所属する倫理法人会で、大きなシンポジウムがありました。


結論としては、大盛況でした!

倫理法人会としては大成功だとおもいます。



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写真は、基調講演した堂本知事の、プレゼンの様子。

よくまとまった、過不足のない、内容でした。資料作成に、かなり知事の指示も入っているのを感じました。

役人に丸投げにしない、真剣な姿勢を、感じます。





次の部は、質疑応答。

県庁幹部の方々がずらりと並び、質問に応えていきます。



それ自体は、リアルな解決策が聞けて、面白くもあったのですが・・・

しかし率直なところ、若干、官僚答弁が多過ぎて、私は違和感が強かったです。

昨日ワタミ社長の言葉にしびれた直後だから、余計にそう感じてしまうのでしょう。



大事なポイントは、

「県ではこれをやっています」 というような、行動実績を誇るのではなく、

解決という結果を出すこと、でないなら解決策をともに真剣に考えること、です。



行動実績を誇られても、いくら行動していても、結果が出ないのでは県民は救われません。

「こうしてますああしてますだから私たちに責任はありません」

そういうことをいくら言われても、困っている当事者にとっては、そんなの関係ねぇ! です。


県民が求めているのは唯一つ。問題解決。

問題が解決しないのに、「県庁ではこれをやっています」で終わられたら、困っている人はおそらく切り捨てられたと感じ、傷つくでしょう。


県庁の方も、自分の答えでは質問者の課題は解決できないと、わかっていると思います。

しかしそれを認めてしまうと、責任問題になる(と思っている)。

だから、行動実績だけを答えるのでしょう。

まさに官僚答弁の典型。



カルロス・ゴーンも、「数値化できない目標は、要はその目標は達成しない、ということだ」とまで言い切っています。

それだけ、目標を明示し、その結果が出たのか出ないのかを明らかにすることは、経営では大切です。

こんなことは全ての経営者にとっては当然のことでしょうが、それが当然になっていないのが、自治体経営です。


私が将来行政改革をするときは、行動もさることながら、結果がどうなっているのか、特に数値目標にこだわっていきたいと思います。