自由主義研究会の特別講義で、渡部先生による「エネルギーについて」




まだまだこの分野で私は、勉強が必要ですので、楽しみに参加。
集中して聴講します!


ーーー以下メモーーー

水力発電はあれだけ揉めても7%。火力発電は非常に環境悪化させる。
原子力発電は発電量も極めて安定している。

民主党鳩山政権はCO2を25%減らすと言ったが途中で腰抜けた。要するに何も勉強してなかったのだろう。

東電の株主総会をテレビでみたら、驚いた、社長が出てこない。ノイローゼ?
勝俣会長が出てきて、驚いた、会社を守る気がない。国が保障してくれるならいい、と言う。

放射能で亡くなった人は一人もいない。人間への影響はゼロ。
避難区域も政府が指示した。

事故当時、原子力発電の専門家はたくさん出てきたが、放射能の人体への影響の専門家はメディアに干された。
日本は、広島長崎という原爆の被害者。研究も続いてる。原爆で亡くなったほとんどは焼死、火傷。放射能ではない。直接浴びた人は白血病になったり、妊婦は被害あったが。

「この子を残して」というベストセラーを昔読んで、原爆はひどいと思った。しかし読み返してみた。
おかしいのは、爆心地で、数日後に蟻がわいた。専門家は、これは人間にも大丈夫な証しと、3ヶ月後に、人が住んでも大丈夫と呼びかけた。そして誰も亡くならなかった。

被爆者は、それ以外の人よりも、健康だった。これは重大な事実。
爆風で片耳がやられたやつが大学時代ルームメイトだったが、ピンピンしていた。爆風が及ぶほど近いのに、健康だった。
別の友人は、鶴岡の同級生で、被爆者。84歳だが、ピンピンしており、上野に絵を出したりしている。

原爆反対と放射能反対が一緒になってる。
ビキニ環礁の第五福竜丸事件。水爆のゴミをかぶって帰ってきた。
通信士だったくぼやまさんが亡くなったら、日本中が騒いだ。
でも実は死因は、放射線ではなく、輸血に伴う急性肝炎だった。でも誰も言えなかった。

日本には残念なことに原子力船はない。米は原子力空母など持ってるのは、安全だから。


マーラーという研究者は、ショウジョウバエに放射能を浴びせた。
DNAが発見された。
弱い放射線を浴びると、修復能力が活性化し、健康になる。
しかし残念ながら、マーラーの頃の、あらゆる放射線が危険だ、という前提になってしまった。


黒船。
産業革命とは、突如白人が、有色人種より偉くなった革命。
それまでは、むしろ有色人種は仰ぎ見られていた。支那などは、勉強できれ出世できる社会で、尊敬されていた。見下していなかった。
変わったのは、イギリスが、石炭を使えるようになったこと。
日本は石炭あったが、使い方を知らなかった。ドイツもあれだけ石炭とれるのに、使えなかった。
日本は蒸気船に驚いたが、それは石炭文明に驚いた。明治維新は石炭文明を入れる革命。
日本は石炭あったので、日清日露戦争の頃は、エネルギーは問題にならなかった。
軍艦マーチも2番は石炭がテーマ。

そのあと、エネルギー革命起きる。
石炭から石油へ。
第一次大戦で、チャーチルも海軍大臣のときその決断。兵器を石油化。
飛行機は石油で飛ぶ。石炭では無理。
またロールスロイスに鉄板を貼り、戦車を作った。騎兵は消えた。

日本の観戦武官はこれを見て、絶望した。
秋山真之はこれを見て、いまの戦争は、7割は機械がやっている。それは全て石油が動かしている、と分析。
もう一つは、当時フランスは、男は戦場に行き、女は工場で弾や兵器を作っている、総力戦だ、と。
ドイツは戦場では負けなかったが、総力戦で負けた。
永田鉄山や東條英機などの陸軍若手将校は、総力戦の必要を痛感した。

以降10年で、雰囲気はがらっと変わる。ソ連もできた。
軍艦競争で、米英は5、日本は3。
日本は軍艦をいまだに作ろうとした。

226事件は本当に首脳部を震撼させた。
そのあと広田弘毅内閣ができたが、責任が重いのは、大臣現役武官制を復活させてしまったこと。これで不安定となった。
海軍は妥協的だしエネルギー問題わかっていが、陸軍はエネルギー問題を真剣に考えていない。だから駄々をこねる。それで内閣が潰れる。
山本五十六は海水から石油を作れたら、と冗談をいい、三国同盟も陸軍の都合と言った。
海軍はアメリカと戦争は、できないしやる気もなかった。でも7ヶ月しか石油がない。石油があるうちしかやれないだろう、と言っていた。東條内閣も全員開戦反対だったハルノートで止むを得ず賛成になった。

真珠湾攻撃で惜しむらくは、山本五十六から南雲中将に、石油タンク攻撃まで正確に指示していたら、ということ。戦艦なんて沈めなくていい、石油タンクだけ潰しておけ、と。
ハワイは石油を出さない。だからあれを叩けば、少なくとも半年は、アメリカの軍艦は動けなくなった。

石油さえなければ、アメリカ西海岸は無防備。日本軍は上陸もできた。そうなれば、北アフリカ戦線で、ドイツが勝つ。ロンメル。
となるとイギリスも落ちるし、アメリカは孤立。
こういう分析が、アメリカから出ている。
アメリカの太平洋艦隊司令長官のニミッツが、回顧録で書いている!
石油タンクの方がはるかに重要だった。

南方戦線でも、日本は敵艦を狙ったが、
アメリカは、輸送船を狙え。
これでエネルギーを断ち切った。

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戦後の日本の復興は、米国からのエネルギー締め付けをよく覚えており、それで石油から原発にエネルギー源を移していった。
福島までは、うまくいっていた。
福島原発事故も、津波の影響。それで電源を失ったから。

日本はいま、本当は原発を動かせばかからないコストを払ってる。1日100億円。年間3兆円以上。
アメリカからは、シェールガスを買わないか?と脅されている。戦前と同じ。
唯一の国産エネルギーが、原発。

日本はもんじゅがある。あれがうまくいけば、千年単位で日本はエネルギーを持てる。
あれができれば、農業でも水耕栽培ができる。電気を食うが、生産性が飛躍的にあがり、農業問題も解決できる。
中韓は沿岸部に原発を何十も作ろうとしている。

見渡す限り、公平にいって、一番安全で一番効率よいのは、原発。
1単位の発電量での犠牲者も少ない。
これをきちんも国民に啓発しないと、日本は半永久的に貿易赤字国になる。

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質疑
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Q再生可能エネルギーは?
Aメタンハイドレートは、大量にあるが、密度は低く、いつ、実用化できるコストが見合うかわからない。
 風力発電は、風が吹く国でないとダメ。
 太陽光は、宮崎の場合、火山灰でダメに。屋根に置いても、ゴミかぶると、発電量落ちる。となるとお父さん洗って、となり、何十人かは落ちて死ぬ。
発電量があまりにも低い。山手線全部にソーラーパネル置いても、浜岡原発一つ分。かつ、ゴミで効率落ちて、大変。
 もんじゅができたら素晴らしい。ナトリウム漏れは、事故ではなく、ささいな故障のレベル。研究止まってしまった。


Q貿易赤字になれば、円安となり、赤字回復するのでは?労賃が大きいし。
A円安になれば、むしろ買えなくなるのでは?
円高になったのは、ニクソンショック。
日本人の労働の価値は上がった。


Q勝俣会長の件、いまの行政は、電力会社を守る力、仕組みが、あまりにないのでは?制度が不備と思っているが。
Aいい政治家、いい経営者が出るしかない。


Q主体的国家経営ができてないのが根幹。外国にエネルギー政策も、国語政策も、憲法も決められている。
A中韓も、米国も、日本の原発再稼働は望ましくないと思っている。安倍総理はヤル気なのでいいが、戦後の政治はガッツがない。
頭、ハートの教育偏重で、武家時代の、腹を養う教育が無くなった。


Q放射線が危ないというプロパガンダにどう戦う?
A医学者達はわかっているが、一時に大量にドンと浴びない限り、問題ない、と言わねばならない。
例えば太陽光も、身体にいいけど、サハラ砂漠で日光浴したら死ぬ。
福島のならの実など、とてもおいしい。放射線で、肥料効果があった。
日本はアメリカより放射線基準が100倍厳しい。ナンセンス!