10月15日(土)の、稲毛区倫理法人会の講話は、
蓮見幸子アドバイザーの「家庭愛和と夫婦力」だった。
大変示唆を頂いてきた。以下備忘録。
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・今、家庭が壊れかけている。魂が抜けている。離婚率上昇等。
・創始者丸山敏雄は、敗戦直後、日本再建のため、夫婦道と無痛安産の本を出した
・夫と妻が一つになっているかが大切。一枚岩。水も漏らさぬ仲。全き性能。
・二人で親祖先を大事にせねば、家もうまくいかない。夫側の親だけを大事にしては偏る。一本のフィルムのようなもの。家の流れ、血の流れ。夫婦仲良ければ、流れを浄化できる。世に守るべき道は、親子兄弟友人より、まず夫婦道。
・家で守るべきは、1上下 2先後 3順序。
1:目上への礼儀。
2:先に立つのは夫、後が妻、先の夫は機関車、妻は客車。
3:長男が先、次男が後。
・会社が発展すれば家が発展するのではなく、その逆。社訓はあっても家訓がないのではダメ。
・石原良純の家訓は「1挨拶、2時間守れ、3日に一度は空を見よ。」素晴らしい。
1:挨拶は金の鎖。
2:時間は命の刻み、一歩一歩があの世へ歩いている。
3;空は世界どこでも同じ。
・夫婦喧嘩は健康の妙薬、ただし相手の欠点や実家の悪口は言わぬべし。
・全き性能。夜の夫婦生活も、命懸けでやるべし、全ての元。これで売上が伸びる、それを人は知らなかった、と丸山敏雄は言った。加山雄三は命懸けでこれをやったと言っていたが、素晴らしい。
・家の事業を継承するとき、主人は長男に継がせた。次男は自分が指名されると思っていたため、それがショックで、出て行ってしまった。私は次男が不憫でならなかったが、次男はその後カナダに渡り、現地で事業も発展し、子供四人、孫八人まで生成発展させた。今は主人の決断を良かったと思っている。
・積善の家に余慶あり。夫婦は同志、戦友。亡くなればそれがわかる。夫婦仲良くして下さい。
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夫婦愛和が、すべての源であることは、私自身も非常に実感している。
やはり家庭がうまくいかねば、何事にも身が入らない。
夫婦愛和の道、家庭における夫と妻の役割は、現代社会では極めて重要だ。
私は歴史教育や道徳教育にこだわっているが、
ある意味家庭政策こそが、最も重要な現代社会のあり方を左右する、重要なテーマだと思っている。
たとえばざっと挙げても、以下のような論点がある。
・夫が働くとき、妻も働くのか
・家事や育児の分担
・夫が自営業なら、妻の役割
・夫婦での収入の構成
・お金の管理…妻が全額管理し夫はお小遣いか、それとも夫が妻に渡すのか
・(妻にとって)家事が尊くやりがいある仕事になっているかどうか
・結婚は夫から切り出すか、妻から切り出すか
・結婚や新生活の費用分担
・それぞれの実家での常識・慣習を、いかに新世帯では合わせるか、合わせ過ぎないか
・それぞれの実家との関係(距離、心理、家業、経済など)
・お互いの両親や兄弟の親密度
みな正解を1つにできるテーマではないが、
かといって何でもありがよいこととも思えない。
何にせよ、すべての源は、
夫と妻との信頼関係で、
困難(経済的苦境や育児の大変さなど)を乗り越えていくことにあるだろう。
家庭の力、家族の絆の向上こそ、いまの日本において重大なテーマであり、
私自身も実践を通して追求していかねばならないと確信している。
日本の家庭が、幸せな家庭であることを、お手伝いしたいと、
私は心から思っている。