私の以前のボス、八木秀次・日本教育再生機構理事長による「美しい日本の心を育む教育を」に参加してきました。
以下、メモです。
(togetterの転載です。http://togetter.com/li/326900)


$千葉から、日本再建! ~千葉市議会議員・田沼隆志の挑戦


・今の日本の生活保護にみる、福祉漬け状態は、かつてのイギリスの英国病そっくり。国営企業だらけ。揺り籠から墓場まで。

・そこでサッチャーが現れた。サッチャーは典型的な庶民の家出身。メソジストで自助努力質素倹約の教義ゆえ、福祉漬けが許せなかった。そこで各地に競争を導入、民営化を進めた。また福祉漬けの家庭だと働く意欲が減り少年犯罪が急増していたが、サッチャーは少年院を増やさず仕事を渡した。

・また教育改革も有名。1.日本のゆとり教育に近い、のびのび教育を見直した。学力が大幅に落ちていた。日本の総合的学習時間と同様。2.歴史教育。当時のイギリスは教育は完全に地方分権。トロツキストが握り、過激な自虐史観教育した。そこでサッチャーは国民としての自覚を育んだ。

・3.道徳教育。最も輝いていた、ビクトリア朝の美徳を思い出そう!やればできる!と思わせた。国から何か分捕るより、働こう!いろんな国のV字回復事例をしらべると、とにかくヤル気にさせること。レーガンも同じ。経済がダメ。その前のカーター政権で米は自信喪失していた。

・レーガンは強いアメリカを提唱。教育改革に着手。危機に立つ国家というレポートで、テロではなく自ら崩壊しつつあると認めた。1.宗教教育。2.日本の教育に学べ。視察団が当時の日本に来た。そして、制服や校則導入。

・特に学んだのは明治以降の教育。修身の手法。教育勅語の内容を教えるとき、人の逸話で伝えた。例えば「正直」にはワシントンの桜の木。成功物語である、西国立志編も取り入れて、教科書作った。国語では稲村の火。当時は国定教科書で、森鴎外や嘉納治五郎などが作成した。

・レーガン改革で、ブックオブバーチューを出した。教育長官。徳目別に作成された。子供にためになる本を作った。2000万部売れた。家庭に一冊、寝る前に読んでいた。実は修身をパクった内容。

・衰退した国のV字回復には、成功例を繰り返し教えることが大切。上杉鷹山はやればできると思わせ、藩政改革した。さて、今の学校で読書の時間あるが、何を読んでもいいことになっている。それを正すため、13歳からの道徳教科書を作った。

・GHQははじめ、教育勅語を高く評価したが、やはり封じ込めた。そこで中身を残そうという運動おきた。天野文相の国民実践要領。日教組は反対。当時の日教組はひどく、暴力革命路線のため、大臣宅に乗り込んだり、ハンガーストライキしたり、集会妨害したり。

・いまの道徳教育は、教科でないため、教科書バラバラ。毒にも薬にもならないものや、人権教育平和教育になったり。NHK教育テレビを見たり、席替えして終わりだったり。日教組のやりたいようにやってるところもある。

・今もこの日教組のひどさは、地域によっては残ってる。最近は教育委員会の中に組合幹部が入ってる。沖縄県教育委員会などは典型。八重山の教科書採択問題でも、一貫して採択を妨害。石川県でも、教育委員は育鵬社採択したが、教育長は個人で反対し止められた。

・この教委組合一体構造にメスを入れるのが、大阪維新の改革。議会で追求しても、政治的中立を盾に無視。例えば新市長が教育改革を公約に当選しても、教育委員をクビにできず、やりたいことができない。ゆえにこの制度自体を抜本的に直さないとダメ。

・日教組も地域によっては穏健なところもある。学力テストのたかかかった秋田福井など。しかし北海道山梨広島などは酷い。どうしてこんなに酷いのか?これはGHQが作ったから。社会主義者共産主義者を集めた。公職追放で12万人が追放された。

・また、東大教育学部を作った。教育学部は二重構造。旧帝大で理論形成し、各地の旧師範学校の教育学部に派遣する。理論とは、ソビエト教育学。これを旧帝大で作り、各地に伝え、その元で教師が育つ。なおソビエト自体はこれで1950年半ばに完全におかしくなり、スターリンはやめさせた。

・指導者はレーニンの妻のクルプスカヤ。日本でも研究されてた。ゆとり教育、規則がない、教科書薄い。そこでスターリンがやめさせた。これが1937年。日本でも校内暴力が盛んだった時期は、ソビエト教育学の集団教育学が盛んだった頃。いじめもそう。問題ないところにゴタゴタを起こした。

・日本人としての自信を持てる教育が必要。稚内に行ったら、樺太が見える。そこに氷雪の門という碑がある。終戦直前、ソ連が樺太に侵攻。女性は内地に退避するよう指示来た。しかし樺太の真岡の電話交換業務は難しい。当時のソ連兵は囚人ゆえ強姦を多発していた。

・交換手の女性たちは、最後まで仕事を果たした後、服毒自殺した。職務に殉じた崇高な姿。また第六潜水艇の佐久間艇長の事故。これが世界中を驚かせた。日本人はなんと責任感が高いのか!と。外国ではノブレスオブリージュ。日本では庶民までそう。

・東日本大震災でも同様のこと多数。南三陸町の遠藤みきさん。この遠藤さんも普通の方。大人は子供にそういうことを意識して伝えるべき。

・マレーシアのマハティールは、日本を見習いルックイースト政策した。最近はっきり言っている。日本に欠けてるのは愛国心。あなた方の文化は本当に優れているんです、と言っている。

・マハティールが褒める日本の美徳は、我々の努力より、日本の歴史が作っている。日本の歴史は幸せだった。日本は大きな戦乱がなかった。老舗が多い。また日本人は昔から謙虚。外国からいい文化が来ると信じている。

・子供の前に大人の教育が先では?との質問があるが、まだ日本は他国に比べて相当マシ。俺たちもやればできる!と思わせられるかどうかだろう。また学力日本一のフィンランドにいったら、我々は日本の教育を見習ったのになぜ見に来たのか?と。これは日本の学者が生半可知識持ち込んだから。

・日本の学者は外国を尊敬し過ぎ。それを官僚は使う。


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先生、お疲れ様でした!