最近の新党ブームについてですが、


私は非常に期待と関心をもって、見ています。




選挙に出た4年近く前から、私は一貫して民主党の「理念なき政治」に反対してきました。


外国人参政権や夫婦別姓問題でもわかるように、民主党は選挙のことしか考えていません。理念がないからそれでも済んでしまうのでしょう。


また、自民党の「言ったことを守らない体質」を残念に思ってきました。素晴らしい立党宣言を持ちつつも、たとえば憲法改正も半世紀以上できなかった。これはもう構造的、体質的な問題があると言わざるを得ません。


どちらでも、日本の危機には、対処できないと思った、だから、はじめから無所属で出ました。

第3の道を目指し、新党に参加するか、新党を自ら作るつもりでいました。「クリーンな自民党」「思想は自民、やり方は民主、でもどちらにも入らない」と言ってきました。

(詳しくは過去の私の投稿をご覧下さい。一切ブレていません)





いま、とうとう、新党が立ち上がり始めました。


渡辺さんの みんなの党、

平沼さんの たちあがれ日本、

山田さんの 首長新党(仮)、


それぞれ、既成政党を超えた魅力を感じています。





私は、自分のために政治をやっていません。日本再建のためです。


ですので、「どの政党が伸びそうかな」「どの政党なら勝てそうかな」などと判断して、成功したあかつきに近寄る、


そんなことは絶対しません。


損得ではなく、正しいか正しくないかで、判断し、応援します。





そしてもう一つ。


傍観者で終わることはないです。


日本が少しでも良くなる可能性がある集団は、なんとしても伸びてもらいたい。


新党を応援するという具体的な形になるかは、まだ内容も固まっていないですし、候補者事情などもあるでしょうから、よくわかりません、

あるいは(党首の代った)自民党の応援かもしれません、まだ先はわかりません。

(民主党だけは、ないと明言できますが…)


が、何にせよ、


自分の利益を一切考えず、日本再建のために、最善と思われる行動を、していきたいと思っています。






しかしながら、それらの前にまずはっきり言いたいのは、


平沼新党に対するメディア報道は、あまりに下品だということです。


「たちがれ新党」?「家出老人」?


私は非常に憤りと失望を、感じています。




皆、自腹で何百何千万円も払って、やっているのです。


人生最後として、政治生命を賭けて、挑戦しているのです。


三流紙ならまだしも、一流紙まで、なぜそれを下品に決め付ける資格があるのか。


これまでの各人の主張や行動を見ても、自分の欲のために動いてはいないと、私は信じられます。


私は必ずしもこの新党を応援するかはわかりませんが、


少なくとも、揶揄するような報道には、強い憤りを感じています。


日本人はそんなに醜い民族となってしまったのでしょうか。面白ければよいのでしょうか。


どうかこのブログをご覧の皆さんには、そういう見方にならないで頂きたく、


お願いさせて頂きます。





そのことについて、同感の想いを書かれていたメールマガジンがありましたので、御紹介します。

http://www.melma.com/backnumber_133212_4820345/  


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◎井上 政典  自民党の罪と民主党の罪
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 わが国の現在のていたらくを作ってきたのは、長年の自民党政治のつけです。これは誰もが認めることでしょう。



 英霊の眠る靖国神社へ総理大臣やほとんどの閣僚も参拝にいかれない状態にあること。


 歴史教育がいい加減となり、高校では日本史は必須科目ではなくなっていること。

 日本人としての矜持を持つことなく、拝金主義になっていること。

 自分の国を自分で護れず、同胞が拉致されたり誘拐されても自分達でたすけだせないこと。

 わが国固有の領土が他国から侵略されているのに、そのまま放置していること。などなどです。


 これは、長年の与党と野党の妥協の産物です。これにより、日本人が日本人でなくなってきているのは事実です。



 しかし、民主党は8ヶ月にも満たない間に、日本の国益を大いに傷つけています。


 アメリカとの関係。他の国が活発にトップ外交をしている中、鳩山首相はアメリカの大統領から首脳会談のお誘いもありません。

 トヨタがアメリカ議会のいい加減な公聴会に呼ばれても、何の手助けもしていませんし、関心もないようです。

 CHINAが毒餃子の解決を急ごうとしているのを、容認しようとして事実の究明に何の努力も払っていない。

 高校無償化や子供手当てなど、日本人の子供に対する教育の重要性を忘れさせようとしている。これは、また詳しく書きます。

 首相が約束は法律に書いていないと平気で破り、知らなかったと税金を払わず、ばれたら親からの金で汚い金ではないと数億の大金をぽんと支払い、中井大臣は国家の安全保障の責任者でありながら、自分の安全も守れず、ほかの議員は秘書や事務所の人間が逮捕されてものほほんとして、責任も取りません。

 小沢にいたっては、いつの間にか天皇陛下も自分と同じ考えだとおごり高ぶっています。

 書けば枚挙がありません。


 自民党の50年の罪よりも民主党の8ヶ月の罪のほうが多すぎませんか?




 それ以上に私が許せないのは、このような日本の将来を憂いて立ち上がった勇気ある人々を「家出老人」だとか、「たちがれ日本」だとかといって揶揄する人たちとそれに同調する人たちがいることです。


 これが、自民党と民主党を含めての一番大きな罪です。
 


 明日斃れるかもしれない、でも自分の今できることを一所懸命にやろうと立ち上がった人の勇気は讃えられても、このように嘲笑の対象になるような文化に日本にはありませんでした。

 「弱気を助け、強気をくじく」、「惻隠の情」を持つことが、日本人の美徳だったはずです。年寄りが自分のいままでのものをすべてかなぐり捨てて立ち上がることがどんなに大変かは、若手がこのような国の現状を知りながら何にもしようとしないことを見れば一目瞭然です。


 人にはいろんな考え方があります。だから「たちあがれ日本」の有志たちに応援しようとは言いませんが、彼らの「私」を捨てた行為をあざ笑うのだけは日本人の誇りとしてやめませんか。


 私は、日本人の矜持がまだ残っていることを信じています。