李登輝氏が、靖国神社に参拝された、とのことです。


●李登輝前総統 靖国参拝は「一私人の立場」と静観 政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000002-maip-pol

●李登輝前総統、靖国神社を参拝 中国、日本政府への批判は抑制
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000021-san-int




後から振り返って言うのは好きでないのですが(日々の忙しさにかまけて投稿できませんでした・・・)、
私は、李登輝さんは必ず参拝するだろうと考えていました。



根拠はありません。李登輝氏の著作などからです。
私は李登輝氏は、最も偉大なリーダーのひとりであり、そして日本精神を体現された、立派な方だと、おもっています。

リーダーであり、立派な日本人であれば、尊兄への慰霊をなによりも最重視するであろうと思っただけです。



しかしその私の予想通り、参拝をされたとの報道を聞き、大変うれしく思っています。



私たち日本人も、いまはだいぶ、靖国参拝や、先の大戦の慰霊について、アレルギーが取れてきたようです。年々、終戦記念日の参拝者数は増加しています。
全ての日本人が、何のわだかまりもなく、心から先人に静かに感謝をできる、いまがあるのは多くの方のおかげだとしみじみ実感できる、そのような信頼感のある社会を作りたい、それが私の悲願です。




※参考;以下が、来日したころの記事です

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●台湾の李登輝前総統が来日 亡兄が祀られる靖国参拝を希望
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070530/chn070530003.htm


 台湾の李登輝前総統(84)は30日、学術・文化交流を目的とする私的旅行のため、成田空港から東京入りした。これに先立ち李氏は機内で同行記者団と懇談、「歩きたいと思っていた『奥の細道』を実際に探索し、(3回の)講演で日本の方々に直接お話ができることが楽しみです」と訪日への思いを語った。

 一方、李氏は6月9日までの滞在中、亡兄、李登欽氏が「岩里武則」の日本名で祀られる靖国神社を参拝したいとの意志を表明。「東京に来て、60年以上も会っていない兄に会いに行かないのは、人情としても、弟としても、忍びないことです」と涙ぐんだ。

 具体的な日程については「心の中で考えている」と明言を避けたが、関係者によると、「肉親が祀られる私人として実現したい」という。

 李氏は6月20日に予定される故椎名素夫氏(元参院議員)の追悼会に出席するため、再訪日の計画があることも明かしたが、実現性に関しては「年も年だし、(訪日は今回が)最後かもしれない」と述べた。

(2007/05/30 20:23 産経新聞)


●李登輝氏が来日 戦死した兄を思い、靖国参拝に意欲
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200705300401.html
2007年05月31日00時48分 朝日新聞


 台湾の李登輝前総統(84)が30日来日し、第2次大戦で日本人として戦死した兄がまつられている靖国神社への参拝に意欲を見せた。李氏が実際に参拝するかは微妙だが、来日早々、刺激的な発言が飛び出した形だ。李氏は一方で、今回の訪日目的について、中国が懸念する政治活動ではないと強調した。

 李氏は記者団に「兄貴がまつられているのに行かないのは弟として人情としてしのびない」としつつ、「時間の都合もあるので(行くかどうか)研究してみる」とも述べた。李氏の友人で訪日をアレンジした中嶋嶺雄・国際教養大学長は同日、「警備の問題もあり、行かないと思う」との見方を示した。

 安倍首相は30日、首相官邸で記者団に「私人として来日したと認識している。私人として当然、信仰の自由がある。日本は自由な国だから、その中でご本人が判断をされると思う」と述べた。来日が日中関係に与える影響について「私はないと思う」とも語った。

 一方、中国政府の台湾事務弁公室の李維一報道官は同日、「台湾独立勢力に活動の舞台を与えるべきでない」と改めて日本政府を牽制(けんせい)した。

 李氏の訪日は00年の総統退任以来3回目で、東京訪問は22年ぶり。この日、お台場を見学した李氏は「東京湾がこんなにきれいになっていて、びっくりした」と滑らかな日本語で語った。


●台湾の李登輝前総統、靖国参拝の意向
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200705300170.html
2007年05月30日13時06分

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【おまけ】
そしてやっぱり、朝日新聞は、中国政府の意見をいち早く報道していました。
ご苦労なことです。。。

●李登輝前総統の訪日 中国が強く牽制:2007年05月30日01時51分
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200705290490.html

●李登輝氏、上機嫌で俳句 中国は訪日に「強烈な不満」;2007年05月31日18時56分
http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY200705310273.html



報道機関は全然公平でないことの、ひとつの表れですね。
何を報道記事にとりあげるか自体が、既に不公平であり、判断の結果ですから。