明後日の8月29日から、NHKで、連続ドラマ「再生の町」が始まります。
http://www.nhk.or.jp/dodra/saisei/


テーマは「地方自治体の財政破綻と再生」で、

地方公務員を主人公にした、本格社会派ドラマとのことです。



私は、教育再生が第一の政策ですが、次に掲げているのが行財政の改革です。

国で言えば年金記録問題、千葉県でも財政危機(特に財政調整基金がゼロとなっており非常に厳しい状態です)など、行政・財政の改革は喫緊の課題となっています。



しかし一方で、なかなか成果が上がらず苦しいのが、この分野です。

教育と同じく、腰を据えた、長期的・抜本的な取組みが必要と思っています。



そこで私は、行政を民間視点で改革することについて、勉強をしております。

元経営コンサルタントとして、そこで学んだ手法を、ぜひ行政に導入したいと思っています。



その勉強グループの立上げ人である、上山信一さんは、私と同じ業界の出身の方。

現在は大阪府の顧問として、橋下知事のブレーンをなさっています。

http://www.actiblog.com/ueyama/  



上山さんは抜群に優秀な方で、その世界では知らない人はいない人です。いま日本で最も行政改革が得意な方と言っても過言ではないと思います。

私も上山さんの著作をいろいろ読ませてもらい、勉強させてもらっています。

経営コンサルタントらしく、極めて論理的・合理的ながら、空論ではなく現実的。

私の目指す千葉県の行政改革のモデルもここにあると思っています。



この上山さんと、大阪市職員の方との共著「行政の経営分析―大阪市の挑戦」が、今回のドラマ「再生の町」の、企画構想のきっかけとのことです。



※なお上山さんは、大阪府の前は、大阪市の行政改革ブレーンをされていました。市と府、両方ですね。大阪府が市と水道事業の統合などを提案しているのは、上山さんの存在と発案などもあるのかもしれません。



今回のドラマ作りにおいては、大阪市のほか関西の自治体関係者もNHKから取材を受け、企画に協力したとのこと。

架空の市「なみはや市」を舞台としていますが、内容は全国の自治体にあてはまるものとのことです。

そして、職員の工夫による改革という意味では、大阪市がモデルとのことです。



いま、各地の自治体とも、財政が逼迫しています。

どんな示唆がもらえるか。

楽しみにしています。


※筒井さんの抑えた演技や、吉田栄作市長も楽しみです(^-^)




●土曜ドラマ「再生の町」(連続5回)

【放送】

2009年8月29日~9月26日(予定)
毎週(土)総合/午後9時~9時53分
毎週(土)BShi/午後6時~6時53分(第1回放送は午後5時から)




【あらすじ】
バブル期以降、巨額の公共事業投資などによって大きな負債を抱え、財政破綻寸前の大阪の架空の市「なみはや市」。前市長の「負の遺産」を背負わされた新市長は、「財政再建プロジェクト」に6人のメンバーを招集する。


医療、福祉、教育などの切迫した現場と向き合い、「苦渋の選択」を迫られながら極限の「コストカット」に挑むプロジェクトメンバー。そんな彼らを、さらに抵抗勢力の激しい反対が襲う。悪戦苦闘の末、彼らが作り上げた「財政改革案」が市民の理解を得て、議会を通過するまでの過程をスリリングなタッチで描く。


【出演】

筒井道隆、牧瀬里穂、段田安則、南果歩、矢島健一、久保山知洋、岩本多代、吉田栄作、近藤正臣、岸部一徳