千葉市長選挙が終わりました。
熊谷氏の大勝です。
http://www.city.chiba.jp/senkyo/sokuho/sityoukaihyoukakutei2302.htm
市民は、長く続いた助役市長からの変化を、望んだのでしょう。
林さんご自身は良い方だと思いますが、今回はもう流れが決まっていました。
敗北が決まった以上、私は何も言いません。お疲れ様でしたとだけ、そっと申し上げたく思います。
さて熊谷新市長です。私は彼の、市政改革や財政再建への危機感は、良しとしています。
同世代人として、政治刷新への思いにも、賛成です。
しかしながら、私の根本的信念、原点である、「日本の心を取り戻す」「誇りある千葉を創る」方向とは、あまり合わないかもしれません。
(単に、私が、彼の信条・原点が、あまりよくわかっていないだけかもしれませんが…今ひとつ腹落ちしていません)
彼は革新。私は保守。
大事な部分で、自分の信念と合わなければ、そこは妥協できないと思います。
(もちろん、個々の政策は、是々非々で判断します)
また、31歳という若さ、というかリーダーシップが、少々の懸念点です。
つまり、市の職員をリードできるか、7000人の職員から支持を集められるか、です。
私の信頼する、複数の市職員の方が「彼のこれまでの発言からは、人の痛みのわかっている深みを、あまり感じられない」「彼はいつも自分の意見を押し通す。人の話が聞けるタイプではない」と言っていたからです。
これは市職員だけでなく、他からも聞いてきました。日常のスタイルなのでしょう。
私は彼と2歳しか違いませんが、机上の空論では人は動かないことは、前職で部下を持ってきた経験の中で、何度も痛感してきました。
議員とは違う力が求められると思います。
加えて、議会内での人望も大事な要素です。民主主義は、議会議員からの賛同あってこそ。
私の個人的な見方ですが、今回の市長選は、明らかに風が吹いていました。
私は彼は優秀だと思っていますが、しかし普通なら、31歳で政令市首長が選ばれるのはあり得ないのが常識でしょう。
このギャップを乗り越えられるか。人間力、職員がついていくかにも、注意を払いたく思います。
とはいえ、なにしろ、これからが評価対象です。
いたずらに悪意を持って見るなどは、もちろんしません。これからです。「職務が人を育てる」こともありますから。
新市長としての、千葉の舵取りを、公正公平に見て参ります。
頑張って欲しいです!
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ただ、そもそも。
まず私は、自らの思いを相手に伝える力である、政治家という立場を得なくてはいけません。
いまはまだ、一浪人、一市民の思いにとどまります。
あまり現実に振り回され過ぎず、愚直に、信念を磨き、努力を続けたく思います。
大学受験の浪人は1年ですが、政治浪人は4年。
その間の生活費や活動費も、自活せねばなりません。何百万円もの選挙費用も、無所属のため、みな自腹。貯金が必要です。
多大な犠牲を払いながらも続けられるのは唯一つ、私の信念をわかってくださる方は、必ずいるはずだと信じているからです。
秋葉原事件に見るように、日本人の精神はおかしくなってきている。
その影響で、医療、介護、年金、財政、教育、外交、経済、政治、あらゆる分野もおかしくなってきています。
私は、日本人が日本人であり続ければ、必ず日本は再建できると思っています。
日本人の温かさや誇り高さ、勤勉さや責任感があれば、どんな苦境でも必ず復活できると、固く固く信じています。
「日本人が日本人であり続ける」ために、私は「日本の心を取り戻そう」と、訴え続けて行きたいと思っています。
私は、私自身のために、政治をやっているのではありません。
本当に純粋に、日本の将来を憂いて、です。
誰かがやらなくてはならない。
誰もやらないなら、自分がやる。
それだけです。
「日本への責任感」からです。
正直、長く、つらい部分もありますが、必ず見てくれている人がいることを信じて、自己研鑽に励み、頑張りたく思います。
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さて、14日は、もうひとつの市長選挙がありました。
○和泉市長選:新人の辻宏康氏が初当選 現職の井坂氏破る
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090615k0000m010048000c.html
この「辻ひろみち」さんは、昔からの知り合いで、私が学んでいる林英臣塾の同志でもあります。
その辻さんが見事当選を果たされたことに、深い感動を覚えています。
辻さんは、本当に、努力一筋で、市長職を勝ち取りました。
毎日の駅立ち、個別のご挨拶は6万軒。貼ったポスターは1000枚。
ひたすら愚直に、市民の方に、訴えてきました。
政権交代の風などにも全く頼らず、信念で、市民の信託を勝ち取りました。
「努力は裏切らない」
政治の世界でもそれが証明されたことに、深い感動と勇気をもらっています。
私も、辻さんに続いて、これまで以上に努力を重ねたく思います。
日々、自分との戦いです。
この写真は、辻さんの応援に、先週大阪まで行ったときのもの。
頑張ってました!