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幼稚園視察!
知り合いの大学の先生からの紹介で視察させて頂きました。
30人クラスに3人の先生、という手厚い体制で、自由保育を実践しています。写真は、子供達にとっての、洋服屋さんと、カフェ(^_^) 私も2歳半と0歳半の子を持つ父親としても、興味深く視察しました。


いま政府で検討されている、5歳児からの義務教育化では、自分達の保育理念を妨害されるのでは、と危機感を募らせられていました。

以下メモです。
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・園バスは無しがいい。保護者と話せる。登園時間も揃う。バスがあると、保護者との会話が電話になってしまい、細部まで意思疎通が困難。うちは手をつないで登園してもらっている。

・主活動は、他園は、絵を描くなどの、一斉保育が中心。うちは、遊びなど、自由保育が中心。
これは面白い!とこの時期に知ること。それは遊びの中で知ることが多い。
園の新入生は、遊べない。この雰囲気に、呆然としちゃう。先生が、園児の中から自発性が湧き出るように、注意して指導している。

・30人クラスに3人の先生。先生には能力も必要。
一人一人に合わせた指導をしており、一律の指導はあまりしない。自律できる子、他律ではない子を、目指している。
あと、障害ある幼児も受け容れている。

・最近は各幼稚園で、先取り教育が、大人から望まれている。たとえば英語教育とか。
しかしその結果、小学校に入学する、ワクワク感が弱い。
うちでは、小学校で何が楽しみ?と聞くと、勉強が楽しみ!と言う。先取り教育をしていないがゆえに、逆に今後に期待をしている

・小学校には、学びの面白さを、用意しておいて欲しい。学ぶことは面白い。教科学習以外も含めて。

・仲間はいいと思って卒業していく。仲間が好きだと、自分がやることの迷惑も、配慮できる。
たとえばクラスリレーで足の遅い子がいても、仲間が好きだと、お前は要らない、とはならない。頑張ってるのはわかる、だから俺たちがカバーする、となる。そういう会議を子供達で勝手にしていた。
うちの園児は、自信を持って卒園していく。お互い尊重されてる感じがある

・最近の運動会は、各園では、ショーになってる。親は喜ぶが、子供にいいかはわからない。一人ひとりの子供によって課題が違う。

・何事でも、子供に合わせるのか?親に合わせるのか?園に合わせるのか?が問われる。