8日の台風による風水害の状況を、現地に視察に行きました。
いまは議会中のため、平日はあまり動けず、心苦しいところです。
被害のご連絡を頂いた方のご都合に合せて、今日午前に行ってきました。



まずそもそも地面が砂まみれ。川の砂が道路に残ってしまったようです。
この写真は現在ですので、まだいい方で、当時はもっとひどかったそうです。

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茶色なのがわかるでしょうか…






当時の瞬間の状況ですが…


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これが…




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こうなったそうです。




また、どれだけ水位が上がったかは、フェンスに絡みつく草でもわかります。

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フェンスの真ん中くらいまで、草がからみついていますね。




特に稲毛小学校付近はくぼ地のようで、床上浸水の方もおられ、被害がひどかったようです。
本当にお気の毒様です…

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当時、近くの方から「浸水で自宅に戻れないため稲毛小に避難したい」要望が来たそうですが、まさにこの写真に写っている稲毛小自体が浸水してしまい、避難が不可になったそうです…

(そのため稲毛中で受け容れ体制を作ったそうですが、そのあと水が引いたため利用者はなし)




また別の知り合いからは、こんな様子も…

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もう、川ですね。

車が完全浸水し、浮いてます…



あちこちの車も、内部浸水したためでしょう、乾かすためにボンネットを開いてました…

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他にも、家屋内のものを干す人も。

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ご近所の方にも話を聞きましたが、特に床上浸水のひどい方だと、
畳を全部交換したり、タンスがふやけてしまい捨てるしかないなど、
いろいろ厳しい状況がわかってきました。
「もう涙もでない」「年金生活でどうすればいいかわからない」との方も…



床下で済んだ方でも、消毒しなければならなかったり、車が故障したりで、
レッカー車で運ぶことが多かったそうです。

それでも「床上まで浸水した方と比べれば、まだいい方。これくらいは仕方ない…」と言われていました。



もちろん、このような、草野川があふれることは、これまで数十年で初めてとのことです。

皆様口々に「信じられない」と言われていたそうです。そうですよね…




気候変動による被害は、天災であり人災ではないので、予防に限界がある面は、あります。

しかしながら、行政としてはそれでも、できる限りの救済策と、そして再び被害がでないよう予防策を少しでも打つことが、求められます。



特に稲毛区は、市内6区の中でも、最も被害の多かった区です。

市が捉えている情報によると、9月10日17時時点で、稲毛区の被害は、

 ・床上浸水 27件

 ・床下浸水 23件

 ・店舗内浸水 4件

 ・道路冠水 49件

 ●合計 125件

普段は「人の町」であり、自然の脅威が比較的少ない区であるはずなので、なおさら驚いています。(中央区99件、花見川区83件、若葉区40件、美浜区20件、緑区0件)




被害にあわれた皆様は、どうかお気を強くお持ち頂きたいと思います。

私自身、できることを、行政の皆さんと一緒に、できる限りやらせて頂きます。