●小沢氏の党員資格復活、6割が不要 内閣支持率は最低22%

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120430/stt12043011500000-n1.htm



予言通り、内閣支持率が危険水域に。書いていないが、特例公債法案も野党は人質に持っている。6月末の会期末は、緊張が高まるだろう。また党内争いが賑やかになることだろう。うんざりだが…

国会がねじれている以上、野田さんがやろうと誰がやろうと、なかなか前進しないし、こうなるのも不可避。ここからが野田さんの本領発揮であり、私はやはり民主党を”ぶっ壊して”欲しい。政界再編だ。
総理自ら離党して新党を立ち上げ、日本再生野田プランを掲げて解散総選挙すればよい。政治生命を賭けるとは、それくらいのことをするのではないか?
私は総理の増税方針には反対だが、政治を変えるための大胆な打ち手には期待したい。というかそれしか期待できる点はなく、それもできなければ退場頂くのが筋だろう。




あと、個別内容について。

憲法改正に賛成57.6%は驚いた。
不要30.4% の倍近い。
日本人もようやく、憲法のおかしさに気付きつつあるのだろうか。
ぜひこの論議を深めるべきだ。
GHQによる押しつけ憲法は、2週間の急ごしらえもの。GHQ自身、占領が終わったら、改憲するだろうと思っていたようなもの。読めばわかるが、日本語として異常。明らかに英文和訳、しかも受験英語のような変な日本語だ。
一刻も早く廃棄すべし。



尖閣購入への高評価は当たり前。そして国有化を求めるのも当然。
民主党政権では全くこの議論は進んでいなかった。
この政権は決定的に外交安保が弱い。
その無策を、来る次の総選挙でも、我々は忘れてはならない。



増税に賛成が51%は、意外だ。
これは国民に誤解が蔓延しているように思われてならない。

よく、日本の財政状況は危機的と言われる。1000兆円だ!など。
しかし、デフォルトリスクを商品とする、CDSという金融商品で見ると、
日本の破綻リスクはまだまだ高くない。フランスよりも低い。
無論長期的には増税も検討すべきだろう。
しかしまずは、膿をださなくては、穴のあいたバケツに水を入れているようなものだ。

膿…それは第一に社会保障支出の構造改革。今後激増は避けられない。高負担高福祉国家でよいのか、否か。まず今は中負担高福祉となっている現状を国民に正直に伝えるべきだ。

第二に、行政改革。特別会計のムダ削減や、歳入庁などの徴収強化対策、政府資産売却余地は数百兆円など、やるべき改革が山積しているのに、増税だけ急ぐのは理解できない。
とにかく今回の民主党の「税と社会保障一体改革」は、本当にひどい。こんなものは改革とすら呼べず、全く未来が描けない。私は心底怒っている。

第三に、経済成長を阻害する。デフレ中に増税では、負担ばかり重くなり、成長は更に難しくなる。いま日本が目指すべきは何よりも成長だ。少なくとも、先進国で唯一、この20年間経済成長をしていないのは、日本だけ。この点に対するまっすぐな反省と方針転換なしに、ただ増税だけするのは、理解できない。

そもそも、財政再建も重要だが経済成長も重要である。じゃあどちらを重視するのかといえば、それも現政権ははっきりしない。
はっきりしない政治では、はっきりした成果は生まれないだろう。常にそうすべきとは言わないが、この国難の時期には明確なビジョンが不可欠だ。




とにかく私は、いまの国政のあり方や、改革の小ささでは、
日本の沈没は避けられないと感じている。
まずバケツの穴をふさぐ!
そこを突破しなくてはならない。
前例踏襲的な、これまでの延長のような行政にとどまる改革ではなく、
大胆な提案も決定できる民主主義、統治機構にならねばならない。
そもそも提案をしない政治は、論外だ。
そういう状況を感じ取り、国民も大阪維新の会への期待が高いのだろう。


危機突破の政治を、私もリードしていけるよう、
ブレずに媚びずに頑張りたい。