●敬愛する、選挙参謀、三浦さんのブログに、面白い分析が。



○衆院山口2区補選の分析

http://www.election.ne.jp/planner/58501.html



年金、ガソリン税、後期高齢者医療制度等、民主党の追い風にもかかわらず、


民主党の勝ち幅は、実は前々回の総選挙の結果とほとんど変わっていない。


今回は、与野党共に力を出し切った結果にもかかわらず、前々回とほぼ同じ分析結果ということを考えると、


意外に一般有権者は冷めている


とのことです。




確かに、投票率も69%のままで、変わっていませんね・・・


党首級が続々現地入りしたのに・・・




政局絡みの政党間の熾烈な争いに一般有権者はちょっと引いているのかもしれません


との言葉。深いですね。。。




●先日田沼がお会いした、ある大学の助教授も、現地入りしてフィールドリサーチされたそうです。



その感触によると、現地で重要なグループだったのは、①共産支持層 ②公明女性層。

これだけでだいたい、今回の差である、2万票になるとのこと。そうでしょうね。



平岡氏はしたたかに、①グループ寄りの雰囲気を出していたそうです(ただし当選後、調整が大変だろう、とのこと)


②については、福田さんの失敗。

特に女性層は後期高齢者制度で相当自民への不信を募らせていたが、

福田首相が「少し払ってくださいよ」と言ってしまって、総崩れとなった、とのことでした。





田沼の聞いたこの方は、最後の選挙事務所での、山本氏の敗戦の弁まで聞いたそうなので、かなり正確な体感をお持ちと思います。選挙は、この”体感”が、非常に重要ですから、相応の信憑性があるでしょう。




●以上を受けての、田沼の考えです。




まず、三浦さんも指摘するように、郡部では、自民・民主で差がほとんどありません。


このことは、軽々に見過ごすべきではないと考えます。私がもし仮に民主党の参謀であっても。




そしてもし上記分析が正しいならば、今後の国政での政局のゆくえは、巨大な自民、民主層ではなく、


第3勢力たる、公明、共産層、つまり動く層によって、かなりの変動が起き得るだろうということです。




現在の流れで言えば、民主党は共産層取り込み=革新的になるでしょうし、


自民党は公明層を逃さないことに躍起になるでしょう。


というか、田沼自身が、地元や各地を回っていても、すでにそうなってきている感触です。


ある方に聞いた話ですが、いま千葉県議会の県議たちの間では、県知事選のことで頭がいっぱいだそうですが、その駆け引きの中でも、同様とのことです。


公・共層は、地方政治では国政よりはるかに存在感が大きいですから、当然でしょう。国政よりずっと低い投票率のため、相対的に、影響力が高まるんです。




自・公  VS  共・民。


公と、共が、キャスティングボードとなるかもしれません。


あるいは、平沼新党のような、新政党も、有権者の信託を得て一定規模を得れば、キャスティングボードとなりうるでしょう。


というか、新党の場合は逆に、キャスティングボードを握り現実政治への影響力を持ちうるとなることで、信託が集まりやすくなるでしょう。ゆえに、相応の規模を持つことが大切と思います。最低20議席。




どちらにせよ、三浦さんも、北岡先生も、次の衆院選では自も民も単独過半数はかなり難しいだろうと、言っていました。となれば、連立政権。

第3勢力への注目が高まるのは必定です。




政界再編は、意外とありうるのかもしれません。




以上はみな推測です。ただ、ここでは書けない情報も総合して、書いています。

政治は「一寸先は闇」といいますし、引き続き注視したくおもいます。



というか、注視のみならず、行動もします。

私はあくまで、改革的保守。日本の心、日本精神を取り戻す、本気の政治作りが、我が使命です。

まずはこれまで通り、是々非々で臨みながらも、

応援できる政党や候補者がいるなら、他人事として傍観せず、私自身も汗をかくつもりです。