企てます。当時、密航は死罪。実際、この企画は失敗し、松陰先生は死刑になりかけます。

なんとか死刑を免れ、長州の野山獄に1年2ヶ月幽閉されますが、そこでも日本のために勉強せねばと、獄中で約600冊の本を読破。更には他の囚人や看守に対して、孟子の講義をし多くの者を導いたといいます。このとき松陰先生わずか25歳。自分は獄中から出られないと覚悟し、同志と共に学べるのが至福の喜びととらえていました。人の人たる道を究めれば、たとえ死んでも、その言葉は後世の志士達の心に響き、必ずや果たされる、と説いたのです。ここに、後の松下村塾の源流があります。この後も様々な苦境に陥りますが、どんな時も、日本のためにできることを命懸けで実践する。松陰先生の不屈の精神には、いつも感激します。それを表したのが、この歌です。

【かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂】

私も落選をして毎日が苦しい日々でありますが、松陰先生の不屈の精神に学び、折れることなく行動していきたいと思います。



(写真の出典:Wikipedia)