天下分け目の衆議院選挙で、私は当選させて頂きました。公選法で御礼は言えない
のですが、感謝の想いでいっぱいです。
 そしていま強く思い浮かべるのが徳川家康の「勝って兜の緒を締めよ」です。ご存知のようにこれは1600年、関ヶ原の戦いで家康が勝利したあと、言われた格言です。

 家康は見事勝利を収めた後も決して油断することなく、慎重に戦後処理を行いまし
た。敵方の大名=外様には領地減や遠方への移動など、厳しい処分を下す一方、自軍
の大名や徳川一門は適切に全国に配置。極めて精緻に、江戸を護りつつも外様大名を
監視する、幕藩体制を作り上げます。

 この体制は政権の安定に非常に有効でした。なんと徳川幕府260年という、超長期の
安泰がもたらされたのです。

 今回の選挙で私は勝利できましたが、本当の戦いはこれからです。今一度、兜の緒を
締め直し、慎重に謙虚に、国難にある日本を再生させる維新政策の実現へ、力を尽く
したいと思います。

(『いどばた稲毛』2013年1月号掲載)


千葉から、日本維新! 日本維新の会・田沼たかしの挑戦-徳川家康(写真の出典:Wikipedia)

※三方ヶ原の戦いで武田軍に大敗したあと、家康自らわざわざ描かせたものと言われています。
(写真の出典:Wikipedia)