●1回目質問


0. 挨拶


(ア) 無所属・千葉維新会の、田沼隆志です。


(イ) 今定例会は参院選前ということで、新党も多く立ち上がっています。国政の動向は、市政とも強い関係があるため、強い関心を持っております。私は無所属のままですが、千葉維新会としては、真正保守政党の誕生を心から祈願しています。


(ウ) 現時点では私は「日本創新党」に最も期待しています。ただ他の新党や既存政党にも、個人としては素晴らしい方々が多数います。


(エ) 結局、いまは乱世であり、政界再編が必要です。その過程では、いろいろな混乱や思わぬ展開もあるでしょう。「媚びず・ブレず・おごらず」に、誇りある日本を、千葉から作って参りたいと思っています。


(オ) それでは一般質問に入ります。時間がないため早口をご容赦下さい。




1. 教育問題について

第1に、教育問題についてです。


(ア) 男の子・女の子の区別教育について


① この春初めて私は、議員1年生として、ある小学校の入学式に来賓として参加しました。そこで、本当の新1年生に対して全員「さん」付けで呼んでいることに、強い違和感を覚えました。

名簿を見ても男女混ざった名簿である上、最近は名前でも男女の区別がつきにくい。さらに一年生児童は、見た目も、体つきも区別がつかない。服装まで区別不能な子もいて、「ハイ!」という返事でようやく男の子か女の子なのかがわかる。もし声まで同じだったら、本当にわからないでしょう。衝撃でした。


② 小学生、特に入学したての低学年の児童は、まだ自分のことも社会のこともわかりません。自分自身が、男の子であるとか、女の子であるとか、そういう区別を正しく認識させなければならない。もちろんそれをやるのは第一には家庭教育ですが、学校教育も特に低学年は同等と考えます。自分が、男の子だ・女の子だという自己意識はアイデンティティの基礎であり、大変重要です。健全なアイデンティティや価値観が喪失すると、無気力や、引きこもりの原因にもなりかねません。


③ しかしながら、男の子・女の子、など当たり前のことは、子供に理論的に理解させることとは困難です。ゆえに日々の実践や生活指導など、表に出ない小さなところが重要になる。表に出ないところで常識を伝えていくことも、教育の重要な使命の1つと考えます。


④ 本市では男女について「お互いの特性を認め合い、尊重し、補完していく」と提唱しています。すなわち、男女の区別は前提とした上で、それぞれの役割を果たすということであり、男女を同質に扱うということではない。であるならば、なぜ「さん付け」で統一しているのか。矛盾しているとすら言えます。そこでお尋ねします。


1. 男の子である、女の子である、そういった自己のアイデンティティはどこで構築されると想定しているか?

2. 男の子である、女の子である、そういった違い・区別をしっかり教えるべきと考えるが、市の見解はどうか?

3. そういった違い・区別について、いつ・具体的にどのように教育しているのか。

4. 例えば、男の子であれば、「くん」、女の子であれば「さん・ちゃん」と呼ぶ。そのことによって、男の子、女の子という違い、区別を自然に認識できると考えられるが、市の見解はどうか?


お答え下さい。




⑤ 次に 名簿自体について です。

「くん」「さん」の呼び方もさることながら、男の子・女の子の区別教育には、名簿も重要です。この小学校は、男女混合名簿でした。そしていま、本市の大半の学校が混合名簿とのことです。


⑥ かつて私自身が本市の小中台南小学校や小中台中学校に通ったときは、混合名簿ではなかった。他でも聞いたことがなかった。それで全く問題なかったと記憶します。それがなぜ変わったのか。

いろいろ調べたところ、2001年9月に県教委から通知されたジェンダーフリー教育推進通知、いわゆる「01年通知」を受けて、そのあと急激に県内各地で混合名簿化が進展したようです。千葉市でも翌平成14年に、甲乙様式から混合名簿を許す統一様式へ移行しています。そこでお尋ねします。


1. なぜ本市はH14年に、名簿の様式を、甲乙様式から混合名簿を許す統一様式へ移行したのでしょうか? 明確にお答えください。



⑦ また今月16日の千葉日報で「ジェンダーフリー教育撤廃」の記事が1面に載りました。本年5月に県教委から「01年通知」廃止の通達があったとのことです。「01年通知」とは、堂本暁子・前知事時代に、ジェンダーフリー教育推進、混合名簿の積極導入を求めたものでした。この廃止通達の中では特に、現場から「混合名簿を男女別名簿に戻すべきなのか」という声に対応したかった、ということでした。もちろん、戻すべきということです。そこで、


1. 「01年通知廃止」という通達についての、本市としての見解を、お尋ねします。




(イ) 道徳教育の推進について


① 次に 道徳教育の推進について です。こちらは提案型のご質問です。

この春、会津若松を視察し、会津藩校日新館での儒教的教育などを見てきました。会津には「ならぬものはならぬのです」で有名な「什の掟」というものがあります。江戸時代、まさに小学生にあたる幼年の子供たちに、振る舞いを教えていた教えです。

いま会津若松市では、これを現代的にアレンジした、わずか6か条からなる「あいづっこ宣言」が各所に掲示されています。

ここでのポイントは、わずか6条の簡単なフレーズを、繰り返し用いて覚えさせること。それが成長したあとも活きている、ということです。


② またその翌週、今度は山口県萩市に行きました。松下村塾を訪れ、維新の源流に触れて、志を再び触発されました。

素晴らしかったのは、萩藩校明倫館の跡地に建つ萩市立明倫小学校では、毎朝、各教室で子どもたち全員が「松陰先生のことば」を朗唱していることです。「今日よりぞ 幼心を打ち捨てて人と成りにし道を踏めかし」「志を立ててもって万事の源となす」これを3学期×6学年、18種類徹底的に覚えるのですが、それが子供たちに伝わり大きな効果をあげているとのことでした。


③ かつて儒教教育がやっていたように、具体的な言葉に繰り返し触れることで、子供の体に刷り込むことは、道徳教育においても非常に高価が効果が大きいと考えます。そこでお尋ねします。


1. 道徳教育、特に儒教的教育や躾を徹底するための具体的な教材・ツールとして、伝統的なものを使うべきではないか?

2. 生活指導の中に、道徳教育推進となるような習慣を、導入すべきではないか?



(ウ) 状況変化に合わせた、千葉市学校教育推進計画の修正について


① 次に、状況変化に合わせた千葉市学校教育推進計画の修正についてです。

千葉県の教育振興基本計画が策定されました。そこでは、歴史伝統や道徳重視、国旗国歌への尊重などが強調されています。国の教育基本法の理念と合致した、全く特異でない! 正しい歴史観と伝統観に基づいた計画だと思います。

この計画内容は、多くの県内市町村にも影響を及ぼしていると考えます。市と県がバラバラな方向を向いていてはいけないでしょうから当然と思いますが、お尋ねします。


1. 県の計画策定を受けて、本市でも何らかの修正などの対応をするのか、しないのか、お答え下さい。




2. 市長の基本姿勢について


(ア) 行政改革推進プラン実施計画について


① 第2に、市長の基本姿勢について、その中でも、行政改革推進プラン実施計画について、お尋ねします。


② 3月議会で私は、数値目標を掲げるべき、そしてコミットするべき、そういう計画を作ることが、市長の強い改革姿勢になるのだ、と訴えました。執行部の答弁も、責任を持ってやる、とのことでした。

しかし議会後に発表された行政改革推進プランの実施計画は、全くそれとはかけ離れたもので、非常に残念です。

まず、先日小川議員も指摘していましたが、あれほど言ったにも関わらず、数値目標がほとんどない。設定しようとした努力のあともない。

そして何より納得がいかないのは、財政健全化プランと行革プランは一体、ある意味車の両輪として進めていくとあったのに、具体的な連携部分が全然見えないことです。これでは健全化プランで掲げた数値目標が実現できるかもわからない! そこでお尋ねします。


1. 健全化プランの数値目標を達成するための具体的な内容が、行革プランの実施計画に示されていない理由は?

2. 財政健全化プランの実現性を高めるための取組みや工夫は?これが行革プランに出るかと思っていましたが…

3. 財政健全化プランの進捗管理はどのように行うのか? 責任の所在をどのように明確にしていくのか?



(イ) 稲毛区補欠選挙における、市長の選挙違反について


① 次に 稲毛区補欠選挙における市長の選挙違反について、です。

発生から半年以上経ちましたが、依然として市長からは誠実な説明はなく、逃げ続けています。市長がブログで「伝えるだけではなく行動や実績で雄弁に示す」とかっこよく書いている通り、反省しているなら、行動で示して頂きたい。


1. 「ガラス張り市政」を掲げたならば、これについて市民にどのように説明するのか?何らかの説明があるべきではないか?

2. 地検が告発状を受理しているという事実に対して、市長としてどう思うか?

3. 起訴された場合は、どうするつもりか?

4. 来年は統一地方選だが、そこでもまた特定候補を応援するのか?

5. 文書での応援はこれに懲りてやらないとしても、街頭演説や集会はやるのか?  お答え願います。



3. 民主党政権の諸政策が市政に与える影響について


(ア) 外国人地方参政権について


① 第3に、民主党政権の諸政策が市政に与える影響について、お伺いします。まず始めに、永住外国人への地方参政権についてです。
民主党政権は依然、永住外国人への地方参政権を付与しようとしている。私は絶対反対です。まず憲法違反です。そして地方参政権は地方政治、たとえば教育を決める権限を持ちます。絶対容認できない。


1. 外国人登録者のうち、今回の対象となる永住外国人は、千葉市内に何名いるのか?


② 市長はこの問題の賛否について「外人受け入れ戦略次第」と1月の記者会見で言いました。しかし全くの不思議な論法に聞こえます。この法案は憲法違反ゆえにおかしいのであって、それが第一に来ないこと自体が、疑問に感じます。


1. 永住外国人への地方参政権付与は、憲法違反と考えないのか? 認識を問います。

2. 外国人の受け容れについて統一的な戦略が整った場合は参政権付与に賛成なのか。また、受け容れが整っていない時点で民主党政権が法案を提出した場合は、反対を表明するのか?明確にお答え下さい。



(イ) 選択的夫婦別姓制度について


① 次に、選択的夫婦別姓制度について、お尋ねします。

同じく民主党政権は、選択的夫婦別姓制度を成立させようとしています。法務大臣が民法改正に積極的です。しかしながら夫婦が別姓になり、親子も別姓となることは、絆を弱体化し、家族という制度を破壊否定するもので、私は極めて問題だと感じています。


1. 市長は賛成なのか?反対なのか?

2. 明治以来の戸籍制度が混乱することへの見解は?



(ウ) 学力テストについて


① 最後に、学力テストについて、お尋ねします。


1. これまでの悉皆調査を、どう評価するのか、お答え下さい。その理由についても明確にお答え下さい。

2. 学力テストについて、千葉市では抽出方式を取りつつも、希望校の参加を受け付けて、全校が参加していると聞いているが、そうなった理由、経緯について、お答え下さい。

3. 同時に行われる「質問紙」調査は、現在どのように実施されているのか。

4. またそれはどのように活用されているのか、お答え下さい。

5. 国全体、各都道府県、各市町村の学力状況や課題の傾向を把握するだけなら抽出調査で十分だが、「各学校」ごとのデータが出ないし、「質問紙」との相関分析ができないため、個々の指導に活用できないと想定されるが、現状をお答え下さい。

6. 文部科学省が定めた学力テスト・学力調査の「目的」が3点あるが、本市の取組みではこの目的を果たせると考えるか、お答え下さい。


以上で、1回目の質問を終わります。






●2回目質問


0. 挨拶

(ア) ありがとうございます。いくつか確認です。


1. 教育問題について


(ア) 男の子・女の子の区別教育について


① はじめに男の子・女の子の区別教育ですが、先ほどの答弁は理念で、私はより実践的な例をお聞きしたかったのです。


1. どんな機会を捉えて、どのように区別教育を実践しているのか。具体的にお答えください。例でも結構です。



② 次に 混合名簿について ですが、


2004年10月の宍倉議員への答弁で「本市における出席簿の様式変更は、男女の区別や特性を否定する教育を意図して導入したものではございません」と回答しています。つまり、市ではジェンダーフリー教育を推進していないということです。


しかし実態としては混合名簿が広範に定着しています。そしてジェンダーフリー教育ではまさにこの混合名簿推進を意図していました。ですから、結果として本市でもジェンダーフリー教育が実施徹底されていたと言わざるを得ないのではないでしょうか? そこでお尋ねします。


1. ジェンダーフリー教育は行っていないという過去の答弁と、現在多くの学校で混合名簿を使っている実態は、矛盾するのではないか?


なお混合名簿についても同じアンケートをしました。結果は、違和感感じるが82名で70%と、ほぼ同じ結果であり、世間でも混合名簿には違和感が強いことをお伝えします。



2. 市長の基本姿勢について


(イ) 稲毛区補欠選挙における、市長の選挙違反について


① 次に市長の選挙違反についてですが、依然として全く不誠実な答弁にあきれています。「簡略過ぎる答弁をしないように」と12月議会で、議会の意思として言ったばかりなのに、もうそのことを反故にし、依然として都合が悪いと答弁を短くする。パターン化してきました。


② 先の質問にあったように、できたばかりの政治倫理条例にも違反し、またこの問題に対しても不誠実な対応を続けている。この1年で2回も、疑惑をもたれるような事案を起こしている。これらについて、反省と対応はないのでしょうか?重大なことをやったという認識はないのか? お尋ねします。


③ また「現時点では考えていない」という答弁も、市長らしい、曖昧で都合のいい答弁です。言い換えれば、将来ならやるかもしれない、という意味なのか? 反省はないのか? 改めてお尋ねします。




3. 民主党政権の諸政策が市政に与える影響について


(ア) 外国人地方参政権について


① それから外国人地方参政権についても、答えになっていません。ちゃんと聞いてもらっているのでしょうか? もう一度質問します。


1. この参政権付与は、憲法違反ではないのか?

2. 「現時点では時期尚早」の論拠は何か?明確にお答え頂きたい


以上で、2回目の質問を終わります。





●3回目質問


0. 挨拶ありがとうございます。3回目は少し順番を変えて、要望を行います。


1. 教育問題について


(ア) 男の子・女の子の区別教育について


① 「くん」「さん」の呼びわけについてですが、私も、単に要望を押し付けるのではなくて、論拠を持って訴えたいと思い、私のブログ・ツイッター・メールマガジンを通じて簡単なアンケートを実施しました。シンプルに、男女問わない「さん付け」に違和感を感じるか、感じないか、わからないか、の3択です。母集団は、私の知り合いが多いというだけで、他は特に偏りはありません。

結果は「違和感を感じる」は118名中87名、実に74%でした。なお違和感を感じないは26名で22%、わからないが5名で4%でした。つまり4人に3人は、違和感を感じているわけです。

またコメントを送ってくださる方も多く、その全てが「驚いた」「非常識だ」とのことでした。


② 今回のアンケートは簡便なものなので、これのみを持って「さん付け統一」を廃止せよとは言いません。しかし男の子・女の子の区別教育のためには、小さなところ、常識を大事にして欲しいのです。そして少なくとも世間と学校で、常識が大きくずれている可能性があることを、真剣に受け止めて頂きたいのです。このことを現場にしっかり伝えて頂き、「さん付け」見直しを各学校で真剣に検討頂くよう、要望します。


③ 混合名簿は、率直に言って質問と答弁が噛み合っていません。「どの順でも使えるようにした」のは委員会の言い分です。実態としてほとんどの現場で五十音順、すなわち混合名簿になっていることに、目は向けられないのでしょうか? ジェンダーフリー思想が浸透してしまうかもしれないことが、心配ではないのでしょうか? それで子供たちに責任を持っていると言えるのでしょうか? 私は全く納得がいかない。


④ この混合名簿はささいなことと感じているのかもしれません。しかしこの裏には、ジェンダーフリー思想が明確にあるのです。委員会の皆さんも知っているはずです。そして市として「ジェンダーフリー思想を推進してはいない」と答弁しているわけですから、その答弁を守って、混合名簿は即廃止し、男女別名簿に戻すことを要望します。


⑤ 区別教育とは、男らしさ、女らしさ教育のことです。今の教育体系を見ると、男らしさ、女らしさを育む教育が見当たりません。でもそれは昔もそうでした。常識だったからです。それで十分、男らしさ、女らしさは養われたのです。

学校の先生方には、珍妙な思想やに振り回されず、不易流行、常識の代表者として、堂々と常識を子供たちに伝えて欲しいのです。常識という、目に見えないものが、今どんどん損傷してしまっているように思えてならないのです。私は千葉市で育った子供たちが、ここで育って良かったと思ってもらえることを心から願っています。そのためにも、常識や伝統など、目に見えないものを、大事にして欲しいと思っています。若干抽象的ですが、以上要望とさせて頂きます。


(イ) 道徳教育の推進について


① 次に道徳教材ですが、いろいろ検討下さっているのはわかりました。萩や会津の事例のように、オリジナルなもの、他市にはないものを目指して頂きたいと思います。千葉市ほど規模が大きくなると、必ず細かい反論は来ますが、それに捉われず思い切って特色あるものに挑戦してもらいたいと、要望致します。その際は抽象的な長文ではなく、具体的で繰り返し使える短いもの、そして生活指導の中で実践するものを、目指して頂ければと思います。


(ウ) 状況変化に合わせた、千葉市学校教育推進計画の修正について


① 次に学校教育推進計画ですが、県の計画は、教育基本法に沿ったものであることは明らかです。昨日教育長も松坂議員への答弁で、教育基本法第2条の目標にあった教育を進めると明言されました。本市の推進計画も毎年アクションプランや成果指標の見直しがありますので、ぜひその際、県と同様に、歴史伝統の重視、愛国心の涵養、国旗国歌への尊重などを取り込むことを、要望致します。


(エ) 学力テストについて


① 教育の最後は学力テストについてですが、現在も悉皆調査の頃と同様に、参加し、活用する努力をされていると理解しました。特に独自に質問紙調査をして相関分析を活かそうという取組みは、とても良いと思います。ぜひとも継続して頂くよう要望すると共に、より安定継続ができるよう、国に対して悉皆調査に戻すように本市からも働きかけることも、要望します。




2. 市長の基本姿勢について


(ア) 行政改革推進プラン実施計画について


① 次に行革プランについてですが、財政局長の誠意ある答弁、ありがとうございました。ただ、本市の行財政改革はまだまだ予断を許さぬ状況だと思います。小川議員指摘の通り、行革プランはできるだけ数値設定し達成状況を明示すること、そして行革プランと健全化プランの関係を、もっとわかりやすくかつ一体的なものとすること。以上2点を要望致します。



3. 民主党政権の諸政策が市政に与える影響について


(ア) 外国人地方参政権について


① 次に、外国人参政権、および夫婦別姓制度についてですが、市長の国家観や家族観が、極めていびつであることがよくわかりました。


② 参政権も、外交政策上取引材料としても構わないということですが、全くの誤りであると言わざるを得ません。参政権、すなわち日本を創る権利は、日本と運命を共にする人のみが持つ貴重な権利であり、取り引き材料にできるような安易なものでは絶対にありません! そこからもう間違っている。


③ また夫婦別姓についても市長は昨年9月にブログで「常識的に考えて選択的夫婦別姓制度の導入は当たり前」と書いていますが、私は夫婦別姓導入が常識だとは全く思えません。この制度の意味や、伝統を破壊するインパクトの大きさを考えて言っているのでしょうか。私は、民法改正は不要、通称使用の整備で十分と考えます。


④ この当然の国家観や家族観、常識を共有できない市長とは、今後も一緒に市政をやっていくことはできないと感じます。少なくとも私からはそう見える。市長は権限が大きい。ゆえにご自分の見解が常識だとは限らないことをよく心して頂きたいと思います。


(イ) 稲毛区補欠選挙における、市長の選挙違反について


① 最後に市長の選挙違反ですが、予想通りの逃げの答弁で、がっかりしました。


② 市長はブログで「選挙のしこりを残さずオール千葉市態勢を早期に作ること」を重視したとありますが、この答弁でできていると思いますか?「1年間特に力を入れたことは市民の信頼を得ることです」ともありますが、アピール21からの1部200円の脱法献金疑惑を市民に話しても、信頼と納得を得られると思いますか? 私は無理だと思います。

オール千葉が作れないのは、市長自身の基本姿勢に依ると考えます。再考を求めたいと思います。


以上で、一般質問を終わります。