田沼ニュース 第12号 (2010年3月10日号)


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■■■議会って何やるの?(3)■■■

「議案研究」のあとは、「委員会」が開催されます。
よくNHKで国会の様子が放送されている、あれです。
各委員会で、議案について、幹部の方々と、質疑をします。

千葉市には5つの委員会があり、私は今年は経済教育委員会に所属しています。
昨日その審議が終了しました。

年4回の定例会で、各部局が毎回、議会決定して欲しい議案を、出してくるのですが、
その数が多過ぎますし、議論する議員も多過ぎてまとまりません。
そこで54人の議員を5グループに分け(10人前後)、
議案も部局別に5つにわけて(だいたい部局2つでセット)、
審議をするわけです。(推測ですが…)

たとえば「経済教育委員会」では、経済農政局の議案と、教育委員会の議案を、
審議します。
全部局を5つに分けていますので、「保健下水委員会」「都市消防委員会」など、
ちょっと「?」な委員会名となっています。なるべく関連部局でくっつけているようなのですが…
http://www.city.chiba.jp/shigikai/iinkai.html

今度は組織改正で「子ども未来局」ができ、「下水道局」がなくなるので、
委員会も再構成中。名前も変わる予定です。


さてこの委員会。職員幹部の方々が説明者。
その点は「議案研究」と同じです。

しかし議員側が全く違います。

委員たる議員は、議会全体、つまり各会派から参加しているのです。
自民党から共産党まで、多様な会派の参加ですので、
質問の角度も各人ごとに全然違います。
意見の相違もあり、面白いとも言えますが、緊張感があります。

またこの委員会は公式なプロセス。ゆえに議事録が残ります。
その前の「議案研究」は非公式なので、そこでは議員の指摘に賛同してくれる柔らかさがあるのですが、
委員会では部局側もかなりカタイ感があります。

ということで、本会議と同様、かなり主戦場。
他自治体によっては、この委員会が審議の中心というところもあるそうです。





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