今日もコンサルの仕事などで、忙しくしておりました。


いきなり雑感ですが、アクセンチュアの頃よりも今は、時間の融通は利きますが、個人商売ゆえのプレッシャーは比になりません。私は組織に守られていたことをしみじみ感じます。

それでも社員がいないだけ私は楽。全ての経営者の皆さんの苦労を推察します。



ついでにいえば、会社員の頃よりも、忙しいです。会社員のときは一点集中だったため、労働時間が長い割には多忙感はなかったですが、いまは多方面展開なので、非常に多忙感が強いのだと思います。

もちろん、私がもともと不器用な性格ということもあるでしょうが…

当選すればもう少しフォーカスできるのでしょうか。


なんにしろ頑張るしかありません。

使命のために全力でやれていると思えるので、精神的にはとても健康です。





さて、国会は解散し、各党がマニフェストを公表しています。

私自身は地方から政治を変えることを目指していますが、やはり国政の政策は重要な影響力を持つものが多いので、強い関心を持ってみています。


そんな中、面白い記事が。


○両党ばっさり橋下節…「自民は賞味期限切れた」「民主に公務員改革無理」
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20090719-OYO8T00329.htm


橋下さんのしたたかな姿勢に、いつもながら、感心です。本気さを感じます。
政治的慣習に染まっていないがゆえに、「要望書なんて意味がない」と喝破できるのでしょう。

私もまだ、幸いにして、一浪人。

あまり染まり過ぎず、フレッシュな感性が保てるよう、注意したく思います。





そして、非常に気になることが。


○民主外交、現実路線にシフト=政権を意識、09年版政策集
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009072300866


それに対して、首相が攻撃しています。



○首相、民主党こそ「ぶれた」 安保現実路線歩み寄りで
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090723AT3S2301V23072009.html


首相自ら民主党を攻撃すること自体が、私としてはセンスなく感じます。
同じことを言うにしても、「誰よりも私たちこそ信頼に足ります」と言うべきに感じます。

(とはいえ民主党も、自民党攻撃ばかりで来たので、同じ穴のムジナ化でしょうか…)




ただそれよりも、またもやメディアの表現に、強い疑問を感じます。



はっきり言って、民主党は、首相の言う通り「ぶれた」のです。それはよく読めば誰でもわかります。「野党としての意思表示と政権与党の対応は違う」とそれらしく言っていますが、それは野党のころは無責任に言っていた、ということで、私が「民主党は無責任だ」と常々訴えてきたことを、自ら認めただけです。




しかし問題はメディアです。

なぜメディアは、首相の言うように「ぶれた」と言わないのか?

「現実路線にシフト」と、いかにもプラス的に表現していますが、そうやって間接的に民主党を擁護しています。

これは一種の、世論誘導ではないでしょうか?



これは時事通信だけではないです。ご確認下さい。

今回だけではありません。これまでもずっと、メディアの姿勢は変わっていません。

民主党に対しては、悪い情報でもプラス的に報道しておきながら、
自民党に対しては、党内の混乱ばかりを強調演出するのは、おかしくないでしょうか?



不思議、というか、強い疑問を感じざるを得ません。



私は自民党を弁護しているのではありません。その義務はありません。

自民党にも弁護できない部分が多々あると思います。


しかし、自民か民主か以前に、メディアのワナに、我々は要注意せねばなりません。

実態と異なる評判を仕込まれてしまい、我々が誤った選択をしてしまえば、そのツケも我々にやってきます。メディアのみは依然、悠々と存続しながら…



最近のメディアの姿勢は、「与党おろし」という遊戯で、子供が面白がって大人をバカにしているようなものです。

民主党が与党となっても、同じようにやるのでしょうか。

そういう幼稚な精神で、日本を混乱に貶めるのは、非常に困ると言わざるを得ません。


私ひとりがここでこう投稿したところで、メディアの姿勢は変わらないでしょうが、せめて共感してくださるこのブログ訪問者の皆さんが、メディア情報に批判的注意を払って頂ければ、日本の政治も良くなり始めると信じて、投稿します。





そして内容についてです。


外交での現実路線化は良いことでしょうが、それよりも民主党の体質にも疑問が大です。

なぜなら「ぶれた」からです。



○社民・福島党首、民主の対応「理解できぬ」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090723AT3S2301823072009.html


この短いコメントが本質を語っていると思います。


民主党には、政策的信念はないと思います。いままでの賛否も、多くが、反・自民、政局優先、というだけです。
いま公表されている民主党のマニフェスト骨子でも、救国の思いよりも、反自民層向けだったり、元来の自民支持層を取り込むためだったりと、政局優先の匂いを強く感じます。

ゆえに私も、その無責任さに、長らく警鐘を鳴らしてきました。



政権与党になれば、もう少し責任感ある政策が生まれるのかもしれません。そのことへの期待も以前から表明してきました。私は政権交代には賛成(でも民主党には疑問あり)です。

ですが、一度公表したマニフェストを無視するわけにもいかないでしょう。うそつきになってしまいます。



「自民党には不満、民主党には不安」と誰かが言っていましたが、

「自民党は無能力、民主党は無責任」という方が私にはよりしっくり来ます。

批判しているのではありません。期待して見ているのです。

選挙のときこそ、自己変革のとき。

自民の自浄力発揮、民主の責任感発揮に、期待しています。



すべてはこれからです。

自民党もですが、マニフェストとして完成した際には、じっくり拝見したく思います。


(なお、書くまでもありませんが、仮に私が民主党不支持であっても、イコール自民党支持とは限りません。逆も真です。両方×などもあり得ますので。それぞれ個別に拝見します)



○民主政策集の要旨

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072300395