私は、アクセンチュア戦略グループの頃から、「行政経営」の勉強として、

行政経営フォーラムという団体会員になっています。
http://www.pm-forum.org/



前代表であり創設者の上山信一慶大教授は、経営コンサルティング会社のマッキンゼー出身で、民間視点・企業論理で行政改革をする、日本の第一人者です。



私も同業者として論理や発想が大変よくわかるので、勉強させてもらっていました。
(上山氏HP;http://www.actiblog.com/ueyama/  )
  http://www.pm-forum.org/ueyama/



いまは代表が、元佐賀市長の木下氏に代わり、活発に活動しています。





その木下氏が、夕張市立総合病院の経営を引き継いだ

「医療法人財団 夕張希望の杜」の経営を応援する

無料のメールマガジンを発刊しました。


◆詳細はこちら↓
http://www.kinoshita-toshiyuki.net/newsletter.html



NHKスペシャルなどでも何回か取り上げられた、夕張希望の杜(http://www.kibounomori.jp/ )。
この再建ドラマは、木下さんが書かれている通り、日本の医療再建において、様々な教訓にあふれることになると私も思います。
この経緯をつぶさに観察し、「医療はひどい」と言われている千葉でも、活かせるポイントを探っていきたく思います。



ぜひ皆さんも、メルマガを登録下さい! この登録は村上さんを助けることにもなります。
木下さんの志に、応えつつ、一緒に医療の未来について、勉強しましょう!




●夕張に関連して、驚愕の記事が。


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◇夕張再建:人口4.9%減少、1万2198人に--市予想上回る /北海道

http://mainichi.jp/hokkaido/news/20080111ddlk01040121000c.html


 夕張市の人口は昨年1年間に全体の4・9%にあたる630人(236世帯)減少し、市が予想した減少率(3%)を上回った。予想以上の人口減少が今後数年間続いた場合には財政再建計画への影響も懸念されている・・・・

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驚くべきは、市の予測が、

国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口に基づいていることです



個別の推計ロジックは公表資料では見つけられませんでしたので、以下は私の推論ですが、

日本全体の市町村の人口予測をしている人口研究所が、夕張市の特殊事情をどこまでくみ取れるのでしょうか。

というより、それをそのまま使うという、市の判断は、適切なのでしょうか。



人口研究所の推計ロジックは以下サイトです。

http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson03/syosai/syosai.html#4


ここでのカギは、「将来の純移動率」と思われます。

この純移動率を、いかにして仮定したのか。つまり、具体的にはどのように夕張がなると思ったのか。

そのことは研究所の公表資料では見つけられませんでしたが、ぜひその仮定ロジックを、知りたいです。



将来人口は、市税収入に直結する、極めて重要な数値。

それをもし乱暴・単純な推計ロジックで算出したデータをもとに予測していたのなら、今回のように結果とずれても当然です。

民間企業で、そんな適当な収入予測をしているところはありません。皆、真剣に、算出しています。なぜか。本気だからです。生き残るために、必死だからです。

それは夕張でも、同じ、いやそれ以上でなければならないのではないでしょうか。



夕張のケースの、実際の経緯はわかりませんのでこれ以上は言えませんが・・・杞憂であることを祈ります。



口だけ改革と言って、実際は全然やらない政治家も役所も多いと言われます。

私は絶対にそういう政治家にはなりたくない。だから出馬したのです。

ゆえに、上記記事には、強い関心をひかれています。

危機にある夕張までもが、そうでないことを祈っています・・・