意表をつく晋作の作戦と行動により、奇兵隊は快進撃を続けます。晋作の志とその勢いに、各地から賛同者が次々と現れ、ついに俗論派に勝利。この奇跡の勝利により、長州藩は藩論を倒幕に統一、以降ブレることなく倒幕に向けて突き進み、明治維新を成し遂げたのです。もしこの決死のクーデターがなければ、その後の薩長同盟も倒幕もなされず、従って明治維新もなされず、ひいては日本の独立も保てなかったかもしれません。

晋作は松陰先生から「生きている限り大きな仕事が出来ると思うなら、いつまででも生きよ。死ぬほどの価値のある場面と思ったら、いつでも死ぬべし」と教えられていました。この教えが、周囲の反対を押し切ってでも、無謀な挙兵を決行させたと言われます。

伊藤博文に「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、衆目駭然として敢えて正視する者なし」と墓碑に書かれた晋作。どんなに不利な状況でも決して信念を曲げない。一人でも立ち上がり、命を懸けて貫く。それが道を拓き、維新成就の源になった…。晋作の生き様は、私の心を激しく感動させます。

信念を貫く尊さを決して忘れずに、私も国政活動に身を捧げます。




(写真の出典:Wikipedia)