日本会議経済人同志会主催の公開セミナーで、下村博文文科大臣の講演をお聴きしました。


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以下、備忘録です。

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ロンドンオリンピックの銀座パレードは50万人集まった。4日前に決めたのに。
それだけ閉塞感打破を人々は喜んだのだろう。
9/7ブエノスアイレスでは、オールジャパンの力で勝ち取ろうと臨んだ。

高円宮妃久子殿下のインパクトは、実はすごかった。ヨーロッパでは皇族への敬愛は非常に強い。歴史が長いからだ。

宮内庁は政治利用反対で、IOC委員に会うのもはじめは大変だったが、別理由で実現した。迎賓館でお迎えした。過去の東京オリンピック50周年記念という名目で。
素晴らしいクイーンズイングリッシュで、ぜひアルゼンチンにも同行頂きたかった。
宮内庁長官に2回会いに行き、お願いをした。いろいろ工夫をして、なんとか来てもらった。

ブエノスアイレスでは久子様は非常に熱心にロビー活動された。昼ご飯もサンドイッチしか取れないくらいに過密スケジュールで、29人全てのIOCメンバーと会われた。
招致か決まらなかったら文科大臣を辞める覚悟で臨んだので、決まってよかった。

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帰国して、五輪担当大臣になった。今回、開催地がすぐ決まったので、

目標が決まったら日本人は強い。小柄な体格でも、なでしこジャパンは優勝できた。一つの目標を持ち、頑張ると、他国には真似できない大きな力を発揮できるのではないか。
このオリンピックを東京に招致することで、日本を建て直す起爆剤としたい。

スポーツ省を設置。オリンピックとパラリンピックを、同時ではなくても、なるべく一体でやりたい。
また国民が参加できる形にしたい。我が国の医療費40兆円、生活習慣病対策4兆円。運動不足解消の環境作りを進めたい。
いまスポーツ関係予算は、250億円のみ。4兆円の1/10を減らせるだけでも大きな前進。

環境問題。
2020年、今以上にきれいな空気、水。環境先進国を作る。

オリンピックそのものの歴史を変えたい。
グアテマラの委員から、日本は本当のオリンピック憲章を実現して欲しい。倫理的に。
彼は宮本武蔵の五輪の書を読んでいた。徳の高いスポーツ、道、を目指しているのは日本だけ。スポーツを通じて、人格徳器を高める。


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教育再生38項目。
教科書検定改革プラン。新教育基本法に則っていない教科書は不合格とする。これで、歴史の光も教えられるようにする。
政府見解もきちんと載せるようにする。例えば日韓基本条約で全て完全かつ最終的に解決した。

道徳教育を教科化。いまの心のノート、内容はまだ。10倍くらい良いものを作った。検定教科書も民間会社が参入できるようになる。
その物語を読み、特定の道徳観とせず、多様な価値観を読めるように。

土曜授業も復活したい。
ゆとり教育前のレベルにはまだ戻っていない。

英語教育の教科化は世界の流れ。5,6年生は教科、3,4年生は親しむ。中学で教わるレベルは当然ハイレベルになる。
同時に大事なのは、日本人としてのアイデンティティ。海外で、式年遷宮を説明できる高校生はほとんどいない。
かつてピーク時、伊勢神宮に修学旅行に来る高校生は65万人。今は3万人。これを直す。
思想信条を犯すことにはならない。

宮内庁長官に言った。政治利用とか、勝ち負けとかの言葉を規定しましょう。オリンピックはそれに当たらないのでは?
教育現場でも、日本人としてのアイデンティティ養成を充実させる。土曜授業を特別な事由がなくてもできるようにする。
大分県豊後高田市では土曜授業をやって、大分県内で学力ナンバーワン。スポーツまでできるようになってきた。地域の皆さんの力が生きる。

意欲のない教育委員会は変える必要がある。首長が任命罷免できるように。

2020年、ターゲットイヤー。憲法改正をできるよう、国民の意識改革が必要。日本会議経済人に期待したい。