ツイート1:

いよいよこの1週間は緊迫だ。野田総理としては21日までに民主党内をまとめきるのみ。小沢Gとしては採決を欠席か、反対か?不信任案を自公が出す大義もなく、小沢さんが不利か…?なにしろ注目だ。
⇒首相不在時「クーデター起こるのでは」…自民議員
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120616-OYT1T00387.htm?from=tw  


※参考:会期末採決なら民主分裂=消費増税法案―鳩山氏

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120617-00000573-fnn-pol




ツイート2:

自民側もまとまりきっていない。今後どうなるか、全くわからないが、とにかく増税連合で突き進むいまの流れは残念だ。3党合意も私はまるで評価できない。各議員の真贋が問われる1週間だろう。
⇒自民、3党合意説明で18日に全議員会合 造反けん制
http://s.nikkei.com/LuGSlR  


※参考情報:アンケートでも9割近くが支持できないとの回答

http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201206160002/




ツイート3:

3党合意への私の見解は、ほぼこのロイター記事と同じだ。最重要課題たる社会保障抑制は先送りし、増税だけ決定…全く無責任としか思えない。増税するなら歳出削減が先、せめて同時だ!
⇒焦点:一体改革修正協議、増税先行の決着に展望開けず
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE85E00W20120615  




以上を受けて、以下ブログ投稿:


修正協議がまとまったのを「野田総理の政治生命を賭けるという覚悟、ブレない姿勢ゆえ」と評価するメディアもあるが、全く私は反対だ。

例: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000333-yom-int  



単純に、民主党が掲げてきた政策(最低保障年金や後期高齢者制廃止等)を、棚上げしたから、つまり自民に譲ったから、というだけだ。自分の政策を放りだすことを「覚悟」とは言わないし、「ぶれない姿勢」どころかぶれまくっている姿勢ではないか。



もうここまで譲ってしまうと、民主党マニフェストは完全崩壊としか言えない。それに対して反発が党内で起こるのも当然だろう。ここは正直に、新党と新マニフェストを掲げて、そちらに集まる人と、旧民主党および旧マニフェストにこだわる小沢・鳩山G系で、きれいに分かれた方がよい。


どちらにせよ、総選挙では、相当厳しい審判が両者に下るのは避けられない。この3年間の混迷(特に外交!)や不作為(特に年金改革!)は、もう国民の失望を決定的にしているからだ。



ならばはっきりした方がよい。
①新民主党(野田系)と、②旧民主党(小沢系)にわかれ、
自民党も③増税自民と、④その前の改革優先自民で分かれた方がよい。



①と③は大連立となるだろう。増税連合。
④は、みんなの党や、大阪維新、石原新党などと合流でき得る。



しかし②と④は組めない。むしろ逆だからだ。
②はバラマキ型の大きな政府志向、④は小さな政府志向だ。




野田民主は、旧民主を離党して、解散総選挙すれば、
①も相当勢力は減るが、②は激減するだろう。

①と③が大連立する約束をしており、総理も野田が継続するなら、野田は解散するかもしれない。



ただし増税連合に対する④系勢力が、躍進するとも言える。
特に大阪維新は台風の目だ。
野田さんにとっては、こちらの方が脅威かもしれない。
解散しない理由は、こちらの方が中心とも言えよう。




これに関するメディアの論調、たとえば以下のような、説明責任を問うもの、
これらは一過性のことだ。
http://www.373news.com/_column/syasetu.php?ym=201206&storyid=41185  


問題の本質は、政策的に合わないグループがおり、
その隔たりを埋められないくらいまでに譲歩してしまった点だ。
あとはもう政策論ではなく、力技、すなわち公認外しや除名などをちらつかせて、
権力的に反論を抑え込むことを、各党執行部は考えるはずだ。
政策論とならないのが残念だが…




真に日本を思う政治家なら、まずこの3党合意の内容をどう思うか、はっきりさせるべし。
賛同なら、増税連合に参加せよ。
反対なら、旧民主か、④系勢力に参加せよ。
ここを曖昧にしてきたから、「決められない政治」となっているのだ。
言い換えれば、反自民しか理念のない民主党ゆえに、党内分裂に今なっており、これを正すには政策別再編となるしかないのだ。




しかし残念だ。
今後どういう展開となろうと、増税連合は一大勢力となる。
となれば、増税は止められない。
それはすなわち、必要な改革はやらないか先送りを意味する。
延命治療のようなものだ。
日本に対する危機認識が薄過ぎるのではないか。
いままだ余力のあるうちに、大手術をしておかなくては、復活できなくなってしまう。



たとえば年金はもう返ってこないこと… 生活保護が激増していること… 少子高齢化で医療費増大は避け難いこと… 
こういったマクロ的・基本的な大潮流に一切手をつけず、増税だけ決めるのは、犯罪的とすら私は感じる。




増税連合は、巨大だ。
しかし日本のためには、戦わなくてはならない。
いつ、どうなるのか、私自身も全くわからないが、
保守系無所属としてこれまで一切ぶれずにやってきた。
この政治信条「自立した、強い日本を創る」を継続し、
大阪維新や石原新党、心ある自民のグループとともに、戦っていく。