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山田宏講師講話!
政経倶楽部にて。以下備忘録です。
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3度目の落選。
1度目はH8衆院選。
2度目は日本創新党。
3度目は今回、次世代の党。


落選が、思ってもいない展開を作った。


1回目の落選したときは、大変だった。
落選した次の年に住民税の徴収がある。昨年分がかかるのでキツかった。


落選中はひたすら勉強した。中村あきら先生の「大東亜戦争への道」は非常にいい本。これがなければ、教科書採択もできなかったろうし、その場しのぎをしていただろう。
朝日新聞が、吉田せいじ証言を持ち上げ、
韓国メディアに火がつき、
その場しのぎの政治家が河野談話を出してしまった。これが典型。


もう1つ読んだのは、ハイエクの「隷属への道」サッチャーのバイブル。政府がいろいろなことに手を出すのが、隷属への、地獄への道、戦争への道。みな善意でやる。福祉もそう。しかし国自体は破滅に向かう。


うまずたゆまず、落選中も勉強したのが、よかった。国家観、歴史観を養った。



2回目は、創新党。2年半。この間に、安倍晋三さんとの親交が深まった。
当時は民主党政権で、安倍さんは不遇な状況。
安倍グループや、たちあがれ日本と連携した。

安倍さんが総裁として選ばれたのは、外交安保ではっきりしていたり、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった維新の会とも話ができる、のがあっただろう。

そのあと、安倍さんは、見違える活躍。開き直りがあるのだろう。今回が最後だという決意だろう。これに対抗できる政治家は、いないと思う。

いまの民主党の代表選メンバーを見ていても、対抗できないだろう。自民党を見ていても、安倍総理のほかは小泉進次郎くらい。いまの国家リーダーを見ていても、安倍さんしかいないだろう。



この数年、日本は正念場だろう。

平成26~29年は、特に重要。
馬年、甲。ナンバーワン。
今年、羊。甲乙丙の、乙。曲がりながら伸びる。群れをなして伸びる。正論が徐々に国民に広がるだろう。
来年は、サル。申。一定の到達点にいくだろう。
再来年は、ヒノト。丁。成熟していく年。


アベノミクスは、このままではダメだろう。
消費税増税が最大の失敗。
会社の経営が苦しいとき、商品の値段を上げるか?苦しいとき値上げをすると、つぶれる。まずやるのはコストカット。そして売上をあげる。これが基本。値上げなどしない。
国はまず値上げする。逆。
松下幸之助氏もそうした。


いまの国家予算は97兆円。
財務省の論理は「高齢者が増えてるから仕方ない」
しかし松下幸之助理論では、10年後、4分の1減らせないか?75兆円でできないか?そこに知恵を尽くせないか?
私も杉並では、10年後のことを目指していた。


江戸末期も、各藩同様。
倹約するが、構造的変革はできない、
山田方谷は備中松山藩を立て直すとき、「義を明らかにして利を図らず」「事の外に立て」
財政の収支を合わせるのは、数人の会計官にやらせよ。政治家は、正道を立てて、改革の筋道を訴えること。


いまの国家に必要なのは、目標。
10年後の目標がない。
そんなことより、来年どうするんだ?選挙どうするんだ?ばかり。
そちらばかりを見ていると、大きな視野が見えない。
将来のトンネルの先に光が見えなければ、希望は持てない。


いま97兆円。10年後は144兆円になると、財務省は試算している。人口動態で予測できてしまう。
経済成長で歳入が増やせても、68兆円歳入不足となる。
これまで40兆円借金していた。10年後もできるかわからないが、もし借りられたとしても、28兆円不足。全部消費税でやるなら、20%を超える。
今のままなら、こうなる。暗くなる。


国家予算4分の1減らすには、何すべきか?
例えば参議院は、要るのか?
初当選したとき驚いたのは、参議院議員会館のトイレがウォシュレットだった。衆議院はまだ。
これは、衆議院と参議院が、同じ予算額だから。
審議も同じことをやっている。これが必要なのか、考えるべき。


議員定数を減らしても、たいして意味ない。
ここまでやるのか!と国民が思うような、大改革をしなければ。
やはり47都道府県は無駄の温床。州として、自立してもらう。
いまの都道府県は、東京都以外、交付団体で、国の出先機関化している。
10年後の提案なら、議会も呑む。それくらいやらねば。


今のままのやり方をしていたら、国家は破綻する。この真実を伝えていかねばならない。
増税がダメ。
レーガノミクスのときは、財政赤字なのに減税した。貿易赤字なのに、自由化した。インターネットやシェールガスはこの頃の投資から花開いた。


日本はエネルギー問題をキチンとやらねばならない。いまは原発が止まり、国富が流出している。
またロボット。人口が減っている。2020オリンピックは、ロボットと人間の共生を打ち出して、始めるべき。欧米人からすればロボットは道具、奴隷。日本人からすれば、アトムやウランちゃん。パートナー。
TPPも、競争環境を整える。



教育。歴史と道徳。過去の日本といまの日本をつなげていく。これは日本の再生に関わっている。



今回落選したが、落選中に新しい種を見つけていく。
自民党も民主党も、足の引っ張り合いで、ダメだ。
日本人が日本人であること。世界の中で日本がリードする。


かつて、尊王攘夷から、尊皇開国になった。
真ん中に尊皇があったから、大きな改革ができた。
日本の誇りと名誉を取り戻し、新しい世界のモデルを作るんだ、という高い志で進めるべき。


自分がやりたいのは3つ。
1.名誉と誇り回復
2.財政再建、減税自治体した。税の安い国にしたい。一気にはできないが。
3.美しく豊かな国土創生。とくに食糧の安全性や、欧米化した食事。100年くらいかかるが、農薬を使わないでも作物できる。世界のモデルとなる。農林水産業が次世代の産業となること。


戦後の歪みを正す。


落選中に、研鑽をして、次当選したときに活躍できるよう、準備していきたい。




⚫️質疑

・いまのメディアは規制産業。再販制度で守られている。
内容も同じようなことばかりしているし。未来はない。
インターネットメディアは自由に頑張っている。そのうちこちらに目が向くようになるだろう。
朝日新聞は、第三者委員会で、反省しているのかもしれないが、解散するなどの具体的提案はない。


・徴兵はいまは必要ない。今の防衛は、高度化し、ロボット戦争化している。
ただ、国家に尽くす必要はある。
1、2年、義務として、国土維持に貢献する、などは必要と思う。福祉でもいい。警察や消防でもいい。