山田宏・前杉並区長の講演会にいきました。

以下備忘録です。正確さは保障できませんのでご了解を。

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ハーバード大の学長が言った。
中国は200人の留学生。韓国は300人。日本の学生は5人しかいない。


有名大学の法学部長は、高校の補習が必要という。
高校は中学の補習、
中学は小学の補習、
小学は幼稚園の補習、という。
幼稚園は、三歳までの親子からの愛情が欠けていて、吸収が悪い、という。


いまは人間教育がない。
明治以来、記憶教育になった。
江戸時代はやっていた。
まず掃除。
拭く。雑巾で。すると愛着がうまれる。整理整頓できれば頭が整理され、頭が良くなる。そしてモノを大切にする。

次に応対。
挨拶や返事。
手紙。昔の人の手紙を真似る。

三番目は進退。
菅直人はひどかった。
やめどきが大事。ずるずるしない。ピシッとする。

これが江戸時代の教育。全国同じ。今はやってますか?


六歳からやったのは、素読。
意味わからなくていいから、読ませて、覚えさせる。

大阪の塚本幼稚園。
まず君が代。
次に教育勅語。
次に五箇条の御誓文。

保護者の質問レベルが高い。
経団連より。

松下村塾は農作業しながら講義した。


大きくなれば四書五経。
立派な人間のイメージが具体的だった。

敗戦もきつかった。
京大教授、合田雄二は、昭和32年、これからはおかしくなると予言した。
君たちには宗教心がなく、根無し草。


自分の祖母は明治生まれだが、
年末にいろいろな宗教ができていいね、と言っていた。
宗教は、何でもいい。心を磨く砥石だから。


いまは日本人共通の歌や踊りがない。老若男女、どの世代でも知ってるものがない。いまの音楽の教科書を見せても、おばあさんにはわからない。
他国はあるが、日本はまとまらない。
日本昔話がテレビでなくなってから、日本は真におかしくなったと思っている。



そして誇りある歴史の教育。
日本がいい国と思えなければ、ゴミを捨てても平気。
日本を悪い国と教われば、必ず子供はねじ曲がる。
敗戦後これを続けたら、今になった。不甲斐ない、人のせいにする、国。


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自分は三十代の、都議会議員のとき、ヨーロッパに国際会議場の視察に行った。
パンをちぎって鳥にあげていたら、年配の立派な視察団員から、お前はいいな、と言われた。昔は日本人が来たら町が汚れると言われ、ゴミを拾って帰った。
恥ずかしい体験だった。

宗教心、道徳、歴史。
これを幼児教育、年少教育からやらねばならない。
義務教育は、立派な人間を育てるという、人格教育をしなければならない。


自分が区長のときは、クーラーをつけなかった。何度も要望が来たが、受け付けなかった。
35度を超える日は10日だけ。その日は休めばいい。柔軟に考えればいい。
私は区長室でクーラーを11年間つけなかった。

暑さを教育材料とすべし。
不自由、不親切の環境を用意して、考えさせる。
これが教育。
ちょっとのことも我慢できなくなり、脆弱になってきた。


明治はまだ、江戸期の教育の名残もあり、また国家目標もあった。
しかし今は厳しい。我々はいつか、教育の重要性に気付くだろう。

国防も大事。教育も大事。
しかし何もかも、お金がかかる。
これが今の日本の難題。

経済学的には、
土地、人口、資本、技術革新。
日本には技術革新しかない。
イノベーション大国になるしかない。
それを産むのは教育。
今のように、困った人を助けてばかりいると、実はそれが新しい芽の誕生を阻害し、助けるべきでない人まで延命されている。
日本にはたくさんの材料があるから、イノベーション大国にも必ずなれる。


義務教育までは人間教育だが、
高校以上は学校設立を自由にし、
中小企業の学校、数学の学校、大工の学校など、多種多様な


文科省の役人に聞けばわかる。
子供は公立ですか?私立ですか?
私立が多いなら、自分のレストランの料理を食べない社員みたいなもの。説得力がない。
文科省役人は公立校を義務にすべし。


財政再建のために、山田方谷は、
教育改革と役人の綱紀粛正をやった。
姿勢を示すべし。


不登校、校内暴力の問題も、
子供に自尊心を持たせ、自立心を持たせなければ、自暴自棄になる。
お前は価値があると、繰り返し言うこと。
やはり家庭教育が根幹。


過去への感謝がなければ、
未来への責任感は生まれない。
立て直しのスタートは、過去から始まるのだ!
野田総理も来年靖国参拝しなければ、見捨てる。


アナポリスの方針。
我が軍の兵士の遺体は、必ず奪還する。









~質疑応答~
●学級崩壊対策は?

10歳までにやるべき。
幼児教育を、保育園でもきちんとやるべし。
偉人伝を強化すべし。
子供をさん付けで呼ぶこと自体おかしい。
あとは美しい日本語をたくさん覚えさせる。語彙が増えると思考力が高まる。他の科目もよくなる。

英語を小さい頃からやろうとしても無駄。なぜなら、遣わないから。小さい頃からやればいいかといえばそんなものではない。

できない子に合わせていると、なかなか難しい。
能力別クラスにすべし。
子供手当も、反対だが、やるなら親学をちゃんと受講してスタンプが必要とするべき。


●教育改革に、我々がすぐできることは?

地域の学校に年一回手伝いをする。地域ごとに、よい学校を作る気運をつくる。


●靖国参拝を納得させるには?

続けること。内政干渉はお断り、といえばいい。文句言っても仕方ないと思わせるしかない。その覚悟。あとはいちいち説明しない。
昔は中曽根さんまで、普通に参拝していた。問題なかった。


●山田宏さん自身の来年のビジョンは?

自分が何になりたい、とかはない。
来年は、正気の人が集うグループが必要。創新党だけではダメ。
このためだったら死ねる、という日本再生の野田ドクトリンを掲げて、通じないなら解散すべし。






同じ講演を別にまとめたものもありますので、以下添付します。



・明治以来、記憶教育になって今は人間教育が無い



・江戸時代やっていたのは主に3つ

(1)掃除や整理整頓。特に雑巾で拭くと者に愛着が生まれ、整理整頓ができれば頭が整理され、頭がよくなる

(2)挨拶や返事。昔の人の手紙を真似る

(3)進退。辞め時が大事

江戸の教育をいまの教育でやっているか?



・大阪の塚本幼稚園は、朝礼のときにまず、君が代斉唱、次に教育勅語、次に五箇条のご誓文。塚本幼稚園は保護者のレベルも高い。経団連よりも高い


・大きくなれば四書五経、立派な人間のイメージが具体的でよい

・自分の祖母は明治生まれだが、日本にはいろいろな宗教があっていい。心を磨く砥石だから、と言っていた。しかしいまは日本人共通の歌や踊りがない。老若男女、どの世代でも知ってるものがない。いまの音楽の教科書を見せても、おばあさんにはわからない。自分は日本昔話がテレビでなくなってから、日本は真におかしくなったと思っている



・宗教心、道徳、歴史。これを幼児教育、年少教育からやらねばならない



・義務教育は、立派な人間を育てるという、人格教育をしなければならない



・区長のときは、学校にクーラーをつけなかった。何度も要望が来たが、受け付けなかった。35度を超える日は10日だけ。その日は休めばいい。柔軟に考えればいい。区長時代、区長室でクーラーを11年間つけなかった。暑さを子供たちへの教育材料とすべし。不自由、不親切の環境を用意して、考えさせる。これが教育。いまはちょっとのことも我慢できなくなり、脆弱になってきた。



・日本が豊かになるためには経済成長、経済成長するためにはイノベーション。ゆえに、新しいものをどんどん生んでいく人を育てる教育。日本にはたくさんの材料があるから、イノベーション大国にも必ずなれる。義務教育までは人間教育だが、高校以上は学校設立を自由にし、中小企業の学校、数学の学校、大工の学校など、多種多様な人材を育てる教育をすればいい


・文科省の役人に聞けばわかる。子供は公立ですか?私立ですか?と、それで私立が多いなら、自分のレストランの料理を食べない社員みたいなもの。説得力がない。文科省役人は公立校を義務にすべし。


・過去への感謝がなければ、未来への責任感は生まれない。立て直しのスタートは、過去から始まるのだ! 野田総理も来年靖国参拝しなければ、見捨てる。